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仮想通貨ビットコイン、早朝の急騰「5つの理由」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン暴落後初の7500ドル回復

24日の仮想通貨市場は、ビットコインが急騰。米ドル建で一時7500ドルを超え、前日比で10%高となった。

7500ドルを超えたのは3月の急落以来初めて。コロナ危機に伴い沈んだ取引価格も本格的に戻してきた。

経済活動再開の期待で、金融市場で投資家心理が上向く中、ビットコインにも資金が流れた。BitMEXなど主要マーケットでは大規模ロスカットも確認された。

ビットコイン高騰要因

ビットコインの高騰について、背景を5つのポイントから考察。

NYダウ反発

22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発。前日比456ドル94セント(2.0%)高の2万3475ドル82セントで終えた。

米国の一部で経済活動の制限を緩める動きが広がり、経済再開への期待感で投資家心理も上向いた。

トランプ米大統領が16日に、新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める新たな指針を発表していたが、実際に州内で店舗運営の再開を認める州もでてきた。テキサス州は24日から、オハイオ、ミシガン両州も5月1日に再開する方針を示している。

経済活動再開までの3フェーズ

第一段階:学校は休校・仕事は原則テレワークとするが、通勤も可能にする。

第二段階:学校の授業を再開・不要不急の移動も再開可能

第三段階:制限を大幅緩和 職場には制限なく出勤可能・レストランや映画館など、距離を保つことを条件に営業再開可能に

ビットコイン半減期へ関心拡大

ビットコインは、4年に一度の半減期を18日後に控えていることを受け、半減期に絡む検索数が増加、一般投資家の関心を引きつける一要因になっている。

関心は、仮想通貨取引を事実上禁止している中国にも波及し、中国版ツイッターで知られる微博(ウェイボー)で、ビットコイン半減期のワードが、24時間の検索ランキングで6位まで浮上した。

ビットコインBitMEXでロスカット

BitMEXでは、約1万BTCのロスカットが発生。金額にして7000万ドル相当に上る。

このような現象は、板が薄くなるなど流動性の低下する薄商いの中で、大口の成行誤発注のほか、ビットコインなど連動銘柄を含む相場操縦を意図した仕掛け売り、投資家のストップロス連鎖、あるいは取引システム異常などが要因となり発生する場合もある。

BitMEXのファンディングレート

BitMEXのスワップ金利手数料(ファンディングレート)は、3月12日の『コロナショック』以降ネガティブに留まっている。

ネガティブの金利手数料とは、ロングポジション保有者がショート側からファンディング手数料を受け取ることを意味する。この状況を指摘したと著名海外トレーダーのAlexは、「ショートポジションがロングポジションより多く持たれている」とコメントした。

ネガティブ金利手数料が続く状況では、「ショートの踏み上げ」が起きる公算も高くなると認識されている。

ネガティブ金利手数料と相場の推移方向において、Alexは「歴史的、ネガティブファンディングは上昇傾向の兆しとなっていた」と説明した。

CMEでコンタンゴへ

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物契約で、コンタンゴに戻ったことが確認されている。

限月間の鞘の状態の一つで「順鞘」のこと。 期先の限月の価格が高く、期中、期近と受渡し期日までに残された期間が短くなるほど価格が安い状態。

市場が乱れたビットコイン市場では、期日が近い先物価格よりも価格が低い状態の「バックワーデーション」が確認されていたが、現在は先物の期間構造がコンタンゴに移行している。

マーケットの警戒要因は?

難易度調整を終えたばかりのビットコインネットワークで、一時ハッシュレートの乱れと、それに伴う送金遅延が発生した。

短期間にビットコイン(BTC)のメモリプール(mempool)が急増。ブロック生成が遅延している状況が確認された。

メモリプール(mempool)とは、ユーザーによって送信された取引が一時的に置かれるプールのことで、正しいnonceを発見したマイナーが、メモリプールからブロックを作成しブロックチェーンにつなげる権利を獲得。ブロックが生成される。

24時間では、手数料も一時的に50%近く増加した。長期的に悪影響が出るものではないが、ブロック生成遅延は半減期後の影響が懸念されるポイントでもあるため、市場の警戒ポイントにはなり得る。

特に混乱が生じる可能性があるのは、半減期実行から難易度調整タイミングまでの期間。ビットコインの難易度調整は平均で約14日(2016ブロックごと)に1回であることから平均値で逆算すると、最低でも約4〜5日の期間がそれに該当する可能性がある。

半減期に関する考察は以下の2記事より閲覧可能。

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