仮想通貨取引所のビットコイン保有量推移にみる相場の強気指標=CryptoQuant

BTC保有量が今年最低水準へ

仮想通貨(暗号資産)取引所のビットコイン保有量が、今年最も少なくなっていることが分かった。

取引所の保有量減少は、ビットコインの中・長期的な保有を踏まえた投資家が中・長期保有用のコールドウォレットなどへ移動していることを示唆する。売り圧力の減少を表しており、強気相場の1指標とされている。

仮想通貨分析企業CryptoQuantのCEOが公開した、BTCの取引所保有量とマイナーのポジション指標によれば、「今年3月のようなショック相場を懸念する向きもあるが、取引所は当時同量のBTCは保有していない」と記載された。グラフによれば、3月初旬は取引所に280万BTC近くあったが、現在は約240万BTCまで減少している。

CryptoQuantにデータを提供している取引所はバイナンス、BitMEX、FTX、Bitflyer、Coinbase Proなど19社に及ぶ。

強気相場を示す指標

マイナーのデータについては、「マイナーは、採掘報酬として獲得したBTCを売却せずに保有し続けている」と説明した。マイナーがBTC価格の将来性を見込み、すぐに売却せず溜め込んでいることを示唆しており、こちらも強気相場を示す指標とされている。

CryptoQuantの指標はグラフの赤線が2を超えると、ほとんどのマイナーが採掘報酬を売却していることを表すが、現在は0を下回っている状況だ。CryptoQuantのCEOは、強気相場はまだ継続するとの見解を示した。

一方、取引所へのBTCの移動が増加すれば売り圧力につながる可能性が高まるが、取引所へのBTC送金を表すグラフでは、送金量が増加傾向にある。

出典:CryptoQuant


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