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英国政府機関が仮想通貨の最新意識調査 国民はポジティブな姿勢が明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

FCAの仮想通貨に対する意識調査

英国の金融規制当局、金融行動監視機構(FCA)が暗号資産(仮想通貨)について、最新の消費者意識調査を発表。同国の仮想通貨ユーザーは増加しており、また仮想通貨に対する前向きな意識が高まっていることを示す結果になった。

調査は、2021年1月5日から1月24日にかけて、2,568名を対象としてオンラインで行われたもの。さらに仮想通貨保有に関する詳細な質問については、仮想通貨ユーザー(現在または過去に仮想通貨を所有したことがある人)994人も対象に追加して回答量を確保している。

まず全イギリス人を代表するサンプルとなる2,568名については、回答者の4.4%が現在仮想通貨を保有していると答えた。昨年の3.9%から上昇した形だ。この数値から推計すると、英国では現在230万人が仮想通貨を所有していると考えられるという(2020年は推定約190万人)。

保有額の中央値も上昇し、昨年の260ポンド(約4万円)から300ポンド(約4万6,000円)になった。なお、かなりの回答者が「額を明かさない」ことを選んだため、約42%は保有額不明であり、調査結果の正確性に影響している可能性もある。

仮想通貨ユーザーは昨年と同様に、大部分が男性(78%)で、35歳以上(70%)だった。

また、仮想通貨ユーザーは「仮想通貨について聞いたことがある」と答えたすべての成人と比較して、10万ポンド(約1,500万円)以上の収入を得ている可能性が2倍以上であることが示された。

最も保有率の高い銘柄はビットコイン(BTC)で、ユーザーの66%、次にイーサリアム(ETH)が35%、ライトコイン(LTC)が21%、XRP(リップル)が18%、ビットコインキャッシュ(BCH)が15%であった。

仮想通貨で損害をこうむるリスク

金融行動監視機構(FCA)は、仮想通貨で損害をこうむるリスクに関しても調査。「収入が2万ポンド(約300万円)未満」「仮想通貨への投資は経済的に保護されていると考えている」「仮想通貨を購入する際に借入をしたことがある」「仮想通貨の定義を知らない」というリスク要因を挙げた。

しかし全体的に、こうした要因が2つ以上重なっている消費者は比較的少なかったという。「仮想通貨が何らかの(制度的)保護を受けている」と考え、さらに借金をして投資していた仮想通貨ユーザーは5%だけだった。

半数以上がさらなる購入を想定

仮想通貨所有者の3人に2人(66%)が、投資からプラスのリターンを得たと報告しており、損失を報告したのはわずか11%である。

仮想通貨ユーザーの53%は、「仮想通貨でよい経験をしたので、さらに購入する可能性がある」と回答、これは昨年の41%から増加した形だ。また57%が「可処分所得が増えれば、もっと仮想通貨を購入する」としている。

仮想通貨の保有期間については、37%が「今後どのくらいの期間保有するかわからない」とした。具体的に保有する予定の期間を答えた者については、16%が「3カ月以内に売却するつもりだ」と回答し、49%が「5年以上保有するつもりだ」としており、長期保有を考えている者の割合が高いことが示されている。

仮想通貨の利用方法

仮想通貨の利用方法についてユーザーに尋ねたところ、投資収益目的以外でも仮想通貨がかなり利用されていることが分かった。ユーザーの29%が「他の仮想通貨に交換したことがある」としており、27%が「商品やサービスを購入するために仮想通貨を使用したことがある」と回答した。

ステーブルコインの普及率は低い

今回の調査からステーブルコインに関する質問事項も加わった。仮想通貨ユーザーの87%が、購入した銘柄の中にステーブルコインはなかったと答えており、まだそれほど普及していないことを示唆している。

ステーブルコイン

法定通貨の米ドルなどに価値を裏付けられた、安定性の高い仮想通貨のこと。主に、法定通貨で価値を担保するタイプと、供給量を調整することで価値を担保するタイプの2種類がある。その性質上、決済で利用されやすい。

▶️仮想通貨用語集

ステーブルコインを購入していない理由については、45%が「ステーブルコインについての知識不足」、15%が「購入方法についての知識不足」を挙げた。また、46%が「メリットがよくわからない」または「買う必要がない」としていた。

イングランド銀行(英国の中央銀行)のAndrew Bailey総裁は、これまでに複数回にわたり、仮想通貨について「本質的な価値がない」などと批判的な姿勢を示してきたが、ステーブルコインについては将来重要な役目を持つ可能性があると発言している。

関連英中銀総裁「デジタルマネーは公益に合致するかどうか評価すべき」

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