はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

最大手ヘッジファンド創設者レイ・ダリオ氏、ビットコインバブルへの見解示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

著名投資家レイ・ダリオ氏、ビットコイン

世界最大手ヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者で著名投資家のレイ・ダリオ氏は24日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインについて言及した。

Yahoo Financeとのインタビューで、仮想通貨がバブルなのかどうかや、リスクや将来的な規制について独自の見解を述べたものだ。

レイ・ダリオ氏は世界最大級の機関投資家向けヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」を1975年に設立した有名投資家。リスクパリティや為替オーバーレイなどの運用手法を考案しており、ダリオ氏の投資理念を実践する同ヘッジファンドは、通算で過去最高となる5.4兆円相当の利益を投資家にもたらしたとされる。

過去には、ビットコインなどの仮想通貨に対して懐疑的見方を示していたダリオ氏だが、20年秋頃から興味を示しはじめ、同年12月に行われたAMAでは、ビットコインが「過去10年ほどでゴールド(金)のような代替資産」になったと評する場面もあった。

ビットコインがバブルかどうか問う質問に対してダリオ氏は、バブルは本質的な価値ではなく帰属的な価値(Imputed Value)がある金融資産を指すという点を踏まえ、ドットコムバブルなど、過去のバブルを振り返って見てもビットコインのような(改竄耐性を持つ)資産はあまりなかったと指摘。

ビットコインのように改竄耐性を持つ資産は珍しいと説明し、代替的な富の貯蔵手段であることから「デジタルなキャッシュのようだ」と形容した。

また、ビットコインのポジティブな側面としては、過去10年ほどの歴史でハックされていないこと、運用基盤として代替的に機能している点なども挙げた。

規制面について

政府によるビットコイン規制についてダリオ氏は、「歴史的に銀行は、自国通貨を独占(モノポリー)する方が都合が良かった」と指摘。過去に米国が1934年に施行した金準備法などを引き合いに、「自国通貨の需要と供給を管理できる方が中央銀行としては都合が良良い。ビットコインも同様の状況から、政府から禁じられる可能性はある」などと発言した。

さらに、仮想通貨の禁止令が検討されつつあるインドを例に挙げ、「私の理解では、ビットコインの保有者をトラッキングすることは可能だ」と、政府による検閲は可能であるとの見解を示した。

現金の代替ファンド設立も示唆

一部では、このようなダリオ発言が否定姿勢と捉えられている節もあるが、ダリオ氏は1月末、ブリッジウォーター・アソシエイツ社のニュースレターで、インフレ局面で懸念される法定通貨の価値低下リスクに備え、米ドルなどの現金に代わる富の貯蔵手段として、ビットコインを含めたファンド検討を示唆している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:40
AI企業コアウィーブ、約1.3兆円でビットコイン採掘大手コア・サイエンティフィックを買収へ
AI特化クラウドプロバイダーのコアウィーブが、仮想通貨マイニング企業コア・サイエンティフィックを買収する計画だ。1.3GWの発電能力を獲得し、AIとHPCワークロードを強化していく。
09:55
「ビットコインが暴落した時は買い増しの好機」金持ち父さん著者キヨサキ、強気姿勢を維持
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインに対して改めて強気な見方を示した。暴落した時は買い増しの好機だとXに投稿している。
09:35
ジャック・ドーシー、ビットコイン送信対応のオフグリッドメッセージアプリ「Bitchat」を発表
ジャック・ドーシー氏が先週末にビットチャットを開発。Bluetoothメッシュネットワークで完全分散型通信を実現。インターネット不要で検閲耐性を持つ。
08:25
TON財団、UAE「ゴールデンビザ」プログラム否定後にマーケティング担当VPを急募
TON財団がゴールデンビザプログラムをUAE政府に否定された後、マーケティング担当副社長を募集。10万ドルステーキングプログラムは政府の認可を受けていないと判明。
07:40
ソラナ基盤パンプ・ファン、4日後にPUMPトークン上場予定 ライバルのレッツボンクが首位奪取
ソラナ系ミームコイン工場パンプ・ファンが7月12日にPUMPトークンを上場予定。一方、競合のレッツボンクが24時間取引量でパンプ・ファンを初めて上回った。
07:15
米国の仮想通貨現物ETF、次の商品のローンチは秋の初めか
米SECが新たに仮想通貨のETFを承認するのは、秋の初めごろになる可能性があるとの見方が上がった。SECは現在、XRPやドージコインなどの複数の現物ETFの承認判断を延期している。
07:05
米上場Bit Digital、企業資産をビットコインからイーサリアムに転換完了
米上場企業ビット・デジタルが企業資産のイーサリアム完全転換を発表。280BTCを売却し10万ETH超を保有。株価は一時20%急騰し時価総額10億ドルまで拡大。
06:25
売却ではなくアドレス更新か、14年以上動かなかった1兆円相当のビットコイン移動の謎
14年間動かなかった8万BTC超(1兆円相当)が先週末に移動。アーカムや有識者は単純なアドレス更新の可能性を指摘。売却の兆候は確認されていない。
06:00
ストラテジー、42億ドル資金調達発表 3カ月ぶりビットコイン購入見送りも
マイケル・セイラーのストラテジーが優先株発行で42億ドル資金調達を発表。先週は3カ月ぶりに仮想通貨ビットコイン購入を見送り。650億ドル相当のビットコイン保有を維持。
05:35
米政府関連ウォレットが3200万円相当ETHをコインベースに送金、仮想通貨準備金関連か?
米政府関連ウォレットが7月8日に仮想通貨イーサリアムをコインベースに送金。売却ではなく保管目的との見方も。
07/07 月曜日
19:35
Mofu Mofu NFT:東宝がWeb3参入、SaltSweeetと創るIPプロジェクト
東宝アニメーション支援のもと、SaltSweeetが開発するMofu Mofu Music CaravanのNFTが7月11日ローンチ。3ヶ月返金保証付き「流動性担保型ミント」で安心参加が可能。
16:00
Binance Japan千野剛司社長が語る日本市場戦略|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、世界最大級の暗号資産取引所Binanceの日本法人が、国内最多60銘柄の取扱いを達成。千野剛司社長がWebX 2025への期待と日本市場での展望を語る。
15:57
メタプラネット、約345億円でビットコイン追加購入 保有量15,555BTC
メタプラネットが345億円でビットコイン2,205BTC追加購入。累計保有量15,555BTCで世界上場企業5位に。555ミリオン計画の進捗と株価への影響、今後の戦略を詳しく解説。
13:57
ヴィタリックらがイーサリアムのトランザクションごとのガス上限を共同提案 DoS攻撃対策と安定性向上目指す
イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏と研究者のトニー・ワースタータ氏は、ネットワークのセキュリティと安定性向上を目的として、トランザクションごとのガス使用量にプロトコルレベルの上限を導入するEIP-7983を提案した。
12:21
イーロン・マスク、新政党でビットコイン支持示唆 法定通貨への懸念表明
イーロン・マスク氏が新政党「アメリカ党」でビットコイン支持を表明。「法定通貨は絶望的」と発言し、暗号資産への姿勢を鮮明に。トランプ氏との対立から第3政党設立へ。2026年中間選挙で限定的な議席獲得を目指す戦略も明らかに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧