CoinPostで今最も読まれています

【速報】QUOINE社の新サービス「Liquid by Quoine」が正式ローンチ|流動性の大幅改善を見込む

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Liquid by Quoineがローンチ
国内大手仮想通貨取引所「QUOINEX」大型アップデートが完了し、待望の「Liquidプラットフォーム」がローンチされた。新機能MMOsにより、BTC取引などで流動性の大幅向上が期待できる。
リキッドプラットフォームとは
出来高の低い取引所における流動性の低さなど、仮想通貨市場の根本的な問題を解決するべく、世界中に点在する仮想通貨取引所が提供する全ての流動性を一つの取引プラットフォーム(World Book)に集約するもの

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Liquid by Quoineがローンチ

国内の大手仮想通貨取引所「QUOINEX」を運営する、QUOINE社が実施していた大型アップデートが完了し、ユーザー待望の「Liquidプラットフォーム(Liquid by Quoine)」が、2018年9月5日に無事ローンチされました。

QUOINE社のCTO「アンドレ」氏の解説によると、特にビットコイン(BTC)ペアのトレードにおいて、マルチマーケットオーダー(MMOs)機能により、注文を入れてすぐに約定するようになるなど、流動性が大幅に向上するとのこと。

イーサリアム(ETH)やビットコインキャッシュ(BCH)のペアも同様に、第一フェーズでマルチマーケットオーダー(MMOs)を使用するため、流動性の改善が見込めるとされ。仮想通貨業界の大きな課題である「流動性の欠如」を解決できるプラットフォームになっていくことが期待できるとしています。

出典:QUOINE公式

仮想通貨市場の課題点

QUOINE社は、仮想通貨市場の共通課題として「流動性」を挙げてきました。

流動性を損なっている場合、法定通貨での取引、通貨(トークン)の売買がそのものが成立しないだけでなく、大口の売買が価格変動リスクが大きくなりすぎて健全な市場成長に大きな支障が生じかねず、法定通貨の送金にかかる時間と費用により「事実上制約」を受けるというデメリットが発生しかねません。

このような課題を解決するため、開発された「LIQUID(リキッド)プラットフォーム」は、”世界中の流動性を集約した単一の取引プラットフォーム(ワールドブック)”と、これに付帯する一連のサービス(プライム・ブローカレッジ)で構成されたものになります。

これらが一体となって世界最高水準の流動性を提供することで、新たなクリプト経済が提供する機会、および「富」に誰もがアクセスできるようになることを目指しています。

また、LIQUID プラットフォームのワールドブックは、QUOINEにおける既存の「マッチング・エンジン」、「スマート・オーダー・ルーティング」、および「クロスカレンシー換算エンジン」の技術を用いて構築されています。

マッチング・エンジン(ME)

QUOINE社の数十年に及ぶ金融工学のノウハウを統合し、一から構築した「秒間数百万件の取引」を処理可能な、業界最先端のエンジン。

多くの市場(クリプト・トークンの通貨ペア)をサポートし、かつ、主要な注文タイプをそのままサポートできるよう、きわめてスケーラブルな設計となっており、強力な注文管理システムを備えている。

クロスカレンシー換算エンジン

タイムラグなく自動的な通貨換算を可能にするもので、法定通貨間のみならず、ETH/BTCとETH/SGDなどのマッチングも可能。

現時点で執行可能な為替レートを反映するため、オーダーブックをリアルタイムの価格で絶えず調整する。

スマート・オーダー・ルーティング

各所に点在する取引所のオーダーブックのいずれかに変更があった場合、変更箇所がLIQUIDプラットフォームのワールドブック上に反映される。

ワールドブックに注文が入り、内部マッチングが見つからない場合、スマート・オーダー・ルーティング技術が外部の取引所においてマッチングを確認、マッチングが見つかった場合は、その取引所において注文された通貨建てで自動注文を転送することができる。

これはトレーダーにとっては究極のリソースである、世界中の仮想通貨市場の流動性を集約し、ユーザーが選択するあらゆる通貨で利用可能な、極めて流動性の高い単一のオーダーブックとなります。

仮想通貨トークンQASHの実需拡大へ

QUOINE社は以前、Liquidプラットフォームに対する需要が高まるにつれ、独自の仮想通貨トークン「QASH」の有用性が拡大し、QASH保有者は、その価値をQUOINEおよびそのパートナーが提供する、全サービスおよび機能の「対価の決済」に利用することができるようになると説明していました。

参加者が非中央集権型プラットフォームに移行するにつれ、QASHは、幅広い金融業界により提供されるすべてのサービスの対価の決済に使用される、”推奨スタンダード・トークン”になり得るとして、期待を込めています。

Liquid(リキッド)が選ばれる4つの理由

QUOINE公式サイトでは、Liquid(リキッド)の利点として、以下の4点を挙げています。

  • 堅牢なセキュリティ:顧客資産を守る100コールドウォレット
  • 手数料無料:レバレッジ手数料実質無料
  • 52種類の通貨ペア:自由な取引を実現 QASHトークン取扱
  • タイトなスプレッド:業界最狭水準のスプレッドを提供

追加される新機能

また、追加される新機能(予定含む)として、以下の3点を挙げています。

  • マルチマーケットオーダー(MMOs):最高水準の流動性を実現
  • 仮想通貨レンディングApp:保有している通貨を有償で貸し付けできる機能
  • QASHユーティリティ:手数料割引、Liquidコミュニティ内の投票などに利用可能

Liquid(リキッド)で取引を始める方法

QUOINEX(コインエクスチェンジ)で口座開設済みの方は、自動的にLiquid口座に切り替わり、今まで通り取引を開始できるとされており、口座情報、口座資金もLiquid口座に引き継がれるようです。

ロードマップ

ホワイトペーパーによると、今後の動きとしては、以下のようなものが予定されています。

出典:QUOINE(ロードマップ)

その他、Liquid(リキッド)の移行に関する詳しい情報は、QUOINE公式サイトをどうぞ。

QUOINEXの口座開設

CoinPostの関連記事

【速報】QUOINEのLiquidプラットフォーム、ローンチ予定日が発表される
8月24日、QUOINE社よりLiquidプラットフォームが来月9月4日にローンチされる事が発表された。以前、QUOINE社がICOを行った際に発行されたQASHトークンが同プラットフォームで使用される事から、QASHホルダーにとってはようやく待ち望んだローンチと言える。
QASH チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
仮想通貨QASH(キャッシュ)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、QASH(キャッシュ)とは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/19 金曜日
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。
09:35
Aptos開発企業、マイクロソフトやSKテレコムなどと提携
アプトス・ラボが数社と共同で開発するAptos Ascendは、金融機関向けのデジタル資産管理プラットフォームだ。この製品はAzure OpenAI Serviceを使用する。
07:55
仮想通貨取引所バイナンス、ドバイで完全な事業ライセンス取得
バイナンスは昨年同局からMVPライセンスを取得したが、同ライセンスには3段階のプロセスがあり、今回は最終段階をクリアしたことになった。
07:20
「半減期後にBTC価格は下落する可能性」JPモルガン
半減期後に仮想通貨ビットコインの価格は下落する可能性があると、JPモルガンのアナリストは分析。17日のレポートで分析の根拠を説明している。
06:30
バイナンス、新たな仮想通貨ローンチパッド「メガドロップ」発表
最初に選ばれたプロジェクトは仮想通貨ビットコインのステーキングプラットフォーム「BounceBit」で、168,000,000 BBトークンがMegadropを通して配布される予定だ。
06:00
コインベース、ソラナミームコイン「WIF」の永久先物提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベース(およびインターナショナル取引所)は19日、ソラナ基盤のミームコイン「WIF」のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧