ビットコイン先物のETF
米国で再び暗号資産(仮想通貨)ビットコイン関連のETFの申請書が提出された事例が見られた。
今回申請したのは、上場投資信託プロバイダーのTeucrium Tradingだ。現在多く申請されている現物基準のビットコインETFと異なり、CMEの提供するビットコイン(BTC)先物をベンチマークとしてパフォーマンスを追うという。
また、ニューヨーク証券取引所のArca取引所への上場を目指すという。
Teucrium Tradingは主に農産物のETFを提供。2011年に米国で初めて農産物コモディティのETFを導入した業者だ。大豆ファンドや小麦ファンド、砂糖ファンドなどを運用している。
ビットコインETFに関しては現在米国で複数の申請がSEC(証券取引委員会)に審査されている。今回のETF申請を含め、ビットコインのパフォーマンスに直結する上場投資信託の申請は10件に上る。
SECはすでにVanEck、WisdomTree、Kryptoin、およびフィデリティの申請に対する審査を開始しているが、最終判断には至っていない。
また、SECがビットコインETFを承認した事例はないものの、VanEckは先日イーサリアム(ETH)ETFの申請目論見書をSECへ提出し、米国の初事例となった。
一方、隣国のカナダやブラジルではすでに複数のビットコイン・イーサリアムETFが取引されている。