はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ヴィタリック氏がイーサリアムの新提案、レイヤー2プロトコル間ソリューションについて

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

レイヤー2プロトコル間のソリューションを提案

イーサリアムの共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏は、特定の条件下でのレイヤー2のプロトコル間におけるやり取りを可能にする、新たな提案を公開した。

レイヤー2のソリューションは、現状のイーサリアム(ETH)におけるスケーラビリティ(拡張性)問題やネットワーク手数料(Gas代)の課題を解決するための開発が進められている。例えば、rollupでは計算をブロックチェーン外の「オフチェーン」で行い、結果のみをネットワークに送ることで、セキュリティを犠牲にすることなくスケーリングを図るという。

レイヤー2の技術には複数のプロジェクトが進行しており、PlasmaやOptimistic RollupやZK-Rollupがある。ZK-Rollupを用いたプロトコルでは、分散型取引所(DEX)Loopringなどがあり、Loopringはイーサリアムのセキュリティを受け継ぎつつ、低コストや高い処理性能を保持していることを特徴としている。

rollup間の交換を例に

ブテリン氏によると、今回の案はrollup間でやり取りを行いたい場合、片方のrollupが単純なトランザクションのみを処理するものだった場合の提案だという。スマートコントラクトに対応したrollup間のやり取りに関する提案は既に行われていると紹介した。

説明の例としてブテリン氏は、ユーザーの「Alice」と仲介者「Ivan」を使った例を挙げた。Aliceはrollup Aにあるいくらかのコインをrollup Bの同じコインに交換したいと考えている。

また、IvanはIVAN_Aというアカウントをrollup Aに持ち、rollup BのスマートコントラクトIVAN_Bにいくらかの資金を預けている。挙動としてはシンプルに表すと以下のようになるという。

1. Alice(利用者)がIVAN_AにNコインをALICE_Bのメモと送る

2. IvanはTRADE_VALUE * (1 – fee) のコインをIVAN_BからALICE_Bへ送る

rollup Aにはメモ領域(memo field)のようなものがあると想定している。Aliceはその領域をAlice_Bを宛先として指定するために使用する。

レイヤー2ソリューションの一つ、Optimistic Rollupを開発するOptimismは先月24日、米大手ベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz(a16z)」からの出資をシリーズAラウンドで受けることを発表した。

関連:米大手VCのa16z、イーサリアムのレイヤー2プロジェクトOptimismへの出資でリード投資家に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧