- 仮想通貨市場
- ビットコイン(BTC)や主要アルトコインは全体的に軟調であるものの、急反発後の一服で調整の範疇にあることから、”嵐の前の静けさ”となっている可能性も考えられます。一方で株式市場では、マネックスグループやSBIホールディングスといった仮想通貨関連銘柄に投資家の買いが集まっており、コインチェック復活やSBIバーチャルカレンシーズ(SBIVC)の開設期待などから資金流入が加速しています。
- 日米株価市場
- NY株式市場は主要三指数揃って下落した一方で、東京株式市場は高安まちまちの結果となりました。日米ともにソフトバンク傘下のSprintとドイツテレコム傘下のTモバイルUSの統合が話題となっており、米市場では規制当局の動きを警戒して両銘柄が売られた一方で、東京市場ではソフトバンクが小幅ながら上昇しました。
仮想通貨市場
Bitcoin (BTC)
ビットコインは、本日9:00前に3万円ほど下落し、主要アルトコインを含めて全体的に軟調ではあるものの、急反発後の一服でまだまだ調整の範疇にあることから、”嵐の前の静けさ”と言えるかも知れません。
今後予想される価格推移としては、一旦サポートライン付近まで下がり反発する可能性と、ゆっくりと108万円手前まで価格を戻す可能性が考えられます。
下値支持線となる”サポートライン”は94万円付近に存在しており、一時的に押したとしても硬いラインになりますので、この辺りで反発する可能性は高いと思われます。
GW中の2、3日にかけて大きく動き出す可能性も十分考えられますので、注意深く見るべきでしょう。
108万円手前を越えると、次は115万円に向けての上昇が期待できるので、このまま上昇トレンドに変わることを願いたいところです。
NEM (XEM)
投資家人気の高いNEMは、底値からの急反発を見せた後、突発的な下落も発生していますが、依然として買い圧力は強めに見受けられることから、上昇トレンドに向かう可能性も考えられます。
最近の仮想通貨取引所
今年に入ってから、分散型取引所(DEX)人気も徐々に上がってきており、ローンチ初日に取引高1億円を記録した「AirSwap」のニュースが記憶に新しいところです。
AirSwapは、イーサリアムベースのERC20トークン交換プラットフォームであり、完全匿名性を維持しつつ個人間取引ができるソフトウェアプラットフォームです。
トランザクションも完全分散型で、スマートコントラクトで行われるため中央管理者も必要もなく、ローンチ直後から取引高が急増したことで話題になりました。
分散型取引所(DEX)が今後さらに発展・浸透していくことで、仮想通貨が本来求める非中央集権に近付いていくかも知れません。
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仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄では、「マネックスグループ(8698)」が、7.21%高の669円に。
売り買いが激しく交錯したことで、本日も出来高1.57億株、売買代金1,000億円規模をこなし、全上場銘柄中1位を記録するなど規格外の活況ぶりを印象付けています。
また、「SBIホールディングス(8473)」が、+7.12%高の2,964円を付け、年初来高値を更新しました。
同社CEO北尾氏が、決算説明会の場で、今夏までに何らかの動きがあるとする仮想通貨取引所「SBIバーチャルカレンシーズ」についてのビジョン、及び競争優位性(勝算)を語るなどしており、仮想通貨セクターでSBIを本命視する投資家の買いが集まったものと思われます。
さらに、SBIホールディングスのグループ会社で金融機関向けシステムを受託開発する「ソルクシーズ(4284)」がSBIの材料に触発されるようにして12.11%高となったほか、独立系システム開発会社の「IXナレッジ(9753)」が、制限値幅上限となる前営業日比150円(16.65%)高の1051円ストップ高で引けました。
そのほか、仮想通貨事業への提携を進める「オウケイウェイヴ(3808)」が10.14%高、ブロックチェーンゲームの参入を表明している「モバイルファクトリー(3912)」が9.09%高を記録するなどしており、GW中に情報収集を行い目星をつけた投資家による仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄への物色が強まっています。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄の最新情報一覧は、以下の記事を参考にどうぞ。
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NY市場
- ダウ 24,163.15(-148.04)
- NASDAQ 7,066.27(-53.53)
- S&P500 2,648.05(-21.86)
日本時間5月1日早朝(米国時間30日)に引けたNY株式市場は、主要三指数揃っての下落となりました。
今朝発表された、PCE個人消費支出のコア指数の結果は市場予想と同じ1.9%。
FOMC前という事もあり、投資家の慎重姿勢から買い控えなどもあった他、イスラエルのネタニヤフ首相がイランの核合意に関して「核兵器開発の極秘での計画があったにも関わらず嘘をついていた」と述べてました。
同氏と会談したポンペオ米国務長官が「イランの核合意には欠陥がある」と発言した事を受けて、核合意に関する不透明感から地政学リスクが意識された事などが悪材料になりました。
また、ソフトバンクグループ傘下のSprintとドイツテレコム傘下のTモバイルの統合件に関して、米国の規制当局を動きが警戒され、Sprintが-13.69%、Tモバイルが-6.22%の下落となり、両者の下落が通信関連の銘柄に波及。
ベライゾン・コミュニケーションの株価も-4.34%の下落となり、市場全体のセンチメントを低下させました。
個別では、ウォルト・ディズニーとの提携を発表したTwitterが4.52%の上昇と高く、決算発表を控えたAppleも1.81%のプラスとなった一方で、通気の一株利益の見通しを下方修正したアーコニックが-20.63%の大幅安。
新薬の承認申請が遅れそうだとの一部指摘からバイオ関連銘柄のセルジーンも-4.47%の下落となりました。
東京市場
- 日経平均 22,508.03(+40.16)
- TOPIX 1,774.18(-3.05)
- マザーズ 1,136.44(-5.63)
5月最初の取引となる1日の東京株式市場は、高安まちまちで引けました。
日経平均は寄り付き直後はマイナス圏で推移していたものの、徐々に株価を切り上げていき、結局40円高で引けました。
本日材料になったのは、値がさ株の上昇。
ファナックや、ファーストリテイリングが上昇した他、NY市場でも話題となっている米SprintとTモバイルUSの統合合意が材料となりソフトバンクグループも上昇し、この3銘柄だけで日経平均を約54円も押し上げました。
その一方で、20年ぶりの過去最高益更新となったソニーは来季営業利益予想で9%の減少を見込んでいるとの事が失望売りに繋がり、-6.06%と株価は急落。
ソニー単体だけで日経平均を12円も押し下げ、日経平均寄与度は採用銘柄の中でワースト3位となりました。
東証一部売買代金は2兆8713億円といった結果になりましたが、大型連休の谷間という事もある他、FOMCやAppleの決算、更には米雇用統計なども控えている事から、一部の投資家からは売買を手控る動きもあったようです。