発電所がマイニングへ
イラン当局が発電所の仮想通貨マイニング業務を承認されたことがわかった。
イランの配電管理会社Tavanir社の責任者Mostafa Rajabi Mashhadiは国営メディアIRNAに対し、国内の発電所が必要な税金を納め、営業ライセンス(登録)を持っていれば、ビットコインのマイニング業務を行うことはできるようになったと話した。
マイニング業務には、電力補助金を受けている燃料を使用しないことが条件で、余剰電力などを活用した仕組みが前提となるとという。
電力を一般家庭に供給することは非常に重要なことであるため、農業や工業セクターのための助成燃料を、9000ドル以上の価値があるビットコインを採掘することに宛てられることは許されない。
ーTavanir責任者
電力事情
5月にロウハニ大統領が、ビットコインなどの仮想通貨マイニング産業に特化した国家戦略を策定するように政府に命令し、本格的に強化することにした。これまでに1千以上の仮想通貨通貨マイニングファームにライセンスを発行している。
イランでは電力が安価で供給されているが、夏のピークシーズン(6月から9月)では、1kWhあたり0.5ドル(53円)に上昇するため、一部のセクターが政府の電力補助金を受けている。
2019年にエネルギー省の報道官は、1BTCには約1400ドル分の電力が必要と試算しており、中国以外の国に比べ安価な電力環境でマイニングができる好立地として注目を集めている。