はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米大手VCのa16z、イーサリアムのレイヤー2プロジェクトOptimismへの出資でリード投資家に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムのサポートを表明

米大手ベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz(a16z)」は24日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のレイヤー2プロジェクト「Optimism」が行うシリーズAの投資ラウンドで、リード投資家を務めることを発表した。

Optimismはイーサリアムのスケーラビリティを向上させるため、「Optimistic Rollup」という技術を開発している企業。a16zはOptimismを高く評価しており、今回の出資を通して、成長を続けるイーサリアムのエコシステムをサポートしたいと説明している。

シリーズAは一般的に、事業開始前に出資を募る「シード」に続く投資ラウンドで、プロダクトの正式リリースに向けて取り組んでいる時期の出資を指す。OptimismへのシリーズAにおける出資額は2,500万ドル(約26億円)規模になるという。

Optimismは先月15日にメインネットをソフトローンチしており、まずはDeFi(分散型金融)プラットフォーム「Synthetix」に導入された。現在は正式なローンチに向けて段階的に開発を進めている。

関連イーサリアムの処理性能改善策「オプティミズム」、ソフトローンチ実施

リード投資家a16zの評価

リード投資家は対象の投資ラウンドにおいて、大きな金額を出資することが多く、また今回であればOptimismの対外的な信用を高めてくれる役割を持つ。

a16zはイーサリアムを「DeFiやNFT(非代替性トークン)などの需要の高まりで、開発者やユーザーに人気のあるプラットフォームとしての地位を確立した」と評価。一方でトランザクションが急増し、処理が遅れて手数料が高騰するなど、「イーサリアムは自身の成長の被害者になっている」と解説している。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

その上で、問題解決するための様々なアプローチやレイヤー2ソリューションの開発チームを長い時間をかけて見てきたと説明。その中でOptimismは手数料を下げ、処理の遅延を減少させる技術を開発しており、世界レベルのユーザー体験を提供できる可能性があると高く評価した。

またOptimismの最も大きな成果の1つとして、イーサリアムの枠組みに近づけて開発されていることを挙げている。それによって新しいプログラミング言語が必要ないなど開発者が設計に取り組みやすく、ユーザーの利便性も高まっていると指摘した。

関連:イーサリアム3年ぶりの過去最高値更新、高騰要因に4つの理由

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/22 土曜日
13:40
豪政府、仮想通貨のイノベーション促進政策へ 4つの計画を発表
オーストラリア財務省が仮想通貨を含むデジタル資産のイノベーション促進策を発表した。取引所規制やステーブルコイン枠組みなど4つの戦略で世界的リーダーを目指す。
13:05
トランプ大統領のサックス特命官、UAE高官と仮想通貨・AI投資協力を協議
米ホワイトハウスのサックス特命官がUAEタヌーン氏と会談。AI、仮想通貨、技術投資について協議し、「スターゲート」プロジェクトへの70億ドル投資準備が報じられた。両国の技術・経済分野での協力強化へ。
11:25
日本の物価3%高騰、仮想通貨市場に与える影響も
2月の日本インフレ率が3%に達し、日銀追加利上げ観測が強まる中、仮想通貨市場への影響が懸念される。米国の2022年インフレ時のFRB利上げがもたらした仮想通貨ベア相場の教訓から、投資家の警戒感が高まっている。
10:40
「関税と決算発表が仮想通貨市場の鍵」米コインベース週次レポート
米コインベースの最新レポートが仮想通貨市場の現状と見通しを示す。世界貿易政策の不確実性と決算発表の影響、さらに増加する機関投資家の仮想通貨投資意欲を解説している。
09:45
MegaETH、毎秒2万取引を処理可能なパブリックテストネット開始
イーサリアムスケーリングの新アプローチ「MegaETH」がパブリックテストネットを開始。10ミリ秒ブロックタイムと2万TPSを実現し、最終的には10万TPSを目指す。
08:40
バイナンス、22銘柄の上場廃止投票を開始
仮想通貨取引所バイナンスは、コミュニティ共同ガバナンスメカニズムによる上場廃止投票の第1回を開始。ジャスミー、ジーキャッシュ、FTXトークンなど22のデジタル資産が対象となっている。
07:55
コインベース、デリビット買収交渉が最終段階に
Deribitを買収へ 米仮想通貨取引所大手コインベースが、ビットコインとイーサリウムのオプション取引で世界最大のデリビット(Deribit)の買収交渉を進めていると、ブルーム…
07:25
「3600万超のアルトコインがビットコインの地位を強化」アナリスト考察
仮想通貨ビットコインアナリストJesse Myers氏が「アルトシーズンが永久にキャンセルされた」と主張。3600万超のアルトコインの出現がビットコインのドミナンスを強化する3つの理由と「キャッチ22」パラドックスを解説。
06:25
ストラテジー社、ビットコイン追加購入のため調達額を1000億円に引き上げ
仮想通貨ビットコイン追加購入のために、ストラテジー社は優先株発行規模を当初計画から45%増の7億2250万ドルに引き上げた。
06:02
米SECの仮想通貨タスクフォース始動、規制アプローチの転換点に
米SECが初の仮想通貨タスクフォース円卓会議を開催した。ゲンスラー時代の「執行による規制」からの脱却を図り、パース委員主導で新たな規制枠組みを模索していく。
03/21 金曜日
17:11
GMOコイン、ステーキングの報酬率向上とソラナなど手数料半額キャンペーン発表
GMOコインがポルカドット、コスモス、ソラナのステーキング報酬率を大幅に向上。最大で前年比2倍超の報酬率を実現し、2025年4月には手数料半額キャンペーンを実施。暗号資産保有だけで効率的に報酬を得る。
16:18
SBI北尾会長が語る仮想通貨市場の未来と戦略|FIN/SUM2025
SBIホールディングス会長がFIN/SUMで野心的成長目標を発表した。「今世紀最大の革新的技術はブロックチェーン」と断言し、急成長する仮想通貨市場を背景にデジタルスペース戦略を展開する。リップル(XRP)と提携する中、今後の展望を示した。
13:50
ストラテジーのセイラー会長が語る「ビットコインの21の真実」とは
ストラテジー社会長マイケル・セイラーがデジタル資産サミットで語った『ビットコインの21の真実』を詳説した。イデオロギー、デジタル商品、エネルギーネットワークに始まり、「新たな太陽系」としての見解など、セイラー氏のビットコイン観は果てしなく大きい。
12:00
米通貨監督庁、仮想通貨企業に対する「チョークポイント2.0」終了へ
米OCCが評判リスクの調査を終了すると発表した。トランプ政権下で進む仮想通貨規制緩和の一環として、銀行の仮想通貨企業へのサービス提供拡大が期待される。
11:16
ビットコイン市場、FRBの金融政策とSECのPoW判断は好材料 流動性低下に警戒感も
ビットコインは8.4万ドル台で推移。FOMCでのFRBによる量的引き締め(QT)ペース緩和と2025年の利下げ示唆、SECによるプルーフ・オブ・ワーク仮想通貨の非証券判断という二つの追い風が市場を下支えする。一方、Glassnodeレポートは市場流動性の急速な低下を警告した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧