CoinPostで今最も読まれています

【後編】Ripple社の戦略:パートナーと再建

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Ripple社公式が今後の戦略について発表
Ripple公式ページで国境越え決済に関する問題に取り掛かるための3つの戦略が提示されましたので紹介致します。
戦略その2:流動性管理をxRapidで解決
xRapid試運転がCuallixのときのように成功し続ければ、この先XRPトークンを通して非常に多くの決済ボリュームを扱うことになるでしょう。
戦略その3:接続標準化をxViaで解決
世界中で接続を作成および維持するためには高い費用がかかります。それを改善するRipple社のxCurrentおよびxRapid金融機関ネットワークに接続する標準APIセットであるxViaと、IFX、Currencies DirectやTransferGoなどはすでに契約を結んでいます。

この記事は「Ripple社の戦略:パートナーと再建」の後編記事です。

前編はこちら↓

【前編】Ripple社の戦略:パートナーと再建
Ripple社は、金融機関と組むことで国境越え決済に関する3つの根本原因問題に取り掛かることが出来ます。戦略その1では、金融機関同士のリアルタイム決済情報伝達を可能にし、決済を即座に処理するxCurrentの速度と確実性を活かすことが挙げられています。

戦略その2:流動性管理をxRapidで解決

国境越え決済はほとんどの場合外貨取引を伴います

一般的に金融機関および会社はこの流動性の問題を以下の二つの方法のどちらかで解決します。

1.資金を送りたい目的地で銀行口座を開き、ローカルカレンシー(またはクレジットのビア行)をあらかじめ入金しておきます。

そうすることでその国で決済をするための資金がいつでも利用可能な状態になります。

現在そのようなアカウントには数兆ドル(約数百兆円)が閉じ込められています。そしてその資金のほとんどは放置された流動資本です。

2.Citibankのような大手代理銀行の外国為替サービスを利用します。

前にも述べたようにそういったサービスを提供できるほど大きな銀行の数が限られているため、市場の競争率は低く、その結果「個人(ユーザー)」が代価を払うことになってしまいます

xRapidを用いることでより速く、そして格段に安い第3の選択が生まれます。

最終的にxRapidはこのように動作します。

  • 金融機関または会社がxRapidを通した決済を開始します。
  • xRapidが連携してる全取引所およびthird-partyマーケットメーカーの中から最も競争力を持っている流動性オプションを探します。
  • 最も狭いスプレッドを提供するマーケットメーカーが送られた通貨を受け取り、XRPに変換し、それを(数秒のうちに)目的地に送信します。そして目的地の通貨に変換し、目的のアカウントにたどり着きます。

上記の一連の流れは即座およびシームレスに起こり、金融機関に国境越え決済を要求に応じて提供することを可能にします。

流動性を失った流動資本も費用のかかる外国為替サービスも必要なくなります

このXRPユースケースについては何年も話題にしていましたが、昨年ついにユーザー需要が現れ始めました。(2017年は多くの人がブロックチェーン技術だけでなく、デジタル・アセットの力とポテンシャルを理解した重要な年でした。)

問題とは機関が取引所およびマーケットメーカーと容易に繋がる方法が必要であったことです。そこでxRapidが入ってきます。

Ripple社は昨年夏、ベータ版xRapidを作り、そして実装しました。数ヶ月のうちに、顧客のパイプラインを作り上げました。

xRapidの早期採用者は銀行ではなく、主に決済プロバイダでした

Ripple社はCuallixとMoneyGramがxRapidをテストすることを公表し、そして2018年中には他多数の発表をするつもりです。

CuallixやMoneyGramのような機関は発展が早く、競争して優位に立つ事に飢えています。

彼らはベータ版xRapidをテストすることにしました。

xCurrent試運転と同じようにxRapidの試運転も実際の資金を使います。

Ripple社はxRapidをプロダクション・ペイメント用に準備するためにそれらのベータユーザーと協力しています。

Cuallix最高財務責任者Nicolas Palacios氏はRipple社のチームに対し以下のように述べました。

「こちらで費用を計算したところ、現在と比べて1000%も効率が上がることに気づきました。xRapid試運転は完璧に実行されました。」

xRapidをプライムタイム生産するためにはXRPが多数の通貨に対して高い流動性をもたなければなりません。

そしてRipple社は小売り投機がXRPの流動性を作り上げることにおいて重要な役割を果たしていることを高く評価しています。

Ripple社は常に健全なXRPネットワークをサポートすることを約束してきました。

本当の問題(実社会問題)を解決するために機関が決済フローにデジタル・アセットを利用するのは初めてです。

現在xRapidを利用しているxCurrentユーザーはいませんが、彼らに流動性問題やxRapidについて説明することが多くなりました

銀行および決済プロバイダは結局資本家です。

より多くのユーザーを引き付けるような値段およびサービスが提供できるようになり、株主価値の上昇にもつながるのであれば、きっと彼らはxRapidを利用するでしょう!

xRapid試運転がCuallixのときのように成功し続ければ、この先XRPを通して非常に多くの決済ボリュームを扱うことになるでしょう

戦略その3:接続標準化をxViaで解決

決済を処理する金融機関もいれば、ただユーザーのために決済を送信するものもいます。

しかしグローバル決済を提供するには、様々なネットワーク、プラットフォーム、そしてデジタルウォレットと結合しなければなりません。

そのような結合一つにつき、世界中で接続を作成および維持するためには高い費用がかかります。

国境越え決済を処理する多くの企業はこれと同じ問題に直面しています。

2017年夏、Ripple社はベータ版xVia(そのような送信機関をRipple社のxCurrentおよびxRapid金融機関ネットワークに接続する標準APIセット)を紹介しました。

xRapidと同じようにxViaのパイプラインにおいて需要が急増しています。

IFX、Currencies DirectやTransferGoなどはすでに契約を結んだことを公表しました。

Ripple社の戦略は一貫性を維持しています。Ripple社の牽引力は本物です。しかし課題はまだまだ残っています。

上記の計画を実装した目的は、増加するステークホルダーにそれらを直接与えることです。

Ripple社の戦略は時間とともに発展しましたが、一貫性は保たれています。復習してみましょう。

  • Ripple社は国境越え決済の摩擦を緩和することに力を入れています。
  • Ripple社は金融機関、法定通貨、および政府を無視することは出来ないと考えています。
  • 国境越え決済を瞬時に、確実に、そして低費用にするためRipple社は金融機関(銀行および決済プロバイダ)と組み、プロダクトを展開しています。
  • かなりの数の金融機関(もともとXRPを決済フローに用いているものはいません)がxCurrentを利用し始めました
  • そのほとんどが商業的展開をする前に実際の資金を用いたテストをしています。
  • 2017年夏、ベータ版xRapidおよびxViaを実装し、それぞれをテストする顧客パイプラインを作り上げました。
  • xRapidは要求に応じた流動性を可能にするためにXRPを使います。xViaは様々なネットワークに渡って様々な金融機関間の接続を標準化します。
  • xRapidの早期採用者は基本的に決済プロバイダです。
  • xCurrentユーザーはxRapidにますます興味をもつようになりました(さらに費用を削減するため)。
  • 世界的決済インフラストラクチャーが何十年もの間変わっていないという事実とそれを最新技術をもってアップデートする(規定および技術的)複雑さを考慮すると、Ripple社のプロダクトの機関による採用および商業的利用に時間がかかることは間違いないでしょう。
  • Ripple社の顧客の発展の早さには励まされ、そして感動させられています(そして彼らの発展は早くなるばかりです)。

他のブロックチェーンプレイヤーに比べたリップルの市場での立ち位置を見たとき、何歩も先にいることがわかります。

プロダクトを商業的に展開している顧客をもつものは他にいません。

さらに他のデジタル・アセットに対する立ち位置を見たとき、XRPが解決できる実社会問題を明らかにできたことを嬉しく思います(申し分なく解決する上、その事実を顧客に対して確証できました)。

インターネットが1年、ましてや5年で世界を変えたわけではないことを思い出してください。

それには長い時間がかかりました。

インターネットビジネス、現職者、そして政府のパートナーシップが必要でした。

まだまだ課題は残っています。

しかしRipple社のチームと今までに成し遂げたことには誇りを持っています。

顧客の役に立つことに集中し続け、一歩ずつ前進すれば、いずれ任務を果たすことができると信じる理由は大いにあると思います

Much Ado, Much To Do – Part 3

Jan 23, 2018 | Team Ripple

参考記事はこちらから
リップルニュース一覧
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
02/27 火曜日
13:00
ステーブルコインUSDCの国内上場に向けて米Circle社がコインチェックと提携
現時点ではUSDCといった信託型ステーブルコインは日本では未上場で、Circleとコインチェックの提携は今後の上場を目標に締結されたものだ。国内仮想通貨環境の流動性向上につながる。
12:14
ビットコイン高騰で56000ドル台に、機関投資家によるETF買いが加速
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが前日比10%高と高騰し56000ドル台に達した。ブラックロックやフィデリティの運用するビットコインETFへの資金流入は過去最高を記録している。
11:25
ビットコインETF資産額がゴールドETFを追い抜かす可能性 識者が議論
アナリストらは、ビットコインETFの運用資産がゴールドETFを上回る可能性や時期について議論している。ビットコインETFの取引高は最高値を更新した。
09:50
AstarやOasys、BackPackら、能登半島地震で2,000万円寄付
株式会社グラコネら日本のブロックチェーン団体は能登半島地震で仮想通貨による寄付募集キャンペーンを実施。約2,000万円の寄付金を集めた。
08:40
コインベース前日比+16.8%、日経平均バブル超え
仮想通貨関連株はビットコインが54000ドル台を回復したことで大幅に上昇。世界の半導体No.1であるエヌビディアが先週木曜日に発表した好決算を受けAIセクターを中心にナスダックなどは先週押し上げられたが、投資家は今週の高官発言やインフレデータに慎重な姿勢で臨もうとした格好だ。
07:50
コスモス開発企業AiB、「Cosmos Hub」をフォークへ
Cosmos Hubをフォークするため、仮想通貨コスモスの開発企業All in Bitsが最初にガバナンスチェーンのローンチを計画。フォークの背景や目的などを説明している。
07:15
コインベース、AI・DePIN関連銘柄を新規上場候補に 前日比約15%高
AI関連銘柄は今年に入って大きく値上がりしている。半導体大手エヌビディアの株価高に連れられRenderやWorldcoin、FET、NOSなどが先週トレンド入りした。
06:45
モジュラーCelestiaのライバルAvail、Founders Fundなどから40億ドル調達
Availのメインネットの具体的なローンチ予定日は開示されていないが、ローンチされればこれまでテストネットのユーザーはエアドロップが付与されると期待されている。
05:40
マイクロストラテジー2月にもビットコイン買い増し BTC今年初の54000ドル台
マイクロストラテジーのニュース後、仮想通貨ビットコインの価格は大幅に上昇し前日比+4.8%。今年の高値を更新し、2021年12月以来の水準に戻った。
02/26 月曜日
14:30
ビットコイン初期開発者、裁判の過程で「サトシ・ナカモト」のメールを公開
仮想通貨ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」の身元を巡るクレイグ・ライトとCOPAの訴訟に関連し、ビットコインの初期開発者であるマルティ・マルミ氏によって、2100万枚の発行上限や匿名性に言及したサトシ・ナカモトのメールが公開された。
13:52
証券会社OANDAグループ、英国で仮想通貨取引を提供へ
証券グループOANDAは、英国でビットコインなど仮想通貨の取引を正式に提供開始する。昨年現地の規制に準拠したCoinpassを取得していた。
11:42
ビットコイン51000ドル台で揉み合う、取引所からの週間純流出は23年6月以来最大に
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は50000ドル台でもみ合いが続く。暗号資産(仮想通貨)取引所からの5億4,000万ドル相当の週間純流出は、23年6月以来最大規模に達した。
09:52
IPO株式上場目指す掲示板大手Reddit、ビットコインとイーサリアムの保有が判明
米掲示板大手Redditは、NYSE上場目指すIPOの届出書を提出。仮想通貨ビットコインとイーサリアムを財務資産として保有していると述べた。
02/25 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|WLD急騰や日本株の「七人の侍」に高い関心
今週は仮想通貨ワールドコインの急騰、ゴールドマン・サックスによる日本株の「七人の侍」の選定、コインベースからのビットコインの大口出金に関する記事が最も関心を集めた。
02/24 土曜日
17:10
米国債担保型トークンがアプトスで流通 オンボーディングも視野 
米国債のトークン化を進めるOndo FinanceとAptos Foundationが戦略的提携を発表。USDYトークンのAptos統合、DeFiプロトコルが採用を進めておりエコシステムがさらに拡大。暗号資産(仮想通貨)のロックアップ総額も上昇傾向にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/02/29 12:00 ~ 19:00
その他 オンライン
2024/03/01 19:00 ~ 21:30
東京 東京都千代田区
重要指標
一覧
新着指標
一覧