過去最高値の難易度を更新したビットコインネットワークは、前回の難易度調整からさらにハッシュレートを拡大。次回難易度予想値でプラス5%と強気傾向を継続している。
ビットコインネットワークは20日、最新の難易度調整を前回比+11.35%で完了しており、6月17日に行われた+14.95%以来の2桁難化と、大幅な調整が実行されたばかり。
ビットコイン価格は1万ドルを超えて取引される日数が過去最長の63日となる一方で、堅調な推移とは言い難く、同水準での低ボラティリティ(価格変動性)な状況にある。マシン価格も高値域で推移していることも相まって、難易度の大幅難化によりBTCマイナー(採掘者)の収益性への影響は必至な状況にあるはずだ。
しかし、調整後もブロック生成状況は順調で、ハッシュレートや難易度も強気な傾向は今も継続しており、マイニング業界への新規参入や投資の拡大も見え隠れする。
中国の四川省・雲南省・貴州省の地域で、安価な電力が供給される豊水期も終わりに差し掛かる中、プラスの難易度調整が続くことでどのような変化が見られるか。マシンの世代交代やBTCマイナーの収益性には、改めて注目したいところだ。