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謎のハッカーが約18億円相当のETHをCoinDashに返却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

昨年7月にハックされたCoinDashに謎のハッカーよりETHが返却
昨年9月には300万ドル分(約3.2億円)のETHが返却されており、そして今回新たに1700万ドル(約18億円)相当が返却された
CoinDashのローンチには影響なし
会社の同名のプロダクトであるCoinDashは当初の予定通り2月27日にローンチされる。

謎のハッカーが1750万ドル相当のETHをCoinDashに返却

昨年7月にCoinDashのICOがハックされました(当時の価値で700万ドル、約7.5億円の損失)。

そして最近、当時使われていた謎のハッカーのアドレスからCoinDashのアドレスに合計2万ETHが返却されました

これによりCoinDashの利用可能な資産の価値が大幅に増加しました。

一見、7月に会社のICOを引っ掻き回した者によるETHの返却は会社にとって大幅な利益をもたらしたように思えます。

盗まれたトークンは当時ではおよそ700万ドル(約7.5億円)相当の価値がありました。

返却されたETHは現在の価格ではおよそ1700万ドル(約18億円)に値します。

昨年9月にも会社に10000ETH(当時では300万ドル(約3.2億円)相当の価値)の返却がありました。

つまり、そのハックによりCoinDashは合計1300万ドル(約13.9億円)の利益を得ました(もちろん会社がそれをUSDに両替すると仮定するならば、ですが)。

プロダクトのCoinDashは予定通りローンチ

会社のプロダクト、CoinDashのローンチは2月27日に予定されたままです

CoinDashのオフィシャル・ステートメントによると、この事件により計画が危険に晒されることはありません。

CoinDash社長Alon Muroch氏がこのニュースに対して

「今回のハッカーの行動は我々のビジョンの実現を妨げることはなく、CoinDashのローンチは計画通り来週行われます」

と述べました。

会社はお金の返却についてイスラエルのCounter Cyber Terrorist Unitに報告しました。

そしてトークンを送信したイーサリアムのアドレスは厳重に監視されます。

Mysterious Hacker Sends $17.5m Worth of ETH Back to CoinDash

Feb. 23, 2018 by Victor Golovtchenko

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

Coindashのハッキング事件は、2017年の仮想通貨界隈の事件の中でも話題性の高いニュースでした。

「2017年仮想通貨事件ワースト7」という記事でも取り上げています↓

2017年仮想通貨事件ワースト7
ICOブームが起きた裏で、ICOやハードフォークを利用したハッキング事件が顕著だった年 これら事件は仮想通貨に...

CoindashのICO時は、特にICOが盛り上がっている時期でした。

そのような時期に起きた事件であったため、記憶に残っている人も多くいるでしょう。

ユーザーのハッキングによる被害はCoindashが対応しましたが、ICOの問題点の一端を露わにした騒動でした。

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