仮想通貨取引所 中央集権 VS 非中央集権 :取引プラットフォームの脆弱性

中央集権的取引所
現時点で大手取引所と言われている取引所の多くが中央集権であり、個人情報や、管理がその企業によって管理されています。そのため、韓国のBithumbや日本のCoincheckのような被害が出始めてきています。
非中央集権的取引所
ユーザー達が秘密鍵及び、資金などの関連情報を自身で所有することによって、非中央集権的取引所はハッキング攻撃のリスクの回避や資金の安全を確保することもできると考えられています。

何十億ドルもの資金が、BinanceやHuobi、Bithumb、OKExのような大手取引所にて毎日のように取引されており、その高い流動性からユーザー達は他のプラットフォームではなく、既述の大手取引所を使用することを好んでいます。

例えばBinanceは、世界最大の取引所であり1日で$18億(約1900億円)もの仮想通貨取引高を誇り、ビットコインだけでも$3.7億(約390億円)の取引が行われています。

しかし、このようなプラットフォームで一定額以上で柔軟な取引を行うには、ユーザー達は、本人確認(以下、KYC)や資金洗浄対策(以下、AML)に乗っ取って、パスポートのような政府発行の身分証明書の提出や、対面式インタビュー、銀行情報の提供などの承認を行う必要があります

脆弱性

BinanceやHuobiのように仮想通貨のみの取引所では、法定通貨と仮想通貨で取引を行う取引所よりも、KYCやAMLに対し、比較的寛容であると言えます。

しかし、それでも多額のビットコインや、Wavesのような他の仮想通貨を出金する際には、ユーザー達は、KYCやAMLに準ずる必要があります。

即時仮想通貨取引所であるShapeShiftのCEOを務めるErik Voorhees氏(以下、Voorhees氏)は、以前KYCやAMLのシステムによって中央集権的プラットフォームが、パスポートデータや、銀行書類、社会保証番号などの繊細な情報を保管することで、データ盗難やハッキング攻撃に対する脆弱性に繋がる可能性があることを述べました

2015年6月に、Voorhees氏は仮想通貨関連のビジネスにKYCやAMLを強制するBitLicenseによって、ニューヨークの巨大仮想通貨市場を離れることを決意しました。

Voorhees氏は当時、

「政府や企業が、安全に記録を保存することが出来るかは別問題なのです。つい先週も、少数のコンピュータに400万もの口座が存在しており、数週間ごとに何処かしらで大量のデータが流出しています。」

と述べていました。

Waves非中央集権的取引所

大規模の非中央集権的取引所として、Wavesブロックチェーンプロトコル上に構成されたWaves の非中央集権的取引所(以下、DEX)が挙げられ、そこでは、各々の資金、情報、重要データに対してユーザー自身が完全な権利を持っており、同時に充分な流動性も確保されています。

既にDEXのWavesは、毎日$70万(約7400万円)ほどの仮想通貨取引高を誇ります。

現時点で、Waves DEXの取引高は決して高いとは言えませんが、仮想通貨ユーザー達がセキュリティの重要性やブロックチェーンネットワークが何百万もの取引を処理するのに向いていることに気づけば、非中央集権的取引プラットフォームの取引高は自然に上昇していくでしょう。

Coinbaseの共同創業者であるFred Ehrsam氏(以下、Ehrsam氏)は、以前、セキュリティ及び、独立的な財政の側面から非中央集権的取引所の重要性について強調しました。

ユーザー達が秘密鍵や資金などの関連情報を自身で所有することによって、非中央集権的取引所はハッキング攻撃のリスクを排除することが出来るのです。

そして、たとえネットワークに問題が起きたとしても、ユーザー達は自身の秘密鍵を所有しているので資金の安全を確保することもできます。

「非中央集権的取引所には、複数の明らかな利点と言える理由があります。まず、資金の権利を完全に所有することが出来るので、取引所へのハッキングや破産の心配がいりません。そして、取引所のリスクがなくなった事によって、ユーザー達は注文板に自身の注文を残しておくことができ、これが高い流動性に繋がると考えられています。」

とEhrsam氏は言及しました。

韓国最大の取引プラットフォームであるBithumbや、日本で先陣を切ってきたCoincheckがハッキング攻撃を受けたことからも、非中央集権的取引所の需要は上がってきていると言えます。

長期的に見ると、仮想通貨ユーザー達へのセキュリティやプライバシーの認知度が高まることで、Waves DEXのような非中央集権的取引所が必然的に急激な伸びを見せることになるでしょう

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