はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

りそな銀行:スマートコントラクト導入の「無担保ローン業務」を実証実験開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

りそな銀行とブロックチェーン
りそなグループ、及びりそな銀行は、ブロックチェーンに関するさまざまな取り組みを進めており、IT企業のデジタルガレージや弁護士ドットコムと提携することで、スマートコントラクト導入の「無担保ローン業務」の実証実験を始めたことが、新たに判明しました。
次世代送金インフラ整備を目的としたプロジェクトを推進
りそな銀行に加えて三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行なども参加する、SBI Ripple Asiaによる内外為替一元化コンソーシアムでは、「xCurrent」を通じて「RippleNet」に統合されています。

りそな銀行とブロックチェーン

りそなホールディングス(8308)傘下の子会社である「りそな銀行」は、IT企業のデジタルガレージ(4819)、弁護士ドットコム(6027)と提携しました。。

『個人向け無担保ローン業務』に関する書類をブロックチェーン上で自動処理する実証実験を始めたことが、日本経済新聞(デジタル版)で報じられました。

無担保ローンとは

担保なしで借りられるローンであり、「審査と融資までのスピードが早く、最短即日融資も可能」という顧客側のメリットがある反面、融資する金融機関のリスクも高いため、返済能力などの審査は慎重に行われます。

デジタルマーケティング、決済、投資・育成事業を展開する「デジタルガレージ」は、2017年10月10日に「独自の仮想通貨やポイントを発行するためのシステム」の開発を発表しました。

仮想通貨ビットコインに使用される分散台帳技術「ブロックチェーン」を活用し、仮想通貨などの仕組みを短期間で立ちあげられるようにした上、自治体や企業などに提供することを目指しています。

今回の「りそな銀行」による実証実験では、あらかじめ決めておいた「契約の条件確認や履行」を自動的に実行させる「スマートコントラクト」の仕組みを導入しました。

これにより業務効率化を図り、コストを1/10程度まで削減できるとしています。

ブロックチェーンによるコスト削減効果

プライベートブロックチェーンに期待されているのは、コスト削減です。

書類の電子化などで”ブロックチェーンに合わせて業務内容を簡略化”することで、大きなコストダウンが期待できるからです。

りそな銀行では、特に人手のかかる審査過程で、延滞や条件変更の際に必要な、複数の部署にまたがった情報のやり取りをブロックチェーン上で処理します。

これまでは、「審査、契約実行、管理」など各過程で、担当者の承認を経てから次の手続きに移っていたため、多大な時間(と人件費)がかかっていました。

りそな銀行は、手始めに”ローン業務での実証実験”を開始。これが成功した場合、法務面の不動産登記や市場取引、債権管理など手続きが煩雑な他業務に応用できるかを検討するとしています。

りそな銀行とブロックチェーンの取り組み

2016年10月3日、りそな銀行は、SBIホールディングス(8473)傘下の「SBI Ripple Asia」が事務局を務める「国内外為替の一元化検討に関するコンソーシアム」の発足メンバーとして参加しています。

本コンソーシアムでは、ブロックチェーン技術の活用により、国内外の送金を一元的に扱えるシステムの構築を検討するとしており、「従来の全銀システムでの国内送金や、SWIFTによる海外送金では対応しきれない新たなサービス」の提供を目指すとしています。

米リップル社の技術を使用した国際送金実験にも参加

2017年12月12日には、同じく「SBI Ripple Asia」が中心となった61の金融機関が参加する連合体が、米リップル社の技術を活用した韓国の大手銀行2行との国際送金実験が行われました。

最終的には仮想通貨(XRP)を活用を検討しており、円やウォンを一度仮想通貨に換えてから送金することで、現在よりも送金コストを60%削減できるという試算があるといいます。

SBI Ripple Asiaによる「内外為替一元化コンソーシアム」のRCクラウドで構築されているのは、「xCurrent」と呼ばれるシステムです。

りそな銀行だけでなく、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行といったメガバンクが、「xCurrent」を通じて「RippleNet」に統合されています。

より詳しい情報は、以下の記事を参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

リップル社プロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)の違いと採用企業まとめ
リップル社のプロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)と採用企業をまとめました。Rippleのプロダクトのうち、XRPが利用されるのはxRapidです。提携企業がどのプロダクトを採用するかに注意が必要です。
仮想通貨取引所 SBIバーチャル・カレンシーズ-最新ニュースや取扱通貨を随時更新!!
仮想通貨取引所 SBIバーチャル・カレンシーズの最新ニュースや取扱通貨を随時更新していきます。2017年10月05日には仮想通貨取引口座開設の先行予約受け付けを開始しました。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。
16:43
仮想通貨取引所OKJ、「オフィシャル トランプ」の取り扱いを8月28日から開始
オーケーコイン・ジャパン(OKJ)が8月28日からトランプ大統領関連のミーム系暗号資産「オフィシャル トランプ(TRUMP)」の取扱いを開始。Solanaネットワーク対応で取引所・販売所・積立サービスを提供。
14:05
仮想通貨モネロへ攻撃を仕掛けたQubic 、次のターゲットは?
AIブロックチェーンプロジェクトQubicがモネロ(XMR)への51%攻撃に成功したと発表した。次なる動きとして、コミュニティ投票でドージコインを次のターゲットに選定した。注目を集めたQubicの動機を背景について詳しく解説する。
13:50
著名投資家パリハピティヤ、370億円の新SPAC設立でDeFiやAI投資へ
「SPAC王」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤ氏が、分散型金融(DeFi)やAI分野に特化した新たなSPACを設立。370億円調達を目指す。
13:00
「宇宙から届ける分散型インターネット」Spacecoin創業者が語る、衛星通信で実現するWeb3|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、Spacecoin創業者Tae Oh氏独占インタビュー。衛星通信で実現する分散型インターネットとWebX 2025出展について話を伺った。
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧