はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)価格を”MOON”させるために必要不可欠な「5つの要素」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ムーンさせるために何が必要なのか
2017年12月に記録したビットコイン(BTC)の最高値”200万円台”を突き抜けるために欠かせない「5大要素」について、米経済誌Forbesに掲載されたBlockStarのCEO「Christian Ferri」氏による的確な分析を紹介しています。

BTC価格は再びムーンするのか

2018年初頭より、ビットコイン(BTC)価格の低迷が3ヶ月以上も続いてきた中、ようやく仮想通貨市場も”回復の兆し”が見え始めてきました。

現時点では、9200ドル(約100万円)付近で推移・取引されています。

過去最高の高値を更新するため、必要な5要素を解説しています。

ムーンとは

「To the Moon」の略。

月にまで届きそうな勢いで価格が上がっている、仮想通貨の”急騰チャート”のこと。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

1:セキュリティインフラの改善

米経済誌Forbesによると、ビットコイン価格を急騰させるために欠かせない要素として、「価値の保存(Store of Value)」と、取引の仲介を担う標準通貨としての浸透であると記述されています。

ただしこの実現には、より安全かつ利便性の高いインフラが必要不可欠であると考えられています。

BlockStarのCEO「Christian Ferri」氏(以下、Ferri氏)は、以下のように説明しました。

「ビットコインが、デジタルゴールドのような”価値の保存”の用途として使用されると仮定した場合、人々が新しい金融媒体を信頼して利用していくためには、仮想通貨エコシステム全体を網羅できる”より安全なインフラ”が必要不可欠だ。

「それを実現することで、さらに多くの人々の市場参入を期待できることからも、拡張性のあるインフラは極めて重要な位置付けにある。」

2:価格の安定化

Ferri氏はForbesに対し、「ビットコインをメインストリームで使用される通貨に押し上げるには、セキュリティの向上だけでは不足している。」ことを主張、「合法的な法定通貨としての役割を担うには、プロトコルの向上によって、価格変動も安定化させなければならない。」と述べました。

「もしビットコインが、日常的な取引の仲介を担うために”プロトコル”を改善するのであれば、既述のセキュリティや拡張性以外にも、安定性の向上も必要だ。」

「この安定性があれば、今日5ドル(約545円)で買ったカフェラテが明日50ドル(約5450円)で売れる、といったようなことを防ぐことになる。」

3:機関投資家の参入

ビットコインなどの新高値更新に向けてはさらなる流動性が必要で、大量の資金流入も欠かせません。

その”大量の資金”の元となるのが、莫大な資本力を持つ機関投資家です。

Fabric Foundationの経営執行役会長を務める「Paul A. Taylor」氏は、Forbesに対して以下のように述べています。

「仮想通貨インデックスファンドなどへの機関からの資金の流入は、小さな影響が連鎖的に伝わることで大きな影響を及ぼすようになる”カスケード効果”を引き起こし、さらなる人々の流入に繋がることになる。」

CrowdfundXのDarren Marble氏(以下、Marble氏)もこの意見に、以下のように同意しました。

「現段階では、機関投資が今後の”ビットコイン発展のカギ”を握っていると言わざるを得ない。これまでは、流動性の問題、セキュリティリスクと資産の保護、取引先リスクなどの懸念により、ビットコインを非中央集権的取引所で購入することを躊躇していた経緯がある。」

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場と3頭の「クジラ」|巨大金融機関参入の機運高まる
先日、世界3大投資家のジョージ・ソロス氏や、世界的財閥であるロックフェラーやロスチャイルドが仮想通貨市場に参入する可能性が報道されました。彼らの経歴と、世界的投資家や財閥が仮想通貨業界に参入する可能性について考察します。

4:認可を受けた取引所

大口投資家が、ビットコイン投資に手を出し始めているのは周知の事実であると言えます。

しかし、より大きな資本力を有する”機関投資家”が本腰を入れて参入するには、規制当局の認可を受けた(信頼性の担保された)取引所の存在も重要です。

Marble氏は、Forbesに対し、以下のように言及しました。

「tZEROや、Coinlist、NASDAQのような認可済みの取引所が、二次的となる仮想通貨プラットフォームを構築する必要がある。それによって初めて、金融のプロが運用する資金として知られる、スマートマネーがビットコインに直接流入してくることになる。」

「この状況が実現した場合、塞き止めるものはなくなり、仮想通貨業界は”新時代に突入”するだろう。そうなった場合、時価総額は10億ドル(約1090億円)を越し、ビットコイン(BTC)価格も過去最高値を更新する可能性がある。」

5:上場投資信託(ETF)

仮想通貨の父とされるビットコインの最高値更新に向けた最後の主要要素は、仮想通貨関連ETFとも呼ばれる上場投資信託の設立です。

BitcoinIRA.comの共同創業者及び、COOを務めるChris Kline氏は、以下のように述べています。

仮想通貨関連の上場投資信託は、仲介アカウントを通してより簡潔に取引を行うことができるため、ビットコインやその他の仮想通貨の価格上昇に貢献するのではないかとされている。」

「ビットコインや仮想通貨業界全体の勢いは、強い兆候に転じていることからも、価格の反発は時間の問題だと言えるだろう。」

3 Things That Could Lift Bitcoin Prices To New Highs

MAY 2, 2018 by Panos Mourdoukoutas

参考記事はこちらから

5 THINGS THAT WILL SEND BITCOIN BACK TO THE MOON

May 3, 2018 by ADAM JAMES

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
06:55
リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
06:35
イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
06:15
米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。
05:45
カザフスタン、仮想通貨の国家準備金創設へ 犯罪没収資産と国営マイニングで調達
カザフスタン中央銀行のスレイメノフ総裁が30日、犯罪事件で押収した資産と国営マイニング事業で得たビットコイン・仮想通貨を原資とする国家準備金創設計画を発表した。
05:30
ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも
米ストラテジー社は30日夜、6月22日から6月29日の間に総額765億円を投じて、4,980 BTCを購入したことを報告。前週購入数の20倍となった。
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:27
コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順、アプリ活用法を解説
東証1部上場企業マネックスグループ傘下の仮想通貨取引所コインチェックについて、投資家目線でオススメする3つの注目ポイントを紹介。ビットコインのほかリップル(XRP)やネム(XEM)など多数のアルトコインを取り扱うなど、サービス充実度は目を見張るものがある。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧