はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨マイニング大手Bitfury、ノルウェーの大規模データセンター拡充へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bitfuryがノルウェーのデータセンターを拡充

大手暗号資産(仮想通貨)マイニング企業のBitfuryが、ルクセンブルク拠点のベンチャーキャピタルLIANグループと提携し、仮想通貨マイニングサービスの提供を開始したことが分かった。

この取り組みの一環として、LIANグループはBitfuryがノルウェーで運営する大規模データセンターの整備を支援することになるという。投資家は、Bitfuryの運用を介してデータセンターのマイニングマシンを利用する形になる。

Bitfuryによれば、モー・イ・ラーナ町にあるノルウェー初の42メガワットのデータセンターは、太陽光などの「100%再生可能エネルギー」を利用しており、ビットコインのブロックチェーンを持続可能な方法で維持していくという同社の取り組みを示すものだ。

LIANグループの共同創設者Fiorenzo Manganiello氏は、「この収益性の高いマイニング事業は、ノルウェーの低額で固定された電気料金に拠るものだ」とコメントしている。

持続可能なマイニングが投資家に魅力となる可能性も

BitfuryがLIANグループと協力して強化するノルウェーのデータセンターは、100%再生可能エネルギーを活用することを謳っている。将来には、仮想通貨マイニングへの投資も、より持続可能性の側面を考慮して行われるようになる可能性もある。

例えば米国では、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が、気候変動リスクに関する情報について、金融分野の企業(仮想通貨企業含む)や組織へ書面で共有したが、その中では持続可能な仮想通貨マイニングの必要性についても明記されていた。

エネルギー問題に関連して、使用する電力量やその持続可能性を測るため、ビットコイン採掘が行われる場所や、使用するマイニング機器について第三者が明確に把握できるようにする必要があるという。

また、機関投資家が気候変動への対応など、社会的・環境的な企業の姿勢を投資判断に組み込む方向へ向かっていると述べ、持続可能性に配慮することが取引機会を維持するためにもプラスに働く可能性を指摘した。

関連:米NY金融当局「気候変動と経済的リスクに配慮したマイニングを」

日本でもマイニング投資ファンドを発表

Bitfuryは2020年に入ってから、新たな投資プログラムの発表が相次いでいる。6月には、日本初となる「ビットコイン・マイニングファンド」の構築を発表。

カザフスタン共和国で同社が運営しているマイニングファームのうち最上位のものが投資対象で、機関投資家と個人投資家の両方に提供する。ポートフォリオの多様化を実現する分散投資先としての需要を見込んだ形だ。

また、5月末にも新たな投資プログラムを発表している。こちらもインフラを対象にしたもので、機関投資家向けにファンドだけでなく未公開株やその他の金融商品を介して投資する仕組みとなっている。規模は数億から数十億円になる見込み。

将来的には、マイニング投資自体をセキュリティートークンにして、独自ブロックチェーン「エグゾナム」でトークン流通を管理するモデルも構想しているという。

関連:ビットコインマイニング投資を「法律下で・一般投資家にも」 Bitfury、日本でファンド立ち上げ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
13:00
Secured Finance CEOが語るJPYC固定金利レンディングの挑戦|独占インタビュー
Secured Finance菊池氏が語るJPYC固定金利レンディングの全貌。日本円を世界の金利ベンチマークにする構想、RWA担保展開、x402対応など最新戦略を独占取材。
11:25
米SEC、今年度の仮想通貨含む執行件数が3割減 アトキンス委員長就任後は記録的低水準に=報告
米SECの2025年度執行件数が30%減の56件、金銭的和解額も45%減の8億ドルと記録的低水準に。トランプ政権下でアトキンス委員長が就任し、仮想通貨規制を大幅緩和。前政権の「執行による規制」から明確なルール作りへ方針転換。
11:02
アバランチ財務企業「AVAX One」、最大63億円規模の自社株買いを承認
仮想通貨アバランチの財務企業AVAX Oneは、取締役会が最大で約63億円規模の自社株買いを承認したと発表。また、購入規模を増やしたり、購入期間を延長したりしていく可能性があるとも説明している。
10:30
バイナンスジャパン、PayPayで暗号資産購入が可能に
Binance JapanとPayPayが連携サービスを開始。PayPayマネーから1,000円で暗号資産を購入可能に。入金手数料無料、24時間365日利用可能、PayPayポイントも使える新サービス。
10:20
ビットコイン続落、トレジャリー企業の売り懸念とFOMC利下げ不透明感で市場心理最悪に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは続落基調が止まらず、一時は7か月ぶりとなる8万5000ドル台まで下落。背景には、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社が、MSCIやナスダック100といった主要株価指数から除外される可能性がある。
10:05
コインベース、イーサリアム担保ローンを開始 最大約1.57億円まで借入可能
大手仮想通貨取引所コインベースがイーサリアム担保ローンサービスを開始。最大100万ドルのUSDC借入が可能に。Morphoプロトコル活用でBase上で運用。ニューヨーク州を除く米国ユーザーが利用可能。
09:45
著名投資家レイ・ダリオ、総資産の1%をビットコインで保有 量子リスクを懸念
著名投資家レイ・ダリオ氏が総資産の1%を仮想通貨ビットコインで保有していると表明した。量子コンピューターのリスクや金と比較した価値保存手段としての課題を解説している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧