決済最大手Visa、米仮想通貨貸付サービス企業をサポートへ

Visaのプログラムへ参加

仮想通貨(暗号資産)の貸付サービスを提供する米Cred社が、決済最大手Visaの「Fintechファストトラックプログラム」に参加したことが分かった。Visaが自社ネットワークを通じてビジネスのサポートを行う。

Cred社は自社のサービスにおいて、Visaのリソースやネットワーク、セキュリティなどを容易に利用できるようになる。例えばVisaのネットワークを使って直接顧客の銀行口座に利子を支払うことや、Visaの決済手段を利用して仮想通貨を購入できるカードの発行も行えるようになる。

Cred社は仮想通貨の貸付プラットフォームを持ち、取引所やウォレット企業、財団などのサポートを行っている。従来の銀行サービスとブロックチェーン基盤のサービスの架け橋になるように努めている企業だ。

公平な金融サービスを提供することと、最も効率的な方法で貸付サービスを拡充することをミッションにしており、同社CEOは「Visaのプログラムに参加することで、ミッション達成に近づくことができる」と、今回の参加の意義を説明している。

Visaの仮想通貨責任者は「Cred社のような革新的なフィンテック企業をサポートできることを嬉しく思う。プログラムを通してVisaの専門家や技術、リソースにアクセスできるようにして支援していきたい」とリリースで語っている。

Fintechファストトラックプログラムとは

このプログラムは、Visaが2019年より開始した企業支援である。スタートアップ企業がVisaの世界的決済ネットワーク、機能、セキュリティにより容易にアクセスできるようにし、事業拡大を支援するものだ。

今年4月には初の仮想通貨専門企業として、ビットコイン(BTC)を還元できる決済サービス「Fold」がプログラムに参加することが明らかになった。

Foldのビットコイン決済アプリは、BTCのライトニングネットワークを利用し、実店舗やオンラインショップでの買い物に対応している。決済システムを小売業者に導入し、支払い先の企業がBTCを直接受け付ける仕組みではなく、米ドルに変換して受け取るシステムを提供している。

プログラムへ参加することを発表した際には、Visaのデビットカードを発行する計画も明らかにした。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

著者

Saniya More

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