- Coinbase Commerce プラットフォームの導入
- アメリカ最大級の仮想通貨取引所「Coinbase」は、仮想通貨決済をスムーズに組み込むことができるPayPalと類似性を持つ、小売業者向けのeコマースプラットフォームを導入しました。
- プラットフォームの特徴
- Coinbaseが取り扱う主要通貨である「ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン」で決済可能な上、Coinbaseの口座も必要としません。
Coinbaseの仮想通貨決済システム
仮想通貨決済を実用レベルで使用できるようにするためのハードルは容易ではなく、消費者が仮想通貨で決済可能な店舗やプラットフォームを探すのに苦労することも少なくありません。
店舗オーナーたちは、そのような決済が自分たちにとって「プラスに作用するのか」をまだ確信できていないのです。
Coinbaseは、このような懸念を払拭するための解決策を打ち出しました。小売業者用の決済システムは「PayPal」と似通っていており、高い利便性をもたらすと考えられています。
Coinbaseの新しい商取引プラットフォームは、小売業者にとって非常に魅力的です。なぜなら「仮想通貨決済」をオンラインプラットフォームにスムーズに組み込むことができるようになるからです。
PayPal決済との違い
さまざまな側面でPayPal決済と似通っていますが、最大の違いは仮想通貨を使用していることです。
この決済方法では、Coinbaseが取り扱う「ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン」で支払いをすることができるようになります。
さらにこの新しい取り組みにより、Coinbaseに取引用の口座を作成する必要もなくなりました。
「Coinbase Commerce」は興味深い解決策になり得る
仮想通貨決済の利便性を追求することは、実に”賢明な判断”と言えるでしょう。
仮想通貨決済という点においては「BitPay」が競合になりますが、多数の決済処理会社が競合として参入してくることは、消費者にとって好都合です。
小売業者により多くの選択肢を与えるだけでなく、消費者にとっても購入時の利便性を高めることができるからです。何よりも、Coinbaseの口座を必要としないのは、大きな一歩だと言えるでしょう。
現時点でこの新しい取り組みの新規登録は受け付けていないため、新バージョンのプラットフォーム情報が流出したか、ただ単にテストの一環として行われた可能性もありますが、一部の加盟店では、既にこのサービスが使用されているのも興味深いところです。
Coinbase社が静観していることから、現時点では「クローズド・ベータテスト」の段階なのかも知れません。いずれにせよ、このコマースオプションは、Eコマース業者たちにとって非常に魅力的なものとして映っていることでしょう。
コインの優先順位について
さらに興味深いのは、電子取引における仮想通貨の優先順位度で、アルファベット順ではなく「イーサリアム」を最初の選択肢として挙げている点です。
並び順の真意は不明で、後々変更される可能性もありますが、いずれにしても4つの仮想通貨での同一の決済方法は非常に便利だと言えるでしょう。
決済方法は、ウォレットアドレスをコピーするか、「QRコード」をスキャンすることで行います。
現時点では、一般的に広く普及しているクレジットカードの方が利便性で遥かに優っているのは間違いなく、この新しい決済方法が「PayPal」に取って代わる手段になり得るかは未知数です。
Coinbase Introduces a PayPal-like Merchant Solution for Cryptocurrencies
Feb 13, 2018 by JP BUNTINX
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