Block one、EOSブロックチェーンを利用したSNS「Voice」を正式ローンチ

EOSIOブロックチェーンを利用

仮想通貨EOSの開発企業Block.oneはSNSアプリ「Voice」を正式にローンチした。Voiceは、プラットフォームが利用者の情報を一手に握るSNSの現状を打破すべく開発された新たなSNSサービスと掲げている。

現段階では、閲覧モードだが、投稿するにはコミュニティメンバーとして登録する必要がある。また、米国の居住者のみ利用可能で、今後利用可能な地域は拡大されていく見込みだ。

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Voiceは、EOSIOブロックチェーンネットワーク上で構築されており、利用者はVoice上での活動がお互いにフェアであることを確認できる。例えば、利用者に知らされていないアルゴリズムによって、自身の投稿が表示されにくくなるといったことは原則できない。

Voiceではプラットフォーム上でボットやスパムアカウントを許可しておらず、すべてを特定の人物に帰属させることができるため、フェイクニュースや違法コンテンツが大幅に減少するというメリットがある。

また、既存のSNSでは利用者の情報をプラットフォーム側が収集し、広告収入を得るために独占的に利用してきた。その点Voiceは利用者に管理権を取り戻させることを目指している。

Voiceに関しては、昨年6月に概要が発表されて以降、開発が進められていた。今年5月には、Block.oneがSNS投稿の収益化に関する特許を取得したことを発表した。

また、Voiceは「Voice.com」というシンプルで誰もが覚えやすいドメイン名を取得するために、3000万ドル(約32億円)という巨額な費用を費やしたという。

分散型SNSに参入

ブロックチェーンを利用したSNSについては、米Steemitや日本のALISなどがすでに存在している。

Steemitに関しては累計利用者数が100万人を超えているサービスだが、今年2月のTRONによる買収騒動などで混乱した状況が続いていた。

いずれのサービスもプラットフォーム上で記事の投稿や評価などを行うと、独自の仮想通貨で報酬を貰うことができるなど、広告収益のみに頼らないような経済圏を構築している。

Voiceでは、独自のVoiceトークンをインセンティブとして付与する仕組みとなる。

参考:Voice


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