CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨の強気相場は今後9〜22ヵ月間継続し得る」──投資企業幹部、ビットコイン価格も予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の強気相場

暗号資産(仮想通貨)投資企業BlockTower CapitalのAri Paul CIO(最高投資責任者)が、現在の仮想通貨の強気相場は、今後9〜22ヵ月間継続し得るとの見解を示した。

今回の強気相場が終わる時の価格については、ビットコイン(BTC)は10万ドル(約1050万円)から40万ドル(約4210万円)、アルトコインは「それよりも高いパフォーマンスを見せる」と予測。

Paul氏は5日、強気相場の期間を9回ある野球のイニングに喩え、現在は7回だとツイートしている。まずはビットコインの価格が上昇し、それが一服したところでイーサリアム(ETH)や時価総額の高い銘柄、今だとDeFi(分散型金融)関連の優良銘柄にも資金が流れ、その後に時価総額が低い銘柄の価格が上昇するサイクルが繰り返されていると指摘した。

このツイートの後、野球の比喩は混乱を招いたとし、どのように強気相場の段階を分類しているか、また強気相場がいつ開始したと考えているのか、自身の見解を解説。現在の強気相場が始まったのは2018年12月だと考えていると説明した。

出典:ツイート

約3年前の仮想通貨バブル期については、2017年の始まりが野球の5回から6回だったと解説した。ビットコインは当時、2017年12月に前回の過去最高値を記録した後、2018年初めの暴落を経て、その年の終わりにかけて下落。そこから今のサイクルが開始したとしている。

2020年3月のコロナショックまでは長期的な上昇期間のはずだったと主張。当時の暴落がなければ、ビットコインの価格は2020年、6500ドル(約68万円)よりも下落することはなかったはずだと見ている。

コロナショック後は個人投資家だけでなく、機関投資家や企業も市場に参加してビットコインの価格を押し上げたとし、2020年Q3(7月から9月)から2021年1月までをおおまかに野球の4回から6回に相当すると主張。

関連ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

その上で今回の強気相場がいつまで継続するかについて、市場のサイクルや現状を分析し、大まかな推測だと前置きした上で9ヵ月〜22ヵ月間続くだろうと予測した。

そして8回の後半か9回が始まった時に、エクスポージャー(リスクに晒されている資産の割合)を減らしていくことが賢明な戦略だとコメントしている。

アルトコインについて

ツイートのコメント欄で「DeFiの優良銘柄を5〜10つ挙げて欲しい」と求められたPaul氏は、「AAVE、UNI、おそらくSNX、SUSHI、COMP」と回答。ただしこの見解は、各銘柄の特徴や今後のパフォーマンスではなく、現在のマーケットの状況や心理に基づく判断だとしている。

Paul氏はビットコインが強気相場である限り、今後もアルトコインに資金が流入する可能性が高いとの見解を示した。

関連XRP(リップル)一時50円前まで反発、DeFi銘柄Aaveなど活況続く

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/16 月曜日
15:00
テザーなどステーブルコイン発行企業4社、北朝鮮ハッカー集団保有の7億円相当を凍結
ステーブルコイン発行企業4社が北朝鮮ハッカー集団ラザルスの資金と思しき7億円相当の暗号資産(仮想通貨)を凍結した。3年間で280億円のマネーロンダリングも明らかに.。
14:45
コインベースCEO、ブラックロックへのビットコインIOU発行疑惑を全面否定
米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、ブラックロックに対しビットコインの借用証明書(IOU)を発行し、相場操縦しているとの噂を全面否定。ETF運用について説明した。
14:23
イーサリアム次期アップグレード「Pectra」、2段階の実施案が浮上
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」を2段階で実施する可能性を開発者会議が検討中。Pectraの内容も解説。
11:00
仮想通貨ウォレット「BOSS Wallet」でのステーブルコインUSDTの保管方法を解説
ステーブルコインUSDTは、BOSS Walletのような仮想通貨ウォレットでチェーンに関係なく保管できます。この記事はBOSS WalletでのUSDTの保管の仕方についてご紹介します。
10:00
ユーザーファーストの分散型仮想通貨ウェアウォレットBOSS Walletとは
BOSS Walletは、ユーザー中心の分散型仮想通貨ソフトウェアウォレットであり、単一の秘密の復元フレーズで複数のウォレットを作成可能にしています。本記事は特徴や使い方を解説します。
09/15 日曜日
11:30
米CPI・FOMC影響でビットコイン相場が820万円に推移|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン相場を分析。リセッション懸念が高まる中、今週の暗号資産市場でビットコイン(BTC)は上下動。FOMCの動向が注目されている。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米CPIとXRP投資信託に高い関心
今週は、米CPI、グレースケールのXRP投資信託の販売再開、米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長によるビットコイン価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
09/14 土曜日
15:00
英高等裁「USDT含むステーブルコインは法律に基づく財産」と判決
英国の高等裁判所がUSDTを法的財産と認定。仮想通貨の法的保護を強化する判決に。背景となった訴訟の詳細を解説。
13:20
「RWAトークン化市場が1.7兆円規模に成長」バイナンスの最新リサーチ
バイナンスが現実資産(RWA)トークン化市場を分析。米国債トークンが牽引し、1.7兆円規模に。法的課題や今後の展望も解説。
12:00
リップルX幹部が語る対SEC裁判やIPO|WebX2024インタビュー
WebX2024でRipple(リップル)X幹部に取材。長年に渡る米SECとの裁判や株式上場(IPO)の可能性、仮想通貨ステーブルコインの開発、日本市場の重要性について語られた。
11:00
FTX前CEOバンクマン・フリード氏、25年懲役判決に控訴 再審求める
FTX破綻事件において詐欺などで25年の判決を受けたサム・バンクマン=フリード前CEOが控訴。支払能力があったと主張し、再審を要求。
09:38
バイナンスのソラナステーキング「BNSOL」、資産運用の新たな選択肢に
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは12日、独自のソラナリキッドステーキングトークン(LST)である「BNSOL」の提供を正式に開始した。
08:30
米SEC、「仮想通貨証券」の表現を削除
米SECがバイナンスとの裁判で訴状を修正し、仮想通貨証券という表現を削除した。その理由について述べている。
07:30
ワールドコインのワールドID、ソラナブロックチェーンで利用可能に
サム・アルトマン氏の仮想通貨プロジェクト「ワールドコイン」のオンチェーンIDである「ワールドID」はソラナ上でも利用できるようになった。
07:00
新経済連盟、2025年度税制改正提言を発表 暗号資産税制も含む
新経済連盟が2025年度税制改正提言を発表。暗号資産の申告分離課税導入やETF取り扱い可能化など、Web3支援策を提案。日本経済活性化と国際競争力強化を目指し、AI開発やスタートアップ支援も含む16の具体策を提示。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア