はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米決済大手Visa、仮想通貨部門を強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Visaが仮想通貨部門を強化

米決済大手Visaは暗号資産(仮想通貨)のチームを強化するために、新たに2名の採用と、3名の配属を行った。ビットコイン(BTC)、ステーブルコイン、非代替性トークン(NFT)、分散型金融(DeFi)など様々な分野に取り組んでいく見込みだ。

Visaの仮想通貨部門責任者Cuy Sheffield氏がTwitter上で新しくチームに配属された社員を紹介している。

まずVisaの新興市場向け仮想通貨戦略責任者としてChike Ukaegbu氏が入社。Ukaegbu氏は、ニューヨークを拠点とする、マイノリティ支援や多様性を重視したスタートアップ投資企業「Startup52」の創設者である。またアフリカの国ナイジェリアで大統領候補として選挙に出馬した経験を持つ。

Sheffield氏はUkaegbu氏について「金融包摂の熱心な支持者」で「テクノロジー、起業家精神、公共政策」が交差する場面で様々な経験があると述べた。

またCatherine Carle氏も新規採用された。Carle氏は、Visaへの入社前はヘルスケアのイノベーションと起業支援の分野で働いていた経歴がある。Visaでは、仮想通貨が社会に及ぼすインパクトやコミュニティ・パートナーシップなど社会的な側面を担当するという。

具体的には、貧しいコミュニティや起業家に対して金融アクセスや教育を支援するチームに加入した。

Visaの仮想通貨部門は、配置換えにより社内の他の部署からも新しいメンバーを迎えた。

商品化・市場投入の責任者だったAnuj Bathla氏は、グローバル仮想通貨事業開発チームに配属される。このチームは、仮想通貨取引所やウォレットなどを提供する企業とパートナーシップを構築し、そうした企業のVisaカード発行を支援する部署だ。

送金機能Visa Directを担当していたプロダクトマネージャーDaniel Mottice氏はUSDコイン(USDC)決済機能などステーブルコインを担当するチームに参加。国際決済へのステーブルコインの使用に重点を置いて取り組んでいく見込みだ。

また数年前に新卒雇用プログラムで入社したAlex Chiang氏は、プロダクトチームの一員となる。電子商取引におけるNFTの採用拡大に注力するほか、Visaの顧客が分散型金融(DeFi)を活用できるようにする取り組みを行っていくという。

NFT(非代替性トークン)

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。最近では、ブロックチェーンゲームのアイテムの交換などに用いられるのみならず、アート作品の所有権の証明や、スポーツクラブのファンコミュニティ形成の手段などとして注目を集めている。

▶️仮想通貨用語集

ビットコインからNFT、DeFiまで

Sheffield氏は、次のように締めくくった。

素晴らしいメンバーと協力して、当社がビットコイン、ステーブルコイン、NFT、DeFi、パブリックブロックチェーンを促進する能力を強化していけることに感謝したい。

Visaが幅広い分野で仮想通貨に取り組んでいくことを示すコメントである。

またVisaは、仮想通貨チームをさらに拡大予定だ。Sheffield氏は、同社が仮想通貨部門の製品管理、事業開発、エンジニアリングについても人材を募集していることに言及した。

VisaのAlfred Kelly CEOは4月に「仮想通貨・デジタル資産の決済、売買、金融機関へのAPIサービス、ステーブルコインの決済、中央銀行デジタル通貨(CBDC)」という分野に注力していくと語っている。

関連「仮想通貨事業を大規模に」米決済大手Visa CEO、事業計画に言及

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧