はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トルコ、仮想通貨取引所もAML・CFT規制の対象に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AML・CFTルール適用へ

トルコ政府が暗号資産(仮想通貨)への規制を強化している。今月に入り資金洗浄防止(AML)・テロ資金調達対策(CFT)に関して規制対象となる企業のリストに、仮想通貨取引プラットフォームを追加したことがわかった。

5月1日に発令された大統領令によると、この規則は即座に施行され、金融監視当局が仮想通貨の保有について調査することを容易にするという。

トルコは4月30日より、仮想通貨を商品やサービスの決済に使うことを禁じたばかりだった。また禁止方針が発表された直後、トルコで4番目の規模を誇る取引所「Vebitcoin」が突然営業を停止するなど混沌とした状況が続く。

同取引所はウェブサイトで、禁止方針を受けた取り付け騒ぎを示唆し、「財政的に非常に困難になった」と説明。実際の詳細は伝えられていないものの、トルコ当局は先月24日にlker Baş CEOと他3人を拘束している。

またトルコでは別の取引所「Thodex」でもユーザーが突然アカウントにアクセスできない事態が発生しており、出口詐欺の疑いで捜査が進行中だ。

関連渦中のトルコ仮想通貨取引所、2020年より不審な外部送金か

仮想通貨規制を強化へ

仮想通貨の決済使用禁止や、取引所をAML/CFT規制の対象にすること以外でも、トルコ政府は仮想通貨に対する規制を様々な方向から進めようとしている。

ブルームバーグの報道によると、トルコ政府の匿名の関係筋は、カウンターパーティリスクを排除するために、仮想通貨の中央カストディ機関を設立することを計画中だと話している。

また仮想通貨取引所の資本要件を設定することや、関連企業の幹部へ教育活動を行うことも視野に入れているという。

仮想通貨の普及進むトルコ

トルコでは16%にも達するインフレーションと、インフレに伴う法定通貨リラの価値下落から財産を保護するため、トルコ市民が代替資産に目を向けている。

データ企業Statista社の調査によれば、2020年にトルコは南米ペルーと並び仮想通貨の普及率が世界4位だった。

出典:Statista

この調査は各国ごとに1,000人から4,000人を調査して、仮想通貨の所有または使用の有無を尋ねたもの。トルコとペルーの回答者は16%が仮想通貨を所有、又は使用していると報告した。

1位にはトルコと同様、法定通貨のインフレで苦しむナイジェリアがランクイン。また東南アジアからはベトナムとフィリピンがそれぞれ、3位と4位に名を連ねた。

なお、この調査では最も普及率が低かったのはデンマークと日本。仮想通貨を所有または使用したことがあると答えた対象者は、全体のわずか4%だった。

bitFlyerが日米で実施したアンケートでは、82%が投資をしている米国の回答者に対し、日本の回答者の69%が投資していないと回答するなど、投資そのものに対する温度差が顕著だった。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧