コインベースもサービスを展開
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが、イーサリアム2.0のステーキング代行サービスの参加予約窓口を公開した。
イーサリアム2.0フェーズ0のローンチを控えていた昨年11月に、ステーキングサービスを提供する予定を発表したが、それを実施する。
発表によると、ステーキングに参加する顧客が受ける年利は最大で7.5%となり、25%の手数料が含まれる。また、当初の計画では、ETHを預けた顧客はその分を取引することはできないとしていたが、今後何かの形で取引できるようにする(代替トークンなど)予定があるという。
イーサリアム2.0は現在ビーコンチェーン段階にあり、ステーキングへの報酬が還元されるまでには約1〜2年間ロックされる期間が存在する。そのため、バイナンスなど一部の取引所は顧客の機会損失を抑えるために代替トークンを発行し、顧客に付与している。コインベースも類似した方法を実施すると見られる。
具体的なサービス開始時期については、TheBlockの取材に応じたコインベースの代表者が、「まもなく提供できる」とコメントした。
イーサリアム2.0でバリデータノードを管理する役割を担うビーコンチェーンは昨年12月1日に正式ローンチ。ETHのステーキング(デポジット)を受け付けている。最新のデータによると、デポジットコントラクトは現在、3,101,698ETHが預けられており、その金額は約5,700億円に及ぶ。