GALAがMXCへ上場
プレイヤー中心のゲームエコシステム創造に取り組むゲーム開発企業「Gala Games」は、独自トークン「GALA」が、中華系取引所のMXCへ上場したことを発表。GALA/USDTのトレードが開始された。これによりMXCは、Bitrue、Hotbitに続く、GALAを取り扱う3つめの中央集権型取引所となった。
MXCはまた、GALA上場と同時に、同社が運営するイールドファーミング用プラットフォーム「MX DeFi」にて、GALAのイールドファーミングも開始。6月6日から9日(UTC+8)までの間に、MXC開発のMXトークン、トロンのTRXおよびUSDTのいずれかをステークしたユーザーを対象に、GALAが配布された。
Just a little somethin' somethin' for the @MXC_Exchange community! Echoes of Empire is going to be AWESOME! pic.twitter.com/Ws6ZUcRhBA
— Gala Games (@GoGalaGames) June 6, 2021
GALAトークンとは
今回上場が発表されたGALAとは、Gala Gamesのエコシステム内で交換媒体として利用されているトークンであり、イーサリアム・ブロックチェーン上で、ERC20規格に沿って発行されている。Gala Gamesエコシステム参加者の間で、支払いや決済を円滑かつ安全に進めることを目的に開発されており、具体的には、デジタルグッズまたはゲーム内アイテムの購入などで、利用が見込まれている。
Gala Gamesは一度も、ICOなどを介した直接的なGALAの販売を行っていない。上記の取引所で購入する他、Founder’s Nodeと呼ばれる、Gala Gamesの分散型エコシステムを支えるノードを運営することにより、その報酬としてGALAを受け取ることも可能だ。また、Gala Gamesエコシステム内にあるゲーム、「Town Star」では、上位100位までのプレイヤーに対し、報酬としてGALAが付与されている。
このように特定のユーザーにのみGALAが付与される設計にしているのは、ネットワークのサポートやゲームプレー、およびネットワーク上でのゲーム共有を推進するためだという。
Gala GamesのCTO、Jason Brink氏は後述のAMA(Ask Me Anything/なんでも聞いて)にて、GALAのようなトークンを用いることにより、「ユーザーは自分の資産を自分で所有できるようになり、Gala Gamesが存在しようがしまいが、Gala Gamesのネットワークは存在し続けることができる」と、GALAの価値について語った。
ゲームとブロックチェーン業界の改革を目指すGala Games
GALAの上場に伴い、MXCはJason Brink氏とAMAを実施。Brink氏は、Gala Gamesの概要からグローバル展開に至るまで、コミュニティからの質問に詳細に回答した。
プレイヤーが力を持てるゲーム開発
コミュニティメンバーから、Gala Gamesはどのように誕生したのかと聞かれたBrink氏は、「ゲームプレイヤーが、ゲーム会社や広告主により振り回されるような現状を打開し、プレイヤー自身がゲーム業界の発展に積極的に関わることができるようにするためにGala Gamesは設立された」と説明。同氏は、「遊びを通してこの地球上の全ての人の自由を実現すること」がGala Gamesのミッションであり、遊びは人間に不可欠な要素であると持論を述べた。
ブロックチェーンを活用してゲームを変容
他のブロックチェーンゲーム企業とどこが違うのかという質問に対し、Brink氏は、Gala Gamesは「ブロックチェーンゲーム企業」ではなく、「ブロックチェーンを活用したゲーム企業」だということを強調。Gala Gamesでは、まず最初にゲームが構築されており、ブロックチェーン技術はあくまで、ユーザーにサービスを提供するためのツールとして利用しているだけだという。
さらにコミュニティから、「Gala Gamesを一言で表すならば?」と尋ねられたBrink氏は、「改革(Revolution)」と回答し、以下のように続けた。
個人的には、Gala Gamesで権力を大企業の手からゲーマーの元へと返すことにより、ゲームを永久的に変容させることができるだろう感じている。(中略)少なくとも世界には、24億人のゲーマーがいると言われている。ブロックチェーンにより、24億人全てにサービスを提供できるようになる。Gala Gamesは、これを実現するためのシステム開発に取り組んでいる。
グローバル展開の計画
今回のAMAでは、日本を含む英語圏以外におけるGala Gamesの展開についても、コミュニティから質問が投げかけられた。
この質問に対しBrink氏は、特定の国や地域の明言は避けているが、英語圏以外でインフルエンサーやアンバサダー・プログラムを準備していると発言。アンバサダーは、各地域にてGala Gamesのコミュニティを運営するだけでなく、グッズやステッカー、さらにはNFT配布にも関わることになるという。
弊社では、日本でのコミュニティ活動について同氏に質問を送付し、回答いただいた。Brink氏によると、Gala Gamesは世界中でコミュニティの中心となる人を常に求めているという。また、日本には多くのゲーム愛好者がいるだけではなく、ブロックチェーンゲームにおいて日本人の存在感が際立っていると感じるという。今後、ブロックチェーン技術を活用したゲームがもたらす新しい可能性について、注目していて欲しい、とした。
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