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米モルガンクリークCM、「XRP・XLM」を現在のファンド対象仮想通貨にしない理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ファンドがXRPとステラをファンドの対象銘柄としない理由

米ファンド『モルガンクリーク キャピタルマネージメント』のCEOマーク・ユスコ氏が、ファンドにリップル(XRP)とステラ(XLM)を取り組まない理由を明かした。仮想通貨メディアThinking Cryptoのオンライン番組中にファンドとしての見解を語った。

これらの銘柄について、ファンドの対象とする上での懸念事項に挙げたのは、それぞれの関係企業・財団が大きな割合を保有している点。現時点では取引の自由度が低く、供給量が中央集権的に管理されることを懸念しているとした。

モルガンクリークの仮想通貨インデックス商品は、仮想通貨界のS&P500のような位置づけを目指している。S&P500は、流動性が高い米国企業の大型株式から選ばれた500銘柄で構成されている。ユスコは、自動車大手のテスラがこのインデックスに未採択なのも、一部株主の株式保有率が高く、価格が操作される恐れがあるからだと論じた。

トークンのビジネスモデルにも依存する点はもちろんあるものの、モルガンクリークの仮想通貨インデックスでも、一部団体によるトークン保有率が高い銘柄は避けたいと話し、「イーサリアムやモネロ、ダッシュのようにより自由に取引できない」と指摘する。

供給が分散した時には採用可能性も

一方、ユスコは取り組むシナリオについても言及した。

仮により多くのトークンが自由な取引を許可させることに変更した場合には、XRPをインデックス商品に取り入れる可能性はあると話す。

私はまだXRPの仕組みやリップル社のキャッシュフローの方法には納得していない。しかし、XRPが十分にオープン市場に分配されれば、ファンドの対象として適格になる可能性は十分にある。

ビットコインを最重要視

現在ファンドの中心銘柄について、ユスコは特に「最大級の安全なネットワーク」にあたるビットコイン(BTC)に重きを置いていると説明。日々の値動きよりも長期的な価値を見込んでおり、5年〜20年後には、より多くの人々がビットコインを保有するようになるため、価格も大きく上昇し得ると予測した。

モルガンクリークの仮想通貨インデックス商品は、機関投資家向けのもので。現在、時価総額最大の銘柄であるBTCをはじめ、10銘柄の仮想通貨を採用している。そのうちビットコインは約8割の比重を占めており、経営者の見方を反映しているとみられる。

組成銘柄は状況次第で変更されるが、現在の比率には、ビットコインのほか、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イオス、テゾス、ダッシュ、カルダノ、イーサリアムクラシック、Zキャッシュが入っている。

参考:モルガンクリーク

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