CoinPostで今最も読まれています

米財務省がロシアに制裁措置を表明──関連団体の仮想通貨アドレスをブラックリストに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米政府、ロシアに制裁措置へ

米財務省の外国資産管理局(OFAC)は15日、ロシア政府の指示で2020年の大統領選挙に不正関与しようと試みた16の団体などに対する制裁措置を発表。また関連団体の違法サービスで利用された暗号資産(仮想通貨)アドレスのブラックリストを公開した。

OFACの発表ではプーチン政権の高官であるアレクセイ・グロモフ氏の他、身分証の偽造に特化したパキスタン企業「Second Eye Solution」など16の団体および16の個人らに制裁対象に指定した。またバイデン米大統領も15日の演説でロシア政府の工作活動を大きく非難した。

今回の制裁ではロシアの外交官10名を国外追放される他、米国の金融機関による関与団体との取引が制限される。

Second Eye Solution(SES)はパキスタンに拠点を置く団体。財務省の発表によれば、パスポートや免許証など身分証明書の偽造に特化しており、2017年にロシア政府の情報操作団体IRA(Internet Research Agency)に偽造された運転免許証を提供したという。

また、SESは少なくとも2012年から偽造サービスを提供しており、支払い手段として暗号資産(仮想通貨)を受け入れており、2013年から21年3月まで250万ドル(2億7,000万円)相当の仮想通貨を募ったことから、SESから偽身分証明書を購入した仮想通貨アドレスも今回ブラックリスト化された。

米財務省が別途発表したブラックリストでは関与団体の仮想通貨アドレスを公開、ビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、バージ(XVG)、ジーキャッシュ(ZEC)、ダッシュ(DASH)、イーサリアム(ETH)やビットコインキャッシュ(BCH)などのアドレスが追加されたという。

不正な本人確認書類を購入した人物の特定を加速化するため、金融機関や第三者身元確認サービスなどに協力を求める形だ。

ロシア外務省は制裁措置を受け、両国関係を危険にさらすものだと反発。一方、バイデン米大統領は今夏にも欧州で首脳会談を開くとし、プーチン大領領との対話に意欲を見せた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/16 月曜日
15:00
テザーなどステーブルコイン発行企業4社、北朝鮮ハッカー集団保有の7億円相当を凍結
ステーブルコイン発行企業4社が北朝鮮ハッカー集団ラザルスの資金と思しき7億円相当の暗号資産(仮想通貨)を凍結した。3年間で280億円のマネーロンダリングも明らかに.。
14:45
コインベースCEO、ブラックロックへのビットコインIOU発行疑惑を全面否定
米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、ブラックロックに対しビットコインの借用証明書(IOU)を発行し、相場操縦しているとの噂を全面否定。ETF運用について説明した。
14:23
イーサリアム次期アップグレード「Pectra」、2段階の実施案が浮上
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」を2段階で実施する可能性を開発者会議が検討中。Pectraの内容も解説。
11:00
仮想通貨ウォレット「BOSS Wallet」でのステーブルコインUSDTの保管方法を解説
ステーブルコインUSDTは、BOSS Walletのような仮想通貨ウォレットでチェーンに関係なく保管できます。この記事はBOSS WalletでのUSDTの保管の仕方についてご紹介します。
10:00
ユーザーファーストの分散型仮想通貨ウェアウォレットBOSS Walletとは
BOSS Walletは、ユーザー中心の分散型仮想通貨ソフトウェアウォレットであり、単一の秘密の復元フレーズで複数のウォレットを作成可能にしています。本記事は特徴や使い方を解説します。
09/15 日曜日
11:30
米CPI・FOMC影響でビットコイン相場が820万円に推移|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストがビットコイン相場を分析。リセッション懸念が高まる中、今週の暗号資産市場でビットコイン(BTC)は上下動。FOMCの動向が注目されている。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米CPIとXRP投資信託に高い関心
今週は、米CPI、グレースケールのXRP投資信託の販売再開、米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長によるビットコイン価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
09/14 土曜日
15:00
英高等裁「USDT含むステーブルコインは法律に基づく財産」と判決
英国の高等裁判所がUSDTを法的財産と認定。仮想通貨の法的保護を強化する判決に。背景となった訴訟の詳細を解説。
13:20
「RWAトークン化市場が1.7兆円規模に成長」バイナンスの最新リサーチ
バイナンスが現実資産(RWA)トークン化市場を分析。米国債トークンが牽引し、1.7兆円規模に。法的課題や今後の展望も解説。
12:00
リップルX幹部が語る対SEC裁判やIPO|WebX2024インタビュー
WebX2024でRipple(リップル)X幹部に取材。長年に渡る米SECとの裁判や株式上場(IPO)の可能性、仮想通貨ステーブルコインの開発、日本市場の重要性について語られた。
11:00
FTX前CEOバンクマン・フリード氏、25年懲役判決に控訴 再審求める
FTX破綻事件において詐欺などで25年の判決を受けたサム・バンクマン=フリード前CEOが控訴。支払能力があったと主張し、再審を要求。
09:38
バイナンスのソラナステーキング「BNSOL」、資産運用の新たな選択肢に
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは12日、独自のソラナリキッドステーキングトークン(LST)である「BNSOL」の提供を正式に開始した。
08:30
米SEC、「仮想通貨証券」の表現を削除
米SECがバイナンスとの裁判で訴状を修正し、仮想通貨証券という表現を削除した。その理由について述べている。
07:30
ワールドコインのワールドID、ソラナブロックチェーンで利用可能に
サム・アルトマン氏の仮想通貨プロジェクト「ワールドコイン」のオンチェーンIDである「ワールドID」はソラナ上でも利用できるようになった。
07:00
新経済連盟、2025年度税制改正提言を発表 暗号資産税制も含む
新経済連盟が2025年度税制改正提言を発表。暗号資産の申告分離課税導入やETF取り扱い可能化など、Web3支援策を提案。日本経済活性化と国際競争力強化を目指し、AI開発やスタートアップ支援も含む16の具体策を提示。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア