はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

EU理事:仮想通貨マイニングはEUで完全に合法・懸念点は電力消費問題

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ヨーロッパにおける仮想通貨マイニング事情
仮想通貨マイニングは、ヨーロッパにおいて「合法」とされているため、禁止や規制をかける法的根拠は持ち合わせていないことを明らかにしました。
再生可能エネルギーの必要性
仮想通貨マイニングは、現時点で世界の消費電力のおよそ0.14%を消費していることが指摘されており、太陽光や風力など地球の環境資源となる「再生可能エネルギー」とブロックチェーン技術による解決策の早期実用化が急務とされています。

マイニングの合法性

EU(欧州連合)の政策執行機関であるEuropean Commissionerを務める「Mariya Gabriel」氏は、仮想通貨マイニングはヨーロッパにおいて合法であり、電気基準規則のみの対象となっている現状を明かしました。

先日公開された声明では、業界の規制状況を明らかにした上で、仮想通貨マイニングにおけるエネルギー消費の特性について懸念を示しました。

Gabriel氏は、

「マイニングに消費される電力が合法的に発電されていた場合、私たちはそれを規制したり、制限をかける法的根拠は持ち合わせていない。」

と言及しました。

しかし、電力を消費するマイニングは経済的活動の一環であることから、EU法の「エネルギー効率性、電力部門及び、温室効果ガス排出量」における、EUの規制対象にはなり得ると付け加えました。

さらにGabriel氏は、次のように述べています。

「EU委員会は今後も仮想通貨がエネルギーの消費や需要に対して、どのような影響を与えていくのかを調査していきたい」。

現時点では、EU内でどれほどの規模のビットコインマイニングが行われているかは、正確な情報は定かではありません。

Gabriel氏は、マイニング活動について、規制当局が規制強化する動きを見せているにも関わらず、未だ中国に集中していると指摘。 「一部のマイニング活動がEUで行われている現状を看過するわけにはいきません。」と続けました。

ワシントンポスト紙が最近報じたところによると、消費電力のほとんどを水力発電に依存しているアイスランドでは、じきに仮想通貨マイニングプロジェクトにおける消費電力が、アイスランドの供給電力を上回るだろうと報告しました

アイスランドは、EU加盟国ではありませんが、れっきとした欧州経済圏の一部です。

専門家がワシントンポスト紙に語ったところによると、ビットコインマイニングだけで世界の発電した供給電力の内、約0.14%を消費していると指摘。

この事実は、ブロックチェーン業界に、太陽光や風力、地熱といった「再生可能エネルギー」を使用した解決策の実証実験を促すための、動機の一つとなるでしょう

EU Can’t Ban Bitcoin Mining Over Energy Concerns, Official Says

Mar 12, 2018 by Leigh Cuen

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧