はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨投資ファームの創業者が読むビットコイン価格を次レベルへ上げる3つの要因

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米投資家ケリー氏「ビットコインはもはや無視できない市場」
仮想通貨投資ファームの創業者であるBrian Kelly氏は、ビットコイン市場はもはやニッチな市場ではなく、金融市場に及ぼす影響は無視できないと語っています。
今後ビットコイン価格を上昇させる3つの要因
ケリー氏は、ビットコイン価格が今後さらに上昇すると考える要因として、「大手投資銀行の参入」、「規制の明確化」、「Blockchain Week New Yorkの開催」を挙げています。

投資家のBrian Kelly氏(以下、Kelly氏)は、ビットコインを金融市場の片隅に追いやる時代は終わり、無視できない存在になっていると語ります。

Brian Kelly

仮想通貨投資ファームのBKCM LLCの創業者・CEO。資産管理と仮想通貨のコンサルティングを行う。主要著書に「The Bitcoin Big Bang – How Alternative Currencies Are About to Change the World」がある。米CNBCの番組「Fast Money」に出演。 ツイッター@BKBrianKelly

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Kelly氏はビットコイン価格がさらに上昇すると考える要因を3つ挙げています。

ビットコイン市場は「重大な市場」

Kelly氏は、フーヴァー研究所の定期金融政策会合の中で、ビットコインは「重大な市場」だと語りました。

Kelly氏によると、以前は主要な金融政策会合において、仮想通貨が議題に上がることはほとんどありませんでした。

しかし、現在は仮想通貨市場で最大の時価総額を誇るビットコインについての議論が絶えません。

仮想通貨市場は、ニッチな市場ではなくなっているとKelly氏は言います。

主流の金融市場が仮想通貨に注目し始めており、仮想通貨市場は無視できないものになっています。

その証拠として、ビットコイン価格は再び10,000ドル(約109万円)の射程圏内に達しています。

ビットコイン価格をさらに上昇させる3つの要因

Kelly氏は、ビットコイン価格が次のサポートレベルである、12,000ドル(約130万円)や14,000ドル(約152万円)に達する3つの要因を挙げています。

  • Goldman Sachsのような銀行の参入
  • 規制当局がビットコインの合法性を明示すること
  • 5月11日にBlockchain Week New Yorkが始まること

大手銀行の参入

米国の大手投資銀行であるGoldman Sachsは、ビットコインの現物取引と先物取引をすぐに開始すると発表しています。

CoinPostの関連記事

ゴールドマンサックス社:取締役会の承認を得てビットコイン市場へ参入
ウォール街を代表する金融機関であるゴールドマンサックス社が、ビットコイン価格と連動する商品を自己資本によって構築し、投資商品として取引事業に参入する事を発表しました。

Goldman Sachsの執行役員であるRana Yared氏は、顧客からの圧倒的な需要のためにビットコインを採用する決定を下したと言います。

大手銀行が仮想通貨市場に参入する事に関して、Bitcoin FoundationのJon Matonis氏は次のように述べています。

新たな流動性をもたらしているので、彼らが仮想通貨市場に参入する事は素晴らしいことだと思います。

彼らは先物市場やオプション市場を構築しようとしています。

最近では、ビットコインの金利の市場も出現し始めるのではないかとさえ考えています。

規制の明確化

仮想通貨に関心を寄せている米国証券取引委員会(SEC)のような機関の間では、ビットコインはいかなる規制トラブルから解放されるべきだという合意が得られています。

Kelly氏は、ビットコインに関する規制が明確化される事はビットコイン価格の上昇につながると主張します。

現在、SECはいくつかのアルトコインを有価証券として扱うことを検討しています。

CoinPostの関連記事

元CFTC会長「ETHやXRPは有価証券の可能性も」 米取引所で取引不可になるか
元米先物相取引委員会(以下、CFTC)会長が、仮想通貨のETHやXRPが有価証券に区分される可能性について指摘しました。有価証券との判断が下された場合、SEC未認可の米取引所では取引不可になります。現状では認可された取引所は存在していません。
米SEC:イーサリアムを有価証券として扱うことを検討か
SECの規制当局では現在、イーサを含めた仮想通貨を有価証券のカテゴリに分類するべきか協議が行われているとのことです。The DAO事件を皮切りに、SECではICOにより発行されたトークンを証券として扱うべきか、長らく議論が行われています。

日本では取引所の審査に関する厳格化が進む予定

日本でも本日で最終日となるゴールデンウィーク明けに、仮想通貨交換業者に対して実施した立入検査の結果を公表する模様です。

一度業務改善命令を出されたZaifやGMOコインへの対応も焦点となりますが、こちらも同様に登録審査基準が厳格化することにより、業界全体の登録取引所の質は向上していくことが予想されます。

仮に既存の大手取引所に厳しい審査結果が発表された場合など、流動性の観点からも短期的な相場への影響が懸念される状況ではあるため、発表時のニュースには世界から多くの注目が集まるでしょう。

CoinPostの参考記事

金融庁:今夏に仮想通貨交換業者の審査を厳格化か|立入検査結果をGW明けに総括する可能性も
金融庁が仮想通貨交換業者の登録審査基準を厳格化すると日経新聞が報じています。一度業務改善命令を出されたZaifやGMOコイン、特に不穏な動きが目立つZaifへの対応が発表されるのかが焦点になるでしょう。

Blockchain Week New York

Blockchain Weekが5月11日にニューヨークで開催されることに関して、Kelly氏は、ビットコイン価格がさらに上昇することになるだろうと予想しています。

ニューヨークのBlockchain Weekでは、仮想通貨業界最大のイベントであるコンセンサスも開催されます。

CoinPostの関連記事

世界最大規模の仮想通貨イベント「コンセンサス2018」が開幕間近
2018年5月14〜16日にかけて米ニューヨークで開幕する、過去最大規模の仮想通貨イベント「Consensus(コンセンサス)2018」。どのような点が特に注目されているのか、注目のスピーカーを交えて解説していきます。

コンセンサスでは、ブロックチェーン関連企業の就職セミナーも開催される予定で、ブロックチェーン人材の交流や獲得が活発化します。

Blockchain Weekはすでにロンドンやベトナムでも開催されており、今後もこのようなイベントが開催されることによって、各都市でブロックチェーン人材の獲得が活発化することになるでしょう。

したがってKelly氏は、仮想通貨のさらなる応用を期待した買いが増加すると考えているようです。

以下の記事でブロックチェーンウィークの注目イベントを紹介しています。

有名ラッパーSnoop Doggも参加:New York Blockchain Weekとは
米国ニューヨーク州ニューヨーク市で、5月11日から17日にかけてブロックチェーン・ウィークが開催されます。有名ラッパーSnoop Doggも公演予定のVIPパーティーをRipple社が主催する予定です。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧