Gala Gamesとは
Gala Gamesはブロックチェーンを活用したゲーム開発を手がけ、プレイヤーが所有するノードエコシステムに支えられたネットワーク上でゲームプラットフォームを展開しています。
ゲーム内アイテムなどの資金について、従来の考え方を変容させることを目的とし、自社開発のゲームに加え、多数のゲームスタジオ開発によるタイトルを追加した、世界最大の分散型ゲームプラットフォームを構築しています。
Gala Gamesでは複数のゲームを運営しており、それらの中で得たアイテム等をブロックチェーン上で取引できます。アイテムはERC-1155トークンとして発行されており、仮想通貨を対価に売買することも可能です。
独自トークンであるGALAはゲーム内外で取引でき、ファウンダーズノードを運営し、Gala Gamesのネットワークに貢献することの対価としても得られます。バイナンスやコインベース、Crypto.comなどの大手取引所にも上場しています。
また、GALAトークンはイーサリアムのガス代高騰を受けFlare Networkでの導入が今年の1月に発表されており、スケーラビリティ問題の緩和に取り組んでいます。さらに、ほぼ無料で取引が可能になる自社開発のブロックチェーン開発にも取り組んでいます。
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メンバーにゲーム開発のベテランなど起用
ブロックチェーンゲームの中でもゲームデザインを重視しているGala Gamesですが、その創業者含めチームメンバーはブロックチェーンとゲーム両方に造詣が深く、ソーシャルゲームを開発したことのあるメンバーが目立ちます。
Zyngaの共同創業者でもあるEric Schiermeyer氏が創業し、ブロックチェーンとゲームの専門家であるJason Brink氏、John Osvald氏、Michael McCarthy氏等で構成された経営陣をもつGala Games。ゲーム開発における経験が豊富なメンバーが多いことが、顔ぶれから伺い知れます。
Gala Gamesが提供するゲーム
Gala Gamesが提供しているゲームはソーシャルゲームと言えるジャンルのものが多く、プレイヤー間での取引や協力関係の構築が避けられない種類のゲームです。この特徴は、NFTなど仮想通貨に関連する資産を取引することとのシナジーは高いといえます。
公式ウェブサイトによると、Gala Gamesが提供するゲームの数は、開発中のものも含めると10タイトル。現時点でベータ版の提供まで進んでいるプレイ可能なゲームは「タウンスター」と「スパイダータンク」です。他にもいくつかの注目ゲームをご紹介します。
タウンスター
Town Starは農業と街づくりを楽しめる、シムシティなどに近い箱庭系シミュレーションゲームです。
WindowsやMacでのクロスプラットフォームに対応。ゲーム内に所有しているNFTを配置し、デイリーチャレンジを達成することで報酬を獲得することができます。また、コンペティションに参加し、上位に入賞することでも報酬を獲得することができます。スマホからもブラウザですぐにプレイ可能で、日本語にも対応済みです。
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ミランダス
ミランダスは現在開発中のMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)です。
プレイヤーは冒険をしたり、特定の派閥の騎士として活動したり、宿や酒場の経営をしたりと、様々な楽しみ方ができます。アイテムや土地はNFTとして扱われており、購入したNFTは2次流通市場で自由に取引することができます。
レジェンダリーNFTとして扱われているNFT「Citadel」は大口購入されたことで話題にもなり、Polient Games社により80万ドル(約9千万円)で、匿名の購入者に160万ドル(約1.7億円)で、そしてFlare Networkにより350万ドル(約3.5億円)で購入されています。
レガシー
レガシーは、「ポピュラス」「ダンジョンキーパー」「ブラック&ホワイト」「フェイブル」といった人気タイトルを手がけたイギリスの著名ゲームデザイナー、ピーター・モリニュー氏によるゲームです。
プレイヤーの目的はゲーム内でビジネスを成長・発展させ、取引や競争を通してERC20規格の仮想通貨「レガシーコイン(LEGACY)」を獲得することです。独自製品やデザインを生産し、市場で販売や取引をしながら利益の最大化を目指します。
開催される様々なイベントやアワードに応募し、他のプレイヤーとギルドを組み、賞金としてのレガシーコインを目指して競い合います。
ウォーキング・デッド:エンパイア
ウォーキング・デッド:エンパイアは、アメリカのテレビチャンネルAMCが制作した番組「ウォーキング・デッド(The Walking Dead)」の危険な世界を舞台としたMMORPGです。
ゲームの目的は「建設・戦闘・収益化」で、プレイヤーは土地を確保し、材料を集めて基地を建設し、ウォーカー(ゾンビ)などを撃退することで収益を生み出すことができます。
ドラマのウォーキング・デッドはこれまで映画やゲームなどの様々なスピンオフ作品が生まれており、Gala Gamesからも今後の注目タイトルの一つとして、21年12月のGalaverseイベントで初公表されました。AMCとEmber Entertainment(エンバー・エンターテイメント)によって開発が進んでおり、22年後半のリリースを予定しています。
また、4月にはVOXシリーズ第3弾として、ウォーキング・デッドVOXがリリースされ、発売後数分で完売しています。ウォーキング・デッド:エンパイアのゲーム内効果についての詳細は今後発表される予定となっています。
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GALA Nodeについて
Gala Gamesは分散型のゲームプラットフォームを目指しており、最終的には保存領域を含めブロックチェーンで管理する予定です。
Gala Gamesが提供する、ファウンダーズノードライセンスはノード運営者の提供する資源に対してGALAや、TOWN、今後追加されるすべてのゲーム別トークン、そしてGala Gamesプラットフォームに追加されるすべてのNFTの一部が報酬として与えられます。
NFTのノードドロップは、ランダム分配アルゴリズムにより決定されています。5万限定ライセンスのファウンダーズノードは値段改定が数回行われ、現在の販売価格は96,000ドル、販売数は42,000個を超えており、100個販売につき1,500ドル価格が上昇する段階価格設定が用いられています。
ゲーム専用ノードがリリース
21年11月、Gala Gamesのノードエコシステムが大幅にアップデートされ、以前予定されていた無料ノード、レンタルノードの代わりに、特定のゲームの成長を促進させるゲーム専用ノードのリリースが発表されました。
初のゲーム専用ノードとして発売されたタウンスターノードは、販売後わずか数分で完売。タウンスターゲームのDAU(デイリー・アクティブ・ユーザー)数次第で、今後の追加販売も予定されています。
NFT マーケットプレイスの協業
Gala Gamesは、Concept Art Houseとの協業とNFTマーケットプレイス「Crypto Art House」の設立を21年4月に発表。
その後9月には、「シン・シティ(Sin City)」シリーズや「バットマン:ダークナイト・リターンズ」などのアメリカン・コミックの原作者、フランク・ミラー氏のNFTをConcept Art Houseとともに制作販売し、1点物のオークションが840,000ドル(約1億円)で落札されたことでも話題となりました。
また、21年8月にはアーティストが運営するNFTマーケットプレイス「888 The New World」を、公式プラットフォームおよびテクノロジーパートナーとして発表。その後12月、ラスベガスで開催された「-into the galaverse」イベントにて、888 Inner Circleとのブランディングパートナーシップ「ガーディアンレルム」が発表され、翌年2月にはGala Gamesのコミュニティメンバーシップトークンとして、Blue Realmトークンをリリース。8,888個が販売開始後30分未満で販売完了しています。
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音楽分野への本格進出
Gala Gamesは22年2月、NFT音楽分野に特化したプラットフォーム「Gala Music」をローンチしました。ゲームの開発に加え、現在は音楽事業も行っています。
グローバルトークンメンバーシップを提供する「888 Inner Circle」や、著名EDMミュージシャンのBT氏と提携し、ジェネレーティブビジュアル(常に新たなビジュアルが生成され続ける)・オーディオアートの発売やエアドロップの実施スケジュールなどを公式に発表。
また同時に、米有名ラッパーで仮想通貨ビジネスに積極的に携わっていることで知られるSnoop Doggとコラボし、最新アルバム「B. O. D. R(Bacc On Death Row)」の音楽NFTが含まれる「スタッシュボックス」が2月10日から発売されました。
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音楽NFTの中には、Gala Gamesが手掛けるゲームで活用可能になる予定のものもあります。Galaの新たな分散型ノードネットワークは、アーティストやクリエイターへの報酬を向上させ、ファンはその成功を共有できるようになります。
Gala Musicユーザーは、将来的に好きなアーティストの音楽を分散型ノードネットワークで配信したり、聴くだけで収益を生み出すことができるようになる予定です。
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