WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

[Vol.2]チームALISに聞く、トークンエコノミーの未来・日本ICO業界について

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Q.トークンエコノミーが変える未来、トークンエコノミーとは?
A.暗号通貨界隈では、自分の好きなコインに貢献し、コインのプロダクトが市場で認められて、トークンの価値が上がっていくという循環が起こっています。株式よりももっと手軽に持てて、みんながその価値を上げられるということをトークンエコノミーと定義しています。
Q. ICOを今後日本で広めていくためにはどうすべきですか?
A.成功するプレイヤーを早く出すことが必要だと思います。まだまだ世界的に見た時に日本発で知名度のあるプレーヤーは取引所以外にほぼ無い状況ですので。

ALISインタビューVol.2、今回は安氏と水澤氏にALISチームが考えるトークンエコノミーの未来について聞きました。

またICOを行った日本からの先駆者としてICOについて詳しくインタビューさせていただきました。

今後日本でICO展開を考える企業にも必見の内容です。

次世代ソーシャルメディアALISとは?

⽇本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォームALISとは?
ALISとは⽇本初のブロックチェーン技術を用いた分散型ソーシャルメディアプラットフォームです。広告を排除することで本当に価値のあるコンテンツが発⾒されやすいソーシャルメディアプラットフォームの創出を目指しています。

チームALISに聞く:46の質問

チームALISに聞く:46の質問
ALIS(アリス)とは⽇本初のブロックチェーン技術を用いた分散型ソーシャルメディアプラットフォームです。2017年12月2018年1月のALISMeetupQAセッションをまとめました。ALISについて知りたい方はこちらをご覧ください。今後のALISにも期待です。
【Vol.1】 チームALISに聞く、ALISプロジェクトの未来
【Vol.1】 チームALISに聞く、ALISプロジェクトの未来
「情報格差や資本格差をなくすという共通テーマ」の元、出来上がったプロジェクトがALISです。ALIS(アリス)プロジェクトが立ち上がったきっかけから今後の予定まで、CEO安氏とCMO水澤氏へCoinPostが独占インタビューしました。

今後世界で注目されるトークンエコノミー

―Q. ALISミートアップで「トークンエコノミーは日本を救う最後の業界」と発言した理由はなんですか?

安氏

暗号通貨界隈では、自分の好きなコインに貢献し、コインのプロダクトが市場で認められて、トークンの価値が上がっていくという循環が起こっています。

株式よりももっと手軽に持て、みんながその価値を上げられるということをトークンエコノミーとして定義しています。

株式会社のゴールは、株主の利益を追求することです。

例えば、人材紹介会社で、年収100万円の方と、年収500万円の方がいるとします。

年収100万円の方は家族がいて、養なっていくことができないから、いい案件を探したい、年収500万円の方は、もっとスキルアップしたいといったお二方が相談に来られた場合、年収500万円の人の転職をお手伝いする可能性が高くなります。

株式会社には株主の利益を追求するという価値が置かれているので、年収100万円の人を救うことのほうが世の中の価値があったとしても、株式会社は年収500万円の人を選んでしまう必然性が生じます。

しかし、トークンエコノミーの場合は、先に価値が来ると思っています。例えば、ビットコインの場合は、トランザクションを不正のないようにみんなで監視しながら送金をしていくという価値があります。

ALISの場合、いい記事や信頼できる人を見つけるという価値があり、価値を体現した人々に報酬が配布されるというインセンティブにより、全員で同じ価値を追求できるようになります。

価値を全員で追求した結果、良い記事やユーザが集まっているサイトに進化し、一般的にそのようなサイトには金銭的価値が付随するため、トークンの価値が上がるようになります。

価値を先におけるというところが、トークンエコノミーのユニークな点であると思います。

水澤氏

例えば、NPOでは持続性の観点で難しい状況に立たされることがあります。

創業当時のメンバーは熱量があっても、メンバーが増えるにつれて同じだけの熱量を維持するのは難しいです。

一方、トークンエコノミーは、その時々のニーズによって、生き物のように発展すると思っているので、持続性を維持できると思います。

安氏

今までにも非営利団体というものがありますが、経済的報酬がないので、スケーラビリティに限界があります。

トークンエコノミーの場合は、それが付いてくると思っています。

トークンの価値を上げるためには、今の資本主義社会と手を組まないといけないと思います。

資本主義社会からのお金の流入があるから、トークンエコノミーの価値が資本主義にとっての価値に変わり、お金が入ってくるから、トークンエコノミーで価値をひたすら追求する動きが続いていきます。

そのうち、円よりもビットコインが信頼できる時代が来ると、資本主義社会と切り離されてトークンエコノミーだけが動くという世界ができるかもしれませんが、しばらくは、資本主義社会とトークンエコノミーとの接続をすることで、トークンエコノミーが循環すると考えています。

―Q. 今後すべてのものがトークンで交換される時代が来るのですか?

水澤氏

来ると思います。今はトークンと実体経済との接続点が少ないので、接続点を作るプレイヤーがどんどん増えて盛り上げていくことが大事だと思います。

安氏

トークンナイズされるというのは、究極的には資本主義と切り離されないといけないと実現されないと思っています。

今、トークンは決済手段としては使えません。

例えば、ALISトークンはボラティリティが非常に高いので、今1ALISで買えたものが1年後に0.001ALISで買えてしまうとなった時に、後悔が残ってしまいます。

一方、ボラティリティを抑えて、1ALISの価値をコントロールすると、トークンを欲しがる人がいなくなり、トークンエコノミーが回らなくなるかもしれません。

トークンが本当に決済手段として使われるのは、トークンエコノミーが自立した時だと思っています。

それまでは、決済手段としてではなくて、トークンの価値がそのエコノミーの価値を高めるために使われるというような使われ方をすべきであると考えます。

そういうことも含め、トークンエコノミーを過剰に煽らずに、トークンエコノミーに移行するストーリーを描いていかなければならないと思います。

ALISチームが考えるICO

― Q. ICOをする前に、注意すべき点は何ですか?

水澤氏

失敗したら、周りから詐欺師だと思われてしまうという覚悟を持ってやらないと痛い目を見ると思います。

安氏

ICOの目的を、お金を調達することに置いてしまうと、本来のトークンエコノミーの良さを活かせない性質のものになる可能性が高くなると思います。

ICOは、トークンエコノミーを活用し、コミュニティと共創しながら事業開発をする手段であり、資金はあくまでもその手段です。

しかしながら、手段と目的を混同しているのではないかと感じるプロジェクトが散見される印象をウケます。

ICOで失敗しないために必要最低限行うべきテクニカルな話は5つあります:

  • 詳細なホワイトペーパー公開
  • パブリックブロックチェーンの利用とコードの公開
  • コミュニティから信頼を獲得するためのマーケティング
  • トークンセールにおける明確で論理的で公平な値段付け
  • 法律・税制の確認

これらは必要最低限やらなければならないと思います。

特に日本のプロジェクトはなぜかICOのコントラクトも書かずにただのETHアドレスで集めようとするプロジェクトが多い印象ですが、世界的に見るとあまりにも非常識な行動であると感じてしまいます。

― Q. 日本のICO規制についてどうお考えですか?

水澤氏

健全なマーケットの発展のためにはすごく良いと思います。

安氏

短期的には、日本ではまだほとんどICOに挑戦したプロジェクトがないので、今後のイノベーションの芽を摘んでしまう可能性があります。

長期的には、国が規制をした範囲であればICOが行えるので、そういう意味ではいい材料だと思います。

―Q. ICOを今後日本で広めていくためにはどうすべきですか?

水澤氏

成功するプレイヤーを早く出すことが必要だと思います。まだまだ世界的に見た時に日本発で知名度のあるプレーヤーは取引所以外にほぼ無い状況ですので。

安氏

挑戦するプレイヤーを増やすことも必要です。

日本ではまだICOを実施するための土台がすごく少ないので、ブロックチェーンエンジニアを増やすなど、ICOをできる土台を整えていくことが必要だと思います。

― Q. 今後ICOをする人に向けて、何かアドバイスはありますか?

安氏

お金を調達する目的のためにICOを行うのであれば、本当に慎重に行って欲しいと思います。

水澤氏

変化への柔軟性や不確実性への対処に楽しめるくらいの気概があればうまくいくと思います。

コミュニティやプロダクトを心から欲していて、本気で意見してくれる顧客の開発、事業の想像の仕方が一番エキサイティングな部分だと思うので、自分が決めたストーリーから外れることを恐れずに楽しめると成功確率が上がると思います。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/14 水曜日
18:10
マウントゴックス元CEOがAmazonで買ったレジャーで不正装置発覚
マウントゴックス元CEOのカルプレス氏は11日、Amazon Japanの出品で購入したレジャーのNano Xに、画面の復元フレーズをLTEで外部へ送信する装置が入っていたと明らかにした。東南アジアのクリプトビリス経由の被害との関係は不明。
16:24
SBIと吉本興業が合弁へ デジタル証券でコンテンツ資金調達の新手法めざす
SBIホールディングスは14日、吉本興業HDとエンタメ領域で戦略的業務提携に向け基本合意したと発表した。合弁会社を設立するほか、セキュリティトークン基盤を活用し、IP・コンテンツ領域で新たな資金調達手法の創出に取り組む。
14:15
韓国、仮想通貨の課税基準を11月にも告示へ 約30万円超に22%
韓国国税庁のイム・グァンヒョン庁長は13日の国政監査で、仮想通貨の課税基準を定める告示を11月ごろに出す準備を進めていると明らかにした。2027年1月の課税開始を控え、ステーキングの扱いや2028年5月からの申告・検証、猶予論をまとめた。
14:05
予測市場ポリマーケット(Polymarket)とは?仕組み・法的位置づけと日本の現在地
予測市場ポリマーケット(Polymarket)の仕組みと、価格が確率を示す理由を解説。予測精度の検証や資本背景に加え、「賭博か、金融商品か」をめぐる各国の規制と日本での法的な位置づけを整理。
14:05
英政府が8000億円相当の押収ビットコインを保有する可能性、高裁が中国法適用
英高等法院は、中国人詐欺師Zhimin Qianから押収された約6万1,000BTC(約8,000億円)の所有権請求に中国法を適用すると判断した。被害者は個別の立証が必要で、救済のハードルが高まる見通しとなった。
13:40
金融安定理事会、ステーブルコイン破綻時の倒産法制が不明確と指摘
金融安定理事会は、グローバル・ステーブルコインの脆弱性と規制方法、金融安定の監視に使うデータの課題などをまとめたレポートを公表した。
13:35
メタプラネット、600億円の取得枠のうち約193億円の自社株買いを実施
メタプラネットは14日、転換社債の転換価額を339円に決定し、自己株式約193億円を取得した。取得は買付けを委託した上限を下回った。CEOのゲロヴィッチ氏は、保有株のうち最大5,500万株を年率0.75%で貸し出すと述べた。
12:30
米大手銀ウェルズ・ファーゴCEO、米国のステーブルコイン用途は「まだ不明確」
米ウェルズ・ファーゴのシャーフCEOは13日の決算説明会で、米国でのステーブルコインの用途は「まだ不明確」と述べた。同行は9月に法人向けトークン化預金を始め、世界21の金融機関によるステーブルコイン新会社の設立にも加わっている。
11:55
コインベース、ビットコインの量子耐性化で提言 署名方式や休眠コインの扱いに言及
米コインベースの量子諮問委員会が13日、仮想通貨ビットコインのポスト量子対応に向けた論点を公表。署名方式の選定や移行の進め方、休眠コインの扱いなどを議論の材料として示した。
11:35
ソラナのAlpenglow、10月21日にメインネットでローンチ予定
アンザは、仮想通貨ソラナの新コンセンサスプロトコルAlpenglowを日本時間10月21日23時50分ごろにメインネットでローンチする計画であると発表。このアップグレードで取引確定が速くなる。
10:50
ポリマーケット、IPOとトークン発行の選択肢を検討
ブルームバーグは13日、ポリマーケットが伝統金融の市場への新規株上場(IPO)とトークン発行を主な選択肢として検討していると報じた。同社は正式発表や時期を示しておらず、評価額210億ドルの新ラウンドを調達中だ。
10:10
エバーノース、ナスダック上場に合わせXRP運用の責任者に元コインベース幹部を起用
仮想通貨XRPを保有・運用するエバーノースは12日、元コインベース・アセット・マネジメント共同最高投資責任者のヒューゴ・ジャンデボーズ氏を最高投資責任者に迎えると発表した。ナスダック上場に合わせ、XRPの運用戦略を担う体制を整える。
09:50
6年超休眠ビットコインクジラ、600億円相当BTCを移動
6年超休眠していた仮想通貨ビットコインのクジラが12日、約4,582BTCのビットコインを5つのアドレスへ送金した。受け取り時の評価額は約4,080万ドル。先週にも別のクジラが動いた。
09:00
米フェデレーテッド・ハーミーズ、トークン化ファンド発行へ
米フェデレーテッド・ハーミーズはトークン化証券ファンドを発行するために、ブロックチェーン基盤の証券のための市場インフラを提供するプロメテウムと戦略的パートナーシップを締結。今後の計画を説明した。
08:20
ストライブ、436億円相当ビットコインを追加購入 1月以来最大
仮想通貨ビットコインを保有する米上場企業ストライブは13日、5日から9日にかけて3,311BTCのビットコインを取得したと開示した。購入額は2億8,000万ドルで、1月以来最大の取得となった。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧