はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

インド仮想通貨禁止法 今期国会で審議せず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨禁止法案、インドの今期国会で審議はされず。

インドにおける2019年冬期の国会は、「仮想通貨に対する禁止法案」について本格的に審議することはない様だ。国会のアジェンダに入っていないことがわかった。

今年8月時点では、11月18日から12月13日まででの国会で議員たちが当該法案を審議する予定だったが、延期するかたちになる。

仮想通貨に対する方針がまだ政府内でも統一されていないインドでは、今年6月には最大10年の禁固刑を科す、仮想通貨を全面的に禁止する法案が提出された。インドでの仮想通貨利用・取引を全面的に禁止し、刑罰も定めるものだった。

同時に、インド政府の公式デジタル通貨としてインド準備銀行が発行する「デジタルルピー」を導入することも意図している。

一方、ブロックチェーンは対象としない。ブロックチェーンを基盤とする金融アプリケーションを含む技術の開発に禁止は適用されないとしていた。

延期は政府に意見するチャンス?

インドの仮想通貨コミュニティは、今回の延期は良い兆候だと受け取っている。

インドの仮想通貨取引所PocketbitsのCEO、Sohail Merchant氏は、「仮想通貨禁止に関する法案は、今期国会の議題にはない。ひとまず安心。だがこの時間を使って、業界関係者は協力して規制当局にアピールしたい。競争やエゴを忘れて、1つの声で私たちの考えを聞かせよう」とSNSに投稿した。

また仮想通貨取引所WazirxのCEO、Nischal Shetty氏は、「インドの仮想通貨エコシステムにとって素晴らしいニュースだ」とし、インド政府は法案成立を急がず、周りの意見に耳を傾けている、と意見を述べている。

BRICSによる共通デジタル通貨構想

昨日、新興5カ国(BRICS)の評議会会議では、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの五ヶ国で利用される共通仮想通貨の開発が協議されていたことが判明した。

5ヶ国で共通のデジタル決済システムを作る提案がされ、評議会は支持する意向を示した。具体的にどのような仮想通貨を開発するかは明確になっていないが、国際間で利用される政府系のデジタル通貨に該当する可能性が高い。

この新たなシステムは、BRICS各国の法定通貨による貿易金融等決済の効率を改善し、国際間投資の安定性を確保できるという。

今回の「仮想禁止法案」審議延期の理由の一つとしては、この構想が影響している可能性も考えられる。

CoinPostの注目記事

新興5ヶ国の共通仮想通貨を提案 BRICSビジネス評議会で協議=RBC
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの五ヶ国「BRICS」で利用される共通仮想通貨の開発をビジネス協議会で議論していた事がわかった。5ヶ国で共通の決済システムを作る提案だ。
二転三転? インド政府委員会、新たに仮想通貨全面禁止を提案する報告書を提出
インド政府の仮想通貨諮問委員会が、「政府が発行する仮想通貨を除き、民間における仮想通貨利用・取引など全面禁止を推薦する」とした報告書を提出した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧