真夜中に検索がピーク
検索キーワードの動向を調べることができるGoogle Trendによると、米国において、ビットコインの検索数は夜中の1時(東部時間)にピークを迎えている傾向があることが分かった。
検索の人気度は期間内での相対的なものであり、過去7日間以前の時間足データは閲覧できないため、これが継続的な傾向となっているかは不明となっている。
米国の東部時間、太平洋時間(西海岸等)、日本時間との比較はこのようになる。
- 米国東部 深夜1時
- 太平洋時間 (前の日の)夜の10時
- 日本 午後2時
東部は深夜だが、西部はまだ夜10時の間であるため、カリフォルニア州など仮想通貨コミュニティやテック企業の多い西海岸地域からの検索が急上昇する傾向は異常な現象ではないと言える。
日本では
キーワード「Bitcoin」の検索トレンドについては、日本においても早朝の3、4時に増加するという傾向が見られた。
こちらは人々が活発に活動する時間帯とは言えないが、投資家やトレーダーが米株市場の取引時間帯に合わせて関連検索する可能性は考えられる。
また、これら両地域で特定の時間帯に盛り上がりが見られる理由としては、ビットコインに関連する広告がテレビなどでその時間帯に放送されている、といったことも考えられる。
なお、ビットコイン価格と日米それぞれの検索トレンドの相関については、共に非常に弱いか、あるいは相関性の無いレベルも見られた。
さらに、今週はツイッターにて、米著名人のアカウントが次々と乗っ取り被害を受け、ビットコイン詐欺のツイートがなりすまし投稿される事態が大規模で発生したため、一時ツイッター上でトレンド入りしており、グーグルの検索トレンドにおいても、この乗っ取り騒動が影響した可能性がある。
これを示唆するものとして、「Bitcoin」の関連キーワード・トピックには、詐欺に使われたアドレスや、「ツイッター ハック」、被害にあった著名人の名前が挙がっている。