はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレットが突然送られてきたら警戒を Ledger公式も注意喚起

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Ledgerの偽物が送付される事例

広く使われる暗号資産(仮想通貨)のハードウェアウォレットLedgerについて、偽物が送りつけられてくる事例があると注意喚起が行われている。オンライン掲示板サイトRedditでは、あるユーザーが実物を開封して警告した。

この「Ledger Nano X」ウォレットは、本物のようにパッキングされており、仏Ledger社のロゴが入った手紙が添えられている。同社から漏洩した顧客情報がハッキングフォーラムに掲載されたことに言及し、ウォレットを新しいものに交換する必要があると説明する内容となっている。

手紙の一部は次のように述べている。

セキュリティ上の理由から、あなたは安全を確保するために、当社がお送りした新しいウォレットに切り替える必要があります。ウォレットのセットアップ方法についてのマニュアルも同封しました。

当社は、漏洩が再び起こらないように機器の構造を変更しました。

Redditの投稿者は、ウォレットを分解し、回路基板が改造されていることも確認したという。

マニュアルは、偽のLedger Liveアプリを実行し、ユーザーに自分のウォレットの回復フレーズ(秘密鍵)を入力するよう指示している。ウォレットの回復フレーズは、そのウォレットをインポートして、そこに含まれる仮想通貨を取り出すことを可能にするもの。

偽のアプリに入力された回復フレーズが詐欺師に送信され、ウォレットの資産を盗める状態にする仕組みのようだ。

回復フレーズ(リカバリーフレーズ)

紛失などで仮想通貨ウォレットへアクセスできなくなった場合に、復元させるための単語(複数)。

▶️仮想通貨用語集

情報漏洩以降、フィッシングが増加

Ledger社も、この偽ウォレット送付詐欺について把握しており、ホームページ上で警告している。同社はLedger Liveアプリは公式からダウンロードする必要があると呼びかけ、また「Ledger社やLedger Liveが、24語の回復フレーズを求めることはない」と警告した。

2020年にLedger社がサイバー攻撃を受け、ユーザー氏名やメールアドレスなど顧客情報が不正流出。それ以来、漏洩した名簿に含まれていた一部のユーザーには、フィッシングメールなどが届いている。

なおこの際、日本の正規代理店「ハードウェアウォレットジャパン」は、購入経路が日本の販売代理店の場合、仏本社とは別に個人情報を管理しているため問題がないと説明していた。

関連「米国対象者91432件、日本対象者1372件」情報漏洩した仮想通貨ウォレット仏Ledgerがリスト公開

Ledger社の注意喚起

Ledger社は、この他にAmazonなど通販サイトで、すでに初期化され回復フレーズの付与されたウォレットが販売されていた事例についても報告し警戒を促している。本来、ユーザーはウォレットを自分で初期化しなければならないものだ。

その他にも、Ledger社はテキストメッセージや電話、郵便などでユーザーに連絡することはなく、その場合はフィッシング行為にあたる可能性が高いこと、偽のLedger社ドメインに注意することなども呼びかけている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧