アイルランド初、ビットコインの競売
アイルランドで、仮想通貨を扱ったパブリックオークション(競売)が実施される予定。同国において初めてとなる事例だ。
パブリックオークションとは競売のことで、政府が所有する資産あるいは債務者などから債権の返済を受けられない債権者が裁判所の管理の下で強制的に債務者が所有する資産の売却を行ったりする。
そのパブリックオークション主催者「ウィルソンオークション」では、約12.5万ドルの価値に及ぶビットコイン(何枚かは明記されていない)が競売にかけられる。最低価格はつけられていないという。
競売にかけられるビットコイン、およびBCH・BTGは、ベルギー政府により出品されている。
ウィルソンオークションはアイルランド及びイギリス国内において最も大きいなオークションハウスだ。国が携わったビットコインの競売は同国において初の事例だが、ビットコイン自体のオークションはこれが初めてではない。
2019年2月には民間のオークション会社がビットコインを出品し、オークションにかけた。この最初のオークションが成功に終わったため、多くの政府機関や法執行機関などから注目される結果になったという。
同オークション会社の資産回収部門を指揮するAidan Larkin氏は、以下のように語る。
我々の資産回収業務は、あらゆる法執行機関や政府機関、破産管財人からの注目を得ており、世界中から仮想通貨の複雑な管理が求められる資産の競売に支援を求める声が上がっている。
同オークションは3月24日12:00から3月25日12:00までを予定し、オークション参加者はバイヤーナンバーを取得するために500ユーロをデポジットする必要がある。