CoinPostで今最も読まれています

不安定な相場が続くビットコイン、ETHのアクティブアドレスはBTCを上回る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

27日のビットコイン(BTC)は、前日比-0.96%の95.1万円(8,830ドル)に。

26日の反発で一時9,000ドルを回復するも、レジスタンスラインを抜けられずに反落。

BTCはそのまま下げ足を強め再び8,700ドルを割り込むも、底割れはせず急反発。朝方にかけて回復した。 下値の硬さが確認された一方、依然として強い売り圧力は健在なようだ。

背景には、半減期の影響で利益が激減した中小マイナーの事業撤退リスクがある。

現在のBTC価格は、平均的な採算ラインを大きく下回るとの試算もあり、BTC低迷で事業撤退に追い込まれたマイナーの持ち高解消、及び市場売却がBTCの押し下げ要因になるという負のスパイラルが懸念される。25日には、採掘速度の移動平均線を基にした指標「ハッシュリボン」にデッドクロスが確認され、マイナーが降伏状態にあることを示唆した。

関連:ビットコイン採掘でハッシュリボンに「降伏シグナル」、仮想通貨市場は大幅下落

9日後の6月5日前後を予定するビットコインネットワークにおける次回難易度調整にて、大幅易化で調整される可能性が高まっており、マイナー収益の改善に関して、これが一つのターニングポイントとなり得る。(ハッシュレートと手数料など、ビットコイン採掘状況の詳細は以下の記事で解説)

関連:ビットコイン、9日後の「難易度調整」がターニングポイントに

悲観的な予想を示すTraderXO(@TraderX0X0)は、フィボナッチ・リトレースメントの61.8%付近までの調整を予想。レンジ下限の5,000〜6,000ドル台で買いを入れたいとした。

イーサリアム(ETH)

過去2日間で200〜206ドルを推移するイーサリアム(ETH)は、ETH残高のあるイーサリアムアドレス数がビットコインのアクティブアドレス数を上回っていることをデータが示すように、比較的好調な推移を見せている。

出典:Glassnode

アドレスの伸びは、DeFi(分散型金融)の台頭と一致しており、DeFiイニシアチブに起因するユーティリティの成長に起因する可能性がある。ETH2.0への期待感とステーキング需要が後押ししているものと思われる。

イーサリアムのブロックチェーン技術を専門に扱うConsenSys Codefiの調査によれば、ETH2.0への移行後に「保有ETHをステーキングする」と回答した投資家は、全体の約66%を占めている。先日、「ETH2.0」へ移行後のステーキング報酬を算出する計算機がリリースされた。

出典:ConsenSys

ブロックチェーンゲームなどdApps需要も追い風になっており、イーサリアムのアクティブウォレット数は、2018年以来350%増となっている。

関連:大型ブロックチェーンゲーム「Gods Unchained」、dAppsゲーム史上最高取引数を記録

一方で、中・長期的なファンダは強気だが、直近出来高は減少傾向にあり、基軸通貨であるビットコイン価格がこのまま続落した場合は連れ安する可能性が高い。 バイナンスリサーチの調査によれば、BTCとETHの相関係数は0.92と極めて高い数値となっている。

出典:バイナンスリサーチ

ビットコインとの相関低いアルトコインは? バイナンスリサーチが相関係数で指摘

強気の見立てを示す、海外トレーダーByzantine General(@ByzGeneral)は、一定期間内でどの価格帯で売買されたかを示す「可視範囲出来高」を示し、約216ドル(23,200円)を次のターゲットに置いた。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/05 火曜日
16:27
イーサリアムベースのDigiFT、RWA市場展開に向けシンガポールでライセンス取得
イーサリアムブロックチェーン上で展開するDigiFTがシンガポールでCMSライセンスを取得。デジタル証券とRWAトークン化により、革新的かつ安全な金融サービスの提供を目指す。ブロックチェーンと金融の融合が深化する。
13:58
「証拠不十分で仮想通貨企業を提訴した疑い」米連邦判事、SECに理由開示命令を下す
米連邦地方裁判所のロバート・シェルビー判事は、米証券取引委員会に対し仮想通貨企業DEBT Boxの資産凍結について、誤解を招きかねない不十分な証拠提示で提訴に踏み切ったと指摘。理由を説明するよう命じた。
12:15
ブラジル最大手銀行イタウ、ビットコインなど仮想通貨取引サービス開始
ブラジル最大手銀行イタウ・ウニバンコは仮想通貨の取引サービスを開始した。まずビットコインとイーサリアムを取り扱うとしている。
11:59
仏ソシエテ銀、イーサリアム上でデジタル証券を発行 ESG戦略の透明性を強化
ソシエテ・ジェネラルがイーサリアムブロックチェーンでセキュリティトークンを発行。ESGへの取り組みと透明性の向上を目指し、カーボンフットプリント情報を含むデジタルグリーンボンドを活用する。
10:45
「ビットコインは米国の利益を守る最善の手段」コインベースCEO
米仮想通貨取引所コインベースのCEOは、ビットコインなど仮想通貨が、インフレを背景に米ドルの代替手段として注目される可能性があると発言した。
10:20
Bybit、仮想通貨投資に関するレポート公開
Bybitは、投資に関するレポートを公開。このレポートでは、各種類の投資家が仮想通貨ビットコインやイーサリアムなどに、どのように資金を配分しているかを調べている。
08:30
仮想通貨ビットコインマイニング株大幅高、NYダウ反落
主要仮想通貨関連株はビットコインが42,000ドルに復帰したことを受け、5日に続伸した。一方、本日のNYダウは小幅反落しエヌビディアなど大型IT株も売られた。
07:30
「2024年まで20もの仮想通貨ETPを提供へ」カナダValour
カナダの仮想通貨ETP発行会社Valourは新たに2024年まで欧州で20もの仮想通貨ETP(上場取引型金融商品)を提供する目標を掲げた。機関投資家の資金流入が追い風になっている。
07:02
エルサルバドル、ビットコイン投資の含み益がプラスに
エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、同国の仮想通貨ビットコイン投資の利益がプラスに転じたと公表。公表時点で約5.3億円の利益が出ている。
06:30
コインベース、仮想通貨ポリゴンなどの先物も提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは先週末、ポリゴン(MATIC)とビットコインキャッシュ(BCH)のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。COIN株価は5.5%高。
06:00
国際版バイナンス、銘柄新規上場
仮想通貨取引所大手バイナンスは新たなステーブルコイン「Anchored Coins EUR (AEUR)」新規上場を実施した。先月バイナンスに上場した「ORDI」は一ヶ月で約9倍も上昇した。
05:30
米Franklin TempletonのCEO、ビットコインやアルトコイン保有を明かす
米Franklin TempletonのCEOはFortune誌のインタビューで自身が仮想通貨ビットコイン(BTC)や一部のアルトコインを保有していると明かした。
12/04 月曜日
15:11
グレースケール、「GBTC」のビットコインETF転換についてブログで説明
米グレースケール・インベストメンツは公式ブログで、米国における現物ビットコインETFの承認は時間の問題であるとして、GBTCをビットコインETFとして、ニューヨーク証券取引所Arcaへ上場させることに注力していると強調した。
12:48
オーストラリア退職金ファンド(年金基金)、仮想通貨の保有額増加で900億円規模に
オーストラリア税務局は、退職年金を積立型SMSF(年金基金)の資産運用統計を発表。2019年以降の4年間で仮想通貨への投資額が大幅増加していることがわかった。
12:18
中国外相、ブロックチェーンやAI(人工知能)領域で日中韓協力を呼びかけ
中国の王毅外相は、日中韓外相会議で、ブロックチェーンや人工知能(AI)など最先端テクノロジー分野での三国の協力を呼びかけた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア