はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

デジタル資産カストディ企業への大型投資に英大手金融グループが参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル資産カストディ企業への大型投資

デジタル資産カストディ機関Metaco社への1700万フラン(1800万ドル)の資金調達ラウンドへ、イギリスのスタンダード・チャータード銀行が参画したことが15日明らかになった。

今回の資金調達はシリーズAラウンドにあたり、人気の高さから募集額以上の申し込みが2度も発生。今回のラウンドで集まった資金は、アメリカや西ヨーロッパ、南アジアでのビジネス拡大に充てられるという。

資金調達を行ったMetaco社は、機関投資家向けにデジタルアセットマネジメントにまつわる総合的なサービスを提供。同社の主要プロダクトはSILOで、デジタルアセット取引システム。デジタル資産のカストディや、仮想通貨の売買仲介、アセットのトークン化などのサービスを機関投資家向けに提供している。

今回のMetacoの資金調達ラウンドについて、スタンダード・チャータード銀行ベンチャー事業責任者のAlex Manson氏は、デジタル資産を取り巻く未発展な市場インフラの向上を睨みMetacoへの投資を行った、と語った。

スタンダード・チャータード銀行のブロックチェーンに対する取り組み

同行は世界最大級のインターナショナルバンク。アジア・アフリカ・中東地域を中心にトランザクションバンキング、多国間における金利と通貨リスク管理ソリューションなどを提供している。

スタンダード・チャータード銀行はこれまでも、仮想通貨やブロックチェーン領域に積極的に関与してきた。

たとえば、R3社が主導する貿易金融プラットフォームのボルトロン(Voltron)に同行は立ち上げから参画している。19年8月にVoltronを活用し、石油業界で国際信用状(LC)取引の試験に成功。今年5月には人民元を使った初めてのブロックチェーンベースの国際信用状(LC)取引を実施した。

国際信用状とは、貿易決済で利用される支払い確約書のことで、遠隔地間での取引において買い手が確実に支払いするかどうかを確証できる。

貿易領域に限らず、同行は19年11月からはイーサリアム企業連合(EEA)にも加盟し、イーサリアムブロックチェーンの銀行セクターへの応用を推進している。

同行の昨年度収益はおよそ154億2000万ドルだが、今回のMetacoラウンドにおける出資額がいくらなのか、同行は明らかにしていない。

金融機関によるデジタル資産の市場形成に期待が高まりそうだ。

Standard Chartered Participates in Jammed $18M Round for Crypto Custodian

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/15 金曜日
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。
13:50
シティ、ステーブルコインとビットコインETF向けカストディを検討
シティグループがステーブルコインの裏付資産カストディや仮想通貨ETF関連サービスの提供を検討。議会法案成立を受け大手金融機関の参入加速。
13:20
今秋はアルトコインシーズン本格化か=コインベース分析
コインベースが今後本格的なアルトコインシーズンへ移行すると予測。個人投資家のキャッシュ蓄積や、イーサリアムへの関心の高まりなどを分析した。
11:46
ビットコイン一時急落、米財務長官の方針転換で市場動揺か
スコット・ベセント財務長官の相次ぐ発言変更でビットコイン市場の混乱を招いた。13日の購入否定から14日の取得検討表明まで24時間で方針転換となった。機関投資家のコインベース購入比率75%も話題に。
11:25
イーサリアム、BTC建てで強気転換も売り圧力増加の兆候=クリプトクアント分析
イーサリアムがビットコインに対して強気サイクル入りし投資家需要が急増。一方で取引所への流入増加により利確の動きが活発化し警戒感高まる。
10:55
楽天、NFTチケットでスポーツ観戦チケットの公式リセール開始
楽天グループが運営するRakuten NFTは、楽天イーグルスとヴィッセル神戸の公式チケットリセールにNFT技術を導入。ブロックチェーンによる偽造防止と取引透明性を確保し、出品者による自由な価格設定が可能に。2025年9月から順次開始。
10:02
仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの材料とは? Bitwise分析
Bitwise最高投資責任者が、仮想通貨市場がまだ織り込んでいない4つの要因を指摘した。今後ビットコインなど市場の価格を押し上げる可能性があるとしている。
09:45
トルコの仮想通貨取引所BtcTurk、70億円超相当の資産が不正流出か
仮想通貨取引所BtcTurkは、ウォレットで異常が検知されたとして仮想通貨の入出金を一時停止。70億円超相当の資産が不正流出した可能性が指摘されている。
09:10
カインドリーMD、「中本」と合併完了 800億円調達でビットコイン財務戦略開始
カインドリーMDがナカモト・ホールディングスとの合併を完了し、5億4000万ドルを調達。デビッド・ベイリー氏がCEOに就任し、ビットコイン財務戦略を本格展開。
08:50
米財務長官の発言でビットコイン急落、準備金政策の行方と市場の反応|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは14日夜、ベッセント米財務長官が連邦政府のビットコイン準備金について、150億〜200億ドル相当と評価される没収資産のみで構築し、新規購入を否定すると発言したことに加え、FRBへの利下げ要請を行わない方針を示したことから急落した。
07:30
コインベース、デリビット買収完了で仮想通貨デリバティブ最大手目指す
コインベースがデリビット買収を完了し、590億ドルの建玉と年間1兆ドル超の取引量を統合。仮想通貨デリバティブ市場のグローバルリーダーへ。
07:20
イーサリアム、ステーキング解除待ちの数量が4500億円相当に
仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンは、ネットワークからの退出を待つバリデータのETHの数量が増加傾向に。売り圧増加の可能性など背景の分析が行われている。
07:05
イーサリアムICO時代の大口投資家が大規模利確か、1週間で30億円相当を取引所へ送金
イーサリアムICO参加者が仮想通貨取引所へ大量のETHを送金。4日間で2000万ドル以上の利確行動が確認された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧