はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所Huobi、DeFiアライアンスを設立 MakerDAOやCompoundなど参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資家教育や業界標準の策定へ

仮想通貨取引所のフォビのHuobi DeFi Labsは18日、DeFiに特化した新たなアライアンス「Global DeFi Alliance」をローンチした。

「集権型、分散型金融サービス提供者とプラットフォームの国際コンソーシアム」を掲げている。

設立メンバーとして、DeFiプロジェクトのMaker Foundation、Compound、NEST、dYdXの4プロジェクトの連携が発表されており、今後DeFiに関する研究及び開発を共同で進めていくという。

設立にあたり、フォビの最高投資責任者Sharlyn Wuは以下のようにコメントしている。

DeFiは人類史において信用リスクなくして現代の金融システムを構築する初の試みであり、グローバルな規模で自由経済のパワーを解き放とうとしています。

様々なDeFiコミュニティを統合し、この新興分野に健在する様々な問題点の解消に取り組んでいくことがアライアンスの目的の一つにある。

盛り上がるDeFiとその影

DeFi関連のプロジェクトはここ数か月で俄かに注目を集め、トークン価格の高騰や新規トークンの発行など、日々新たなニュースが出てくる活況を呈している。

人気の一因は、DeFiプロダクトを利用することで得られる独自トークンを効率よく獲得し、利益を得る投資手法が注目を集めたことにあった。

一方で、DeFiの過熱には懸念の声も上がる。

一般的に、管理者のいないDeFiプロダクトは、中央集権的な取引所が抱えるようなカウンターパーティーリスクもないことなどが利点だ。

しかし、プログラムのバグやシステムの脆弱性が存在した場合、致命的な事態を招くこともある。今月5日ごろに、分散型取引所のひとつであるOpynは、脆弱性を悪用されたことで4000万相当の仮想通貨が流出する事件を起こしている。

ほかにも、ユーザーが被害を被ったとしても、補償を行うことを記す明確な規制や、消費者の救済措置なども存在していないケースがあり、一定のリスクを孕む。

こういった問題に対し、プロジェクト間で知見を共有し、取り組みを行っていくことがアライアンスの活動の一つになると思われる。また、DeFi業界における協力体制の構築に向け、フォビのWu氏は地域間でのコミュニティの分断の存在も指摘する。

一方で、理論研究や技術開発からエコシステムの開発まで埋められるべき多くのギャップが未だに存在している。暗号資産ネイティブのコミュニティは集権的な金融機関からほど遠いだけでなく、アジアと西洋のDeFiコミュニティの間にも分断が存在している。

具体的なアライアンスの活動は教育、研究開発、標準化、セキュリティ、普及、持続可能性、成長、コラボレーションの8つの領域にわたる。

投資家への教育や、共同研究の実施、DeFiの業界標準の策定から、エコシステムの繁栄で実に幅広い領域となっており、アライアンスはプロジェクトごとに分断されているDeFiコミュニティの統合に向けた中心的な存在となることを目指している。

参考:プレスリリース

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/02 木曜日
18:50
日本の暗号資産投資家67%が長期保有を選択ーBinance Japan調査
Binance Japanが実施した1,076名への調査で、日本の暗号資産投資家の67.1%が長期保有を選択していることが判明。収益性を最重視し、XRPが人気1位に。税制の影響で短期売買より長期投資が有利な日本独自の投資傾向を詳しく解説。
17:48
ブロックチェーンゲーム開発のDJT、魁 三国志大戦など2作品のサービス終了と事業転換を発表
double jump.tokyoが創業以来の主力事業だったブロックチェーンゲーム開発からの事業転換を表明した。新規流入が伸び悩んだ際に崩壊するトークン経済圏の限界が露呈する中、OASトークンを軸としたトレジャリー事業とN Suite事業に注力し、Web3の基盤整備企業への転身を目指す。
17:00
Baseトークンのエアドロップ対策をわかりやすく
コインベース支援のL2「Base」が独自トークン発行を検討。エアドロップの可能性、想定される配布条件、メタマスクでのブリッジ方法からDeFi活用まで解説。価格目安やリスク対策も網羅。
13:55
PUMPトークン30%急騰、アークインベストが「新クリエーター経済」と評価
米アークインベストがミームコイン発行プラットフォームPump.funを高く評価した。再導入されたストリーミング機能が「新たなクリエーター経済を構築」と指摘し、PUMPトークンは24時間で30%以上急騰した。
13:35
ポケモンカードなどのトークン化資産が次のビッグトレンドとなる可能性=バイナンス
仮想通貨取引所バイナンスがポケモンなどトレーディングカードのトークン化市場のポテンシャルを指摘する記事を公開した。新市場として注目を集める背景を解説している。
13:18
SBIホールディングス子会社のマイニング企業「SBI Crypto」から仮想通貨が不正流出
SBIホールディングス傘下のマイニング事業である「SBIクリプト」から約2100万ドル相当の仮想通貨が不正流出した。ブロックチェーン調査員が9月24日に疑わしい資金移動を報告し、北朝鮮による攻撃との類似点を指摘。SBIは連結業績への影響は軽微とコメント。
13:10
スウェーデン野党議員、ビットコイン準備金創設の動議を議会に提出
2名のスウェーデン民主党議員が国家によるビットコイン準備金創設を求める動議を議会に提出した。押収したビットコインを中央銀行に移管する予算中立的なアプローチを提案し、10月15日から財務委員会で審議される予定だ。
12:01
ビットコイン上昇で12万ドル台回復も視野、政府閉鎖の影響でETF承認プロセスは一時凍結へ
暗号資産(仮想通貨)ビットコインが12万ドル台回復を目指す中、米政府閉鎖でSECが仮想通貨ETF承認を一時凍結している。100件超の申請が停止し、10月の承認ラッシュは延期へ。一方でゴールドマン・サックスは世界株式に強気の見通しを示している。
11:10
今年最後の3ヶ月間、仮想通貨市場の好材料とリスクは? グレースケール分析
グレースケールは、これからビットコインなどの仮想通貨相場は最高値を更新する可能性があるとの見方を示した。25年4Qの展望を述べ、投資家が注意すべきリスクも指摘している。
11:03
SBIがグループ総合力で切り拓く金融新時代──ステーブルコインを武器に先陣を担うSBI VCトレードの戦略とは
SBI VCトレード代表取締役社長の近藤智彦氏への独占インタビュー。国内唯一のステーブルコイン取扱業者として、USDC、RLUSDの展開戦略や円建てステーブルコイン、ビットコイン・トレジャリー支援など、SBIグループの総合力を活かした取り組みを語る。
10:35
ステーブルコイン配ったら生活は変わるのか? コインベースが低所得者に180万円相当USDCを給付開始
ニューヨーク市で、18歳から30歳の低所得者160人にステーブルコインUSDCで5カ月間合計1万2000ドルを配布するコインベースの支援プログラムが始まった。
09:45
ビットコイン、価格上昇に有利な状況で16万ドルから20万ドルへ向かう可能性=CryptoQuant
CryptoQuantが最新レポートで、仮想通貨ビットコインが16万〜20万ドルに向かう可能性があると分析した。クジラとETFの需要拡大など、価格上昇を支える要因を解説している。
08:50
米共和党議員「政府による強力なビットコイン投資も必要」
ベギッチ下院議員がワシントンD.C.のカンファレンスで、国家バランスシートの多様化にビットコインが必要だと述べた。ルミス上院議員と共同提出した法案では、5年間で100万BTCを取得する計画が示されている。
08:10
サムザップ、ドージハッシュに250万ドル融資 Dogecoinマイニング能力拡大へ
米上場のサムザップ・メディアがドージハッシュ・テクノロジーズに250万ドルの融資を実行した。買収完了前の資金提供で500台以上のASICマイナー追加を支援し、年内に総数4000台超の稼働を目指す。
07:50
英当局、1兆円相当のビットコインを押収
ロンドン警視庁は、仮想通貨ビットコインに関連する大規模な詐欺を巡り、中国籍の被告に有罪判決が言い渡されたことを発表。今回の捜査では1兆円相当のビットコインが押収されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧