ビットコイン急落に複数要因、DeFi市場高騰でイーサリアムのガス代が歴史的水準に

ビットコインが急落

3日の暗号資産(仮想通貨)市場。 ビットコイン(BTC)価格は、前日比-3.3%の121.7万円(ドル)に。

BTCは昨日8時過ぎに12,000ドルの上値抵抗線で反落すると、値を徐々に切り下げ、19時頃に11750ドルから11,180ドルまで急落した。490ドルまで高騰していたイーサリアム(ETH)も、一時前日比8.5%安の420ドルまで下落した。

12,000ドルで投機筋の利確売りが加速したほか、米株高やECB理事のユーロ高牽制の言及などを背景にしたドルインデックス上昇に伴い、金価格が1970ドル台から1930ドル台まで大幅下落したことも一因に。

韓国大手仮想通貨取引所Bithumbが、不正疑惑でソウル警察の家宅捜索を受けたことが報じられたことも、リスクオンに傾いていた市場心理に水を差したものとみられる。

背景には、シンガポール企業BTHMB HOLDINGS PTE LTDによるBithumb買収にあたり、BithumbでBXAトークンを発行・資金調達した経緯がある。19年9月にBTHMBが最終支払いできなかったことで買収不発に終わったことでBXAトークン価格が暴落。同年11月に訴訟に発展している。

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今回の急落に伴い、最大手デリバティブ取引所BitMEXでは、1時間で5,000BTC(6億円)のロスカットが生じた。

BitMEX

一方、懸念されていた11,100ドルの重要ラインは割り込まず、朝方にかけて11,440ドルまで反発するなど、現時点では上昇トレンド継続の目が強いか。

ETHのGAS代が記録的水準に

イーサリアム(ETH)のガス代、及びスケーラビティ問題が限界を迎えつつある。DeFiによる高イーサリアムネットワークアクティビティにより、ETHのネットワークコストが急増した結果、9月1日のETH平均取引コストは、13ドルを超える数値に達した。

設定可能なガス代を節約した場合、トランザクションの処理に12時間以上待機させられる事態も発生したという。

一方、イーサリアムのマイナーは、昨日のピーク時には1時間あたり平均800,000ドルを稼いでおり、2日前のピーク500,000ドルから大きく上昇している。

最大の理由は、過熱するDeFi(分散型金融)市場の急台頭で、イールドファーミング、DEX機能への需要は、イーサリアムのそれを大きく上回っている。

DeFiアプリ上でロックされた合計値(TVL)は、上昇の一途をたどり93.8億ドルに達し、内18.5%をUniswapのシェアが占める。

defipulse.com

Uniswapは今年5月にバージョン2をリリースし、フラッシュスワップ機能の追加や、ERC20トークン同士を直接的に取引することが可能になるなど、利便性が格段に向上。そこに昨今のDeFiバブルの価格高騰が需要を後押しした。

マネーパートナーズグループの鈴木 雄大氏は、分散型取引所の出来高がこれまで市場を牽引してきた主要中央集権取引所を超えたことについて「パラダイムシフト」と表現した。

大型アップデートETH2.0 を控えるイーサリアム(ETH)では、シャーディングを導入することでより多くの同時トランザクションを可能にし、 ガス代の大幅削減など、スケーラビティ問題解消が期待されている

なお、イーサリアム(ETH)におけるガス代の上昇につれ、TRONの分散型取引所JustSwapでは、日間取引量が1.5億ドルに達した。

日間ボリューム 出典:justwap.io


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