CoinPostで今最も読まれています

国内取引所Liquid by Quoine、独自通貨QASH情報などをアップデート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内仮想通貨取引所Liquid by Quoineで独自通貨QASHなどアナウンスが発表された。栢森社長によって、これまでの活動停滞の理由の説明と、今後の方向性について意思表明がなされている。

Liquidとは

Liquid by Quoine とは分散型金融(DeFi)の発展を目指す、日本とシンガポールに拠点を持つ暗号資産(仮想通貨)取引所。ワールドブックによる統合されたオーダーブックと、独自通貨のQASHなどのアルトコイン建で仮想通貨を交換できることを特徴としている。

ワールドブックについては、現在ICOで打ち立てた理想の一部のみ達成しているものの、Liquidの取引流動性を一つに集めるアプリケーションを準備しているとの発表があった。

Liquidでは、通常、仮想通貨取引所ではBTC/JPYとETH/BTCなど、銘柄ごとに取引の板は分かれている。Liquidでは注文は一つにまとめられており、流動性の少ない通貨でも安定した取引を行うことが出来るワールドブック機能を備えるほか、ETH建て、QASH建てといった珍しい通貨ペア取引も特徴となっている。

関連「Liquid by Quoine」が正式ローンチ|流動性の大幅改善を見込む

Liquidの現在とこれまで

Liquidは2017年にICOを行った後、ユニコーン企業として期待されていたが、2018年以降に国内取引所で相次いだ不正流出事件、ICO詐欺の頻発を受けて金融当局が規制強化を進めていくなか、新たな動きが減少していた。

栢森社長はこのブランクについて、「改正資金決済法、改正金融商品取引法への対応に経営資源を注力していたため」と説明しており、今後は第一種金融商品取引業としての登録、そしてシンガポールでの暗号資産交換所の登録を進めるとしている。(シンガポールにおいては申請・登録済み)

この日本とシンガポールでの業者登録はLiquidの強みであり、経済、政治的にも今後の暗号資産業界の動向に左右されず発展、成長するために適切な布石であるとした。

今後のLiquid

またLiquidは「顧客本位のプラットフォーム構築」を掲げ、3つの技術的な発表(QASHのLiquid Tokenへのリブランディング、ワールドブックの拡張、DeFiへの注力)を主眼に置くと言及。過去のQASHのホワイトペーパーに言及しつつ、「すでに陳腐化したり、市場で求められなくなったり、優先順位が低くなった技術、ICO後に台頭した技術に関して、今後計画を発表していく」と言及した。

独自通貨QASHについて

独自通貨QASHについては、Liquid Tokenへの変更は名称変更以上の理由があり、イーサリアムを基盤とするERC20トークンであるQASHを、独自のブロックチェーンとメインネットを持つことになるLiquidトークンに変えることにより、「アルゴリズム戦争」や「プロトコル論争」を回避することが目的にあると主張した。

また、すでに取引されているQASHのトークンスワップを進めるとともに、Liquid by Quoine内のサービスでの決済などに使用することも計画していると発表している。

Liquidトークンとそのレッジャー(Liquid Distributed ledger)は、様々なDeFiプラットフォームの架け橋となるため開発されているという。最終的にはLiquid by Quoineから独立する予定であるこのLiquidの分散台帳は、「金融サービスの民主化」を目指すLiquidグループの計画の要とも言える。

今後の情報発信について

Liquidは、今後最低でも「四半期に一回」程度のペースで新情報を発表するとしており、予定としては直近にLiquidの分散台帳についての続報、2021上半期にはメインネットリリースを行うとしている。

QASHアップデート情報(2021年1月)(URL

Liquid by Quoineウェブサイト(URL

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧