CoinPostで今最も読まれています

StakeHound提携で仮想通貨DASH高騰、イーサリアムDeFi領域と相互運用可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーキング報酬を得ながらDeFi参加

暗号資産(仮想通貨)DashとStakeHoundの提携により、ユーザーがステーキング報酬を獲得しながらDeFiにも参加することが可能になった。ユーザーにとっては利益獲得のチャンスが増えることになる。

StakeHoundは、PoS(プルーフオブステーク)トークンをイーサリアムを土台とする分散型金融(DeFi)エコシステムの中で使うことを可能にするプラットフォームで、6日には、ネム(XEM)との提携を発表している。

StakeHoundは、イーサリアムのDeFi(分散型金融)エコシステム間の重要なブリッジとして、「stakedDASH」というERC-20トークンを生成。DASHのマスターノードシステムを通じて報酬を獲得できるようになる。

関連:「新たなユースケースを」StakeHoundとの提携で仮想通貨ネム(XEM)をDeFiで活用 

「stakedDASH」の仕組み

stakedDASH」の仕組みとしては、まずユーザーが、Dashトークンを「StakeHound」プラットフォームに預け、機関グレードのカストディアンパートナーが保管することになるという。

すると「StakeHound」は、ERC-20トークン「stakedDASH」を元のトークンと1対1の割合で即座に生成し、ユーザーに送信する。トークンを受信したユーザーは、stakedDASHをDeFiなどのアプリケーションで活用し、貸し借りや取引が行えるようになる。

一方で「StakeHound」は、受け取ったユーザーのDashトークンのステーキングを行い、生じたステーキング報酬を追加の「stakedDASH」としてユーザーウォレットに配布する。「StakeHound」のユーザーは、いつでも「stakedDASH」を元のDASHトークンと交換できるというのもメリットのひとつだ。

「StakedDASH」は公開市場で自由に取引できるため、価格差を利用したアービトラージ(裁定取引)を行ったり、分散型取引所に流動性を提供することで収入を得る「イールドファーミング」を行うことも可能となる。

また、Dashでは報酬を受け取るマスターノードとなるには、通常1000DASH(1DASH=76ドル時、約800万円)の担保が必要となるが、「StakeHound」を介してステーキングすれば、必要金額はわずか1DASH(約8000円)に収まるという。

Dashへの窓口が広がる見込み

提携のメリットはDeFiへのアクセスだけに留まらない。その反対に、DeFiユーザーがDashにアクセスすることもできるようになることで、Dashへの窓口が広がる見込みであるという。

Dash開発を行うダッシュ・コアグループのCEO、Ryan Taylorは次のように話した。

DashがDeFi領域に拡張されることで、新たなユースケースが、Dashユーザーやイーサリアム基盤のERC-20ユーザーにもたらされる。

この機能は、Dashのステーキング報酬を得ながらDeFiの世界を探索したり、DeFiユーザーがDashの世界を探索したりできるようにする。これを機に素晴らしい成果がもたらされることを楽しみにしている。

この発表の後、DASH価格は18%ほど上昇、記事執筆時現在は約75ドルで取引されている。

Dashのプラットフォーム構想

Dashは9月に、アプリケーション開発プラットフォームについての構想を説明する動画を公開。

現在、テスト段階にあるこのプラットフォームは、Dashのセカンドレイヤーでもあり、P2P決済の課題を解決することを目的のひとつとして開発されており、データベースのサービスとして機能することが予定されている。

関連:仮想通貨ダッシュ(DASH)、独自プラットフォームで分散型クラウドサービスへ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧