マイニングプール事業を開始
金融大手SBIグループの「SBI Crypto株式会社」が、21年4月よりマイニングプール事業を開始することを発表した。
SBIグループは暗号資産(仮想通貨)取引所運営のほか、2017年よりマイニング事業を行ってきた。今回、サービスを一般向けに公開し、マイニングプール事業を展開するという。
事前登録を受け付けているサイトによると、提供されるのはビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)、BSVの3種類となる。
そのほか、マイニングのための資金借入、マイニング報酬の預入で利息を得るサービス等があるとも説明されている。
サービスは、Full-Pay-Per-Share(FPPS)方式を採用しており、マイナーがあるブロックの生成に関する承認作業を行った量に基づいて報酬を支払う。FPPS方式に関しては、12日に立ち上げを発表したデジタル・カレンシー・グループ(DCG)子会社Foundryによるマイニングプール事業も同じく採用している。
両社は、どちらもグループ子会社の事業でありステーキングやレンディングを提供するなど、そのサービス内容が類似している。
また、2020年に提携した独Northern Dataがマイニングプールのデータセンター管理の一部を請け負うとしている。なお、SBI Cryptoは同社の株式を700,250株保有しているとした。
SBIに関しては、仮想通貨に関連した合弁会社の設立に向けて、外資系金融企業との協議を行っていることが、2月に報じられた。
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