はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

コカコーラ社:ブロックチェーン技術を用いて強制労働問題を解決

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

強制労働などの現状
IT、飲食、アパレル分野をはじめとする多分野でのサプライチェーン上における強制労働が問題になっています。強制労働環境下にいる人々の47%はアジア太平洋地域に属していると報告されています。
ブロックチェーン技術を用いた強制労働への対抗
コカコーラ社アメリカ国務省など複数の組織が、ブロックチェーン技術を活用した強制労働に対抗するプロジェクトを設立します。このプロジェクトは、労働を強いられている2500万人の権利を守ることを目的としています。

コカコーラ社、アメリカの国務省を始めとした複数の組織が、ブロックチェーン技術を用いた強制労働問題の解決を目指すプロジェクトを設立します。

当プロジェクトは、労働を強いられている2500万人の権利を守ることを目的としており、ブロックチェーン技術の活用により世界中の労働者の登録が保証されます

とある報告によると、強制労働の環境下にある人々の47%はアジア太平洋地域に属していると言われています。

過去にも、世界各国の規制機関が複数の飲料メーカーに対し、強制労働問題を打開するよう働きかけていました。

特に規制機関は、飲料メーカーのサトウキビ調達における労働問題を問題視していたようです。

KnowTheChainの報告書

強制労働を無くすため、KnowTheChainが実施した意識調査が公開されました。

KnowTheChainは、多くのビジネスや投資家が、各々のサプライチェーン上での強制労働問題について熟知し、対処して貰うことを目的として設立された機関です。

2016年にKnowTheChainが公表した報告書では、”要注意分野”における60社の活動について言及がなされています。

当報告書ではIT、飲食、アパレルの3つが主な要注意分野に指定されており、特に人身売買や強制労働の問題について、組織のサプライチェーンにおける問題への対処法が示されています。

飲食の分野からは、ユニリーバ社、コカコーラ社、ネスレ社、ペプシ社、ウィルマー社といった世界的に有名な企業がリストされており、とりわけ強制労働へ積極的な取り組みを進めている先駆的企業としてユニリーバ社、コカコーラ社、そして、ネスレ社が挙げられています。

コカコーラ社、アメリカ国務省のブロックチェーン技術活用

当プロジェクトでは、ブロックチェーン技術の承認機能、デジタル公証機能が使用されます。

コカコーラ社のHR責任者を務めるBrent Wilton氏は、当プロジェクトについて以下のように述べました。

我々はこのプロジェクトと提携し、コカ・コーラ社のサプライチェーンにおける労働規範の遵守について透明性および効率が向上することを目的としています。

アメリカ国務省の副次官補も、強制労働の撲滅を目的とする当プロジェクトに希望を抱いています。

彼は、当プロジェクトがずさんな労働環境を一掃出来る保証はないと考えている一方で、将来的なコンプライアンスの確立に寄与すると信じています。

ブロックチェーン技術の開発陣

当プロジェクトのブロックチェーンプラットフォーム開発を手がけるのは、アメリカのテクノロジー会社であるBitfuryグループです。

同様に、Emercoinもこのプロジェクトの実装に伴ったブロックチェーンサービスを提供する予定です。

Bitfuryグループは、包括的なブロックチェーン技術企業として、情報をデジタル化し国際間でやりとりさせることが同社の目的であると語りました。

同社は、組織の資産をデジタル化し、ブロックチェーン技術の使用により資産をインターネット上で安全に送金する手助けを行なっています。

Emercoinは、オリジナルとしてビットコインのコードを利用しており、さらに安全性、信頼性を保った上で、より高い柔軟性をブロックチェーン技術に追加していると開発陣は語ります。

Coca Cola & US State Department to Use Blockchain Technology to Fight Forced Labor

Mar 18, 2018 by FARRUKH

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧