はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 比較 WebX
CoinPostで今最も読まれています

少額仮想通貨送金で「手数料3億円」 謎のイーサリアムトランザクションが確認

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1.5万円の仮想通貨送金で「手数料が3億円」

たった1万5000円ほどの仮想通貨の送金で、3億円近い手数料が支払われた事例が確認された。

トランザクションは、日本時間10日の夜に確認されたもので、ブロック生成に成功している。(トランザクションが成立)

ブロック(#10237208)生成を行なった中華系マイニングプールのSpark Poolは、思わぬ形で多額の報酬を獲得した。当該ブロックのリワードも、通常の2〜3ETH(固定ブロック報酬+手数料)ではなく、「10,671.176566954591915817 Ether」と表示されていることが確認できる。

1.06万イーサリアムは、マイナー全体で採掘する1日のブロックリワードに匹敵する数量で、金額にして2億8200万円に相当する。送金者ユーザーが手数料と送金金額の入力を誤った可能性や、現実的ではないがプールのマネーロンダリングに利用された可能性を指摘する見方もみられた。

また、多額の手数料を支払った後も11億円相当のイーサリアムがアドレスに残っている点や、数分おきに送受信がプログラム的に繰り返されている状況から、誤送信を行なったアドレスは取引所のもので、自動化されている送金システムのバグが影響している可能性も指摘されている。

なお、手数料を受け取ったSpark Poolは、誤送信されたケースに備え、送信者の身元確認を行なっているという。誤送信の状況と送信者が証明されれば、手数料の返還がなされる予定だ。

追記(14:30)

異常な手数料と同額の事象が再び確認された。(2度目)

上述した1回目の送金とほぼ同額の手数料「10,668.73185 Ether」が支払われている事象で、同じアドレスから送金されている。

2度目の事象が確認されたケースから、送金システムの問題である可能性が高まっている。

イーサリアムの手数料

イーサリアムのマイナーが受け取ることができるブロックリワードには大きく分けて2種類あり、一つが固定ブロック報酬の2ETH。19年3月のConstantinople(コンスタンティノープル)とSt. Petersburg(セントピーターズバーグ)のハードフォークで3ETHから2ETHに変更されている。

一方、マイナーはトランザクションを処理する際に生成したブロックに含まれるGASの合計を報酬として受け取ることが出来る(PoW)。これがユーザーが指定する手数料だ。

手数料(GAS)は、ウォレットからイーサリアムを送金のトランザクションを実行する際に必要なGasの上限は任意に指定することができるほか、送金を早く送るために高い手数料を手動で入力することも可能だ。

手数料として利用されるGasは、Etherと別の概念として扱われているが、実際の決済ではETHで支払いが行われるため、ブロックリワードの合計値はEtherで表記される。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場の追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧