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コロナショックからの中国景気指数上昇で株高、ビットコイン市場も「悲観論」後退へ

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ビットコイン市場も「悲観論」後退

30日の米ダウ市場は大幅反発。前週末比3.2%高の22,327ドルで取引を終えた。日経平均株価も10時時点で、前日比160円高の19,246円まで上昇している。

背景には、本日10時に公開された中国の製造業・非製造業PMI(製造業購買担当者景気指数)が、新型コロナの影響で過去最低を記録した前回の数値より大幅改善されたことが挙げられる。武漢を中心に新型コロナの震源地として蔓延、世界に先駆けて移動制限など封じ込めを強化した中国では、1-3月期の国内総生産(GDP)が前年比-50%となるなど前代未聞の下落となったが、感染拡大が抑止されたことで工場の操業再開の動きなど経済活動を徐々に再開していた。

株高を背景に投資家心理が改善し、前日まで反落していたビットコイン(BTC)は、前日比10%高の70万円台(6500ドル)まで回復。上昇率は、イーサリアム(ETH)の前日比6.28%高、リップル(XRP)の前日比4.26%高と比較しても、上昇幅はひときわ目立っている。

前週成立した大規模経済政策が市場懸念を緩和させた。

トランプ米政権と与野党は25日、総額2兆ドル(約220兆円)規模の経済対策で合意した。中小企業向け融資、失業給付の拡充、個人への現金給付など、リーマン・ショックを超える史上最大の財政出動が柱となる。

その一方、渡航制限や外出禁止令など自粛を強める世界各国における実態経済へのダメージは深刻で、中・長期では予断を許さない。国内の有効求人倍率も、1.45倍と2008〜09年の金融危機以来の下げ幅となる。

新型コロナの感染拡大と、緊急事態宣言に伴い、宿泊施設、レストランなどの飲食業界を含むサービス業への影響が特に深刻で、米労働省が26日に発表した「失業保険申請件数」は、15〜21日までの1週間で320万件に達した。4月3日(金)の米雇用統計発表を控え、各指標の急悪化が金融市場にどのような影響をもたらすか懸念される。

WHOの渋谷上級顧問は、欧州各国における感染拡大のピークは1~2カ月先になるとの見通しを示し、一般的にこのようなパンデミックが終息には、人口の60〜80%が集団免疫を持つまで、数年かかる可能性があるとの見方を示した。日本の現状について、「感染爆発がいつ何時起きるかわからない」として、懸念を示している。

また、石油輸出国機構(OPEC)との協調減産交渉決裂の影響で、産油国やロシアが大幅増産に舵を切ったことで、価格戦争に突入。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で世界的な経済活動の停止が長期化するとの懸念から、WTI原油先物相場は一時1バレル=20円を割り込み2002年以来の低水準となったが、米ロ首脳による電話会談で、両国のエネルギー相協議の開催合意が伝わると、明け方にかけて反発した。

トランプ大統領は、原油価格の急落で採算が悪化する米エネルギー会社を支援するため、原油の大量買い入れで戦略石油備蓄(SPR)を積み増す方針を示している。

各国で急がれる治療薬の臨床実験

WHOのテドロス事務局長は27日、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン開発について、1〜1年半掛かる見通しを示し、有効な治療法の確立を急ぐ必要があるとした。ノルウェーやスペインでは4種類の薬の臨床実験が始めている。

日本では、国立国際医療研究センター(NCGM)が、米国立衛生研究所(NIH)が開始を発表した臨床試験に参加する。抗ウイルス薬・レムデシビルの治験は「4月に結果が得られる」としている。

また日本政府は、新型コロナウイルスの治療薬として、富士フイルム富山化学の抗インフルエンザウイルス薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)」の正式な承認を目指し、必要となる治験プロセスの開始を明言した。インフルエンザの治療薬として備蓄される「アビガン」は、中国で新型コロナウイルスへの治療効果が確認されている。

抗インフルエンザ薬としてよく知られる「タミフル」が効かない場合に投与される一方で、妊婦に使用した場合、胎児に副作用が出るおそれなども指摘されており、強い薬だけに取り扱いも慎重にならざるを得ない。

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