はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロジャーバー氏:ビットコインをイーサリアムが抜く時代は近いだろう

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTCをイーサリアムが抜く時代は近い?
仮想通貨の大御所ロジャー・バーは、「ビットコインが、いくつかの重要指標において”すでに一番ではなくなっている”」と指摘した上で、仮想通貨トップのビットコインをイーサリアムが抜き、トップの地位に就く日も近いだろうと指摘しました。
下落市場からの回復ではBTCに未だ軍配
ビットコインの「復活力(価格回復力)」は目を見張るものがあり、最近のイーサリアムとの時価総額の差は、1100億ドルと僅かに広がっています。

仮想通貨の世界で、「ロジャー・バー氏(Roger Ver)」という名前を知らない人は、ほぼいないでしょう。

ビットコインの歴史の中で、最初期からの投資家の一人であり、ビットコインの普及に尽くした人物である 一方、歯に衣を着せぬ論調で物議を醸し出すことも少なくありません。

ビットコインからハードフォークして誕生し、ここ数カ月でマーケットに大きなインパクトを与えたビットコインキャッシュ(BCH)を強く支持していることでも知られています。

そのベテラン仮想通貨投資家であるロジャー氏は、最近のインタビューで以下のように述べています。

「ビットコインが、仮想通貨のトップの地位を維持できる時間はもうあまり長くはなく、イーサリアムが代わりにその地位に就くだろう」

と語りました。

BTC以外の通貨の台頭

インタビューの中で、ロジャー氏は、ビットコインはいくつもの指標において、すでに1番ではなくなっていると指摘しています。

「例えば、一日のトランザクションの数でいえば、イーサリアムは、すでにビットコインコア(BTC)をはるかに凌駕した取引を処理している。またアルトコインでさえも売買されている取引所の出来高で見れば、日によってはアルトコインがビットコインコアを超えることもある。」

とした上で、いくつかの重要指標(取引手数料、処理能力、承認速度)において、 ビットコインを超えている事例が多くなってきていると指摘しました。

「ビットコインもこれから数ヶ月内に、改良されたセグウィットの採用や、ライトニングネットワークの始動によってこの状況を変えられるかもしれませんが、それまでは実際に差別化を図れる指標において、イーサリアムがビットコインをリードしていることは事実でしょう。」とロジャー氏は語りました。

ロジャーによると、昨年1年間で価格が8倍になったイーサリアムの可能性を考えると、イーサリアムの価格が倍になるだけで、イーサリアムはビットコインを時価総額で上回ることになると語りました。 ※1年ほど前、イーサリアムの価格は15ドル(約1,650円)で、現在はおよそ800ドル(約88,000円)近辺で取引されています。

市場規模が2倍になる状況は、仮想通貨市場では珍しいことではなく、すでに市場規模が大きいBTCやETHでさえもありえないとは言い難いでしょう。

市場の変化

市場の状況の変化で、

「すでに、ビットコインコア(BTC)は幾つもの指標において、トップの仮想通貨ではなくなっているが、 時価総額全般において、そのトップの地位を失う時が、世界中の人々にとって真の警鐘となるだろう。」

「時価総額で、イーサリアムが今年中にビットコインコアを抜くことになりそうか?」というインタビュアーの問いに対して、ロジャーはこのように答えています。

「そうなる可能性の方がずっと高いと思うね」

下落からの強さは継続してBTCに軍配

しかし、いつイーサリアムがビットコインを時価総額で抜くことになるのかは、まだ定かではありません。

現状を見てみると、最近のビットコイン価格は上昇傾向にあるのに対し、イーサリアム価格はここ数週間、停滞した値動きにとどまっています。

ビットコインの「復活力(価格回復力)」には目を見張るものがあり、最近のイーサリアムとの時価総額の差は、1100億ドルと僅かながら広がっています。(ビットコイン:1930億ドル、イーサリアム: 850億ドル)

技術革新面や、デベロッパー、トランザクションなどの指標では すでにビットコインを抜いたと言っても過言ではないイーサリアムですが、マーケットにおけるトップの地位に就くには、もう少し距離がありそうです。

これからビットコインとイーサリアムのバトルがどのように展開していくのか、市場に参入する投資家の興味は尽きません。

Ethereum Much More Likely Than Not to Overtake Bitcoin This Year Says Roger Ver

参考記事はこちらから

Roger Ver Says Ethereum May Overtake Bitcoin in Market Cap

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
12:15
金融庁、資金調達目的の暗号資産発行者への情報開示義務化へ=報道
金融庁は資金調達型暗号資産発行者に年1回の情報開示を義務化する方針。金融審議会では継続開示の必要性や頻度をめぐり議論が展開。ICO・IEOの構造的課題も指摘され、2026年の金商法改正案に盛り込まれる見通し。
11:40
デッドクロス形成のビットコイン、市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」水準で推移
ビットコイン急落に伴いテクニカル指標は弱気のデッドクロスを形成している。FRB利下げ期待の後退を受け、投資家がリスク資産から安全資産へシフト。市場心理は「極度の恐怖(総悲観)」を示す水準まで悪化した。デリバティブ清算が連鎖しETF大規模償還につながったが、専門家は感謝祭後の回復を予測している。
11:30
「ビットコインは底値圏に達した」金融大手JPモルガンのアナリストらが見解
JPモルガンが、仮想通貨ビットコインの価格を生産コストの観点から分析。底値に到達したとの見解を示している。同社はビットコインの目標価格を17万ドルとしている。
10:45
カードン・キャピタル、888BTC取得完了 不動産とビットコインの融合プロジェクト
不動産投資大手カードン・キャピタルが「101 Mizner Boca Bitcoinプロジェクト」向けに888BTCの取得を完了。年内で3,000BTC超を購入し、不動産収益でビットコインを継続購入する独自の融合モデルを展開。マイクロストラテジー戦略を不動産に応用した新たな投資手法として注目を集める。
09:49
アーサー・ヘイズ、保有していたアルトコイン大量売却か 実際の価値提供が必要との意見も
著名仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏がイーサリアムやエセナなどのアルトコインを大量売却している。専門家は4年サイクル論の終焉と実需の重要性を指摘している。
11/16 日曜日
16:22
金融庁、暗号資産105銘柄の「金融商品」扱いを検討 金商法適用へ=報道
金融庁は暗号資産に金融商品取引法を適用し、交換業者が取り扱う105銘柄に情報開示とインサイダー取引規制を導入する方針。税率は最大55%から株式と同じ20%への引き下げを検討。2026年の通常国会で改正案提出を目指す。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、XRP現物ETFの米上場や世界初のZcash保有企業の91億円調達など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナ、ジーキャッシュといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、下値余地残すも反発は時間の問題か|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC相場は1530万円周辺で推移。米政府機関閉鎖解除後もハイテク株軟調で上値重い展開。12月FOMC前の経済指標不足が懸念材料に。一方、STH損失レシオが95%超となり売られ過ぎの水準。オプションOI分析では9.5万ドルがターゲットに。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧