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SBIファイナンシャル傘下のB2C2、米国向けXRP取引サービスを停止=TheBlock

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRP取引サービスを停止

米証券取引委員会(SEC)がリップル社らを証券法違反で提訴したことを受け、暗号資産(仮想通貨)の英大手マーケットメイカーB2C2が、米契約企業へのXRP取引サービスを24日に停止した。B2C2の担当者の話としてTheBlockが報じた。

B2C2社は、暗号資産分野における大手マーケットメイカーで、英国の他、米国、日本等に拠点を持ちグローバルに事業を展開。先日、SBIホールディングスの子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズが買収を行なった企業だ。

今回の停止は米国の企業のみが対象となる見込みで、それ以外の契約企業は取引の条件が一時的に一部変更されているが、XRPの取引は継続される。

SECがリップル社とGarlinghouse CEO、共同創設者のChris Larsen氏に対して訴訟を起こしたのは現地時間22日。SEC側の主張は「リップル社が2013年から約7年間に渡り、有価証券登録を行わずにXRPを販売し続け、1300億円を超える資金を調達した」というものだ。

関連米SECのリップル社訴訟、詳細が判明

板取引に流動性を提供し、売買を成立させる役目を持つマーケットメイカーでは、すでにGalaxy Digitalとシカゴ発の高頻度取引業者Jump TradingがXRP取引サービスを停止しており、B2C2で3社目となる。マーケットメーカー等の流動性供給元の状況の変化を受け、日本でXRP取引を提供している一部の取引所にも影響が波及している。

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B2C2は今週、SECの訴訟を受けてXRPについて対応を行う可能性があることを前もって顧客に予告し、取引停止などの対応を行う場合は即座に告知すると伝えており、24日の15時(日本時間25日5時)より、米企業向けの取引停止対応に動いたという。

B2C2とは

B2C2は2015年に設立されたマーケットメイカー。英国を拠点にしてグローバルに事業を展開している。

子会社の「B2C2 OTC Ltd.」は2019年、仮想通貨に準拠したしたCFD(差金決済取引)の規制ライセンスを英金融行為監督機構(FCA)から取得している。

今月にはSBIホールディングスの100%子会社「SBIファイナンシャルサービシーズ」がB2C2を買収した。仮想通貨を取り扱うディーリングデスクを運営する大手金融グループが初めて誕生したことで注目を集めた。

今年9月にはSBIグループの仮想通貨取引所SBI VCトレードが提供する「VCTRADE Pro」のマーケットメイカーにB2C2を追加。当時、B2C2はSBIとの連携を機に、日本の大手金融企業を仮想通貨業界に引き込むことを考えていると発表している。

関連「日本の大手金融企業を仮想通貨業界へ」 SBI、B2C2買収=ロイター

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記事提供:THE BLOCK
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