はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム2.0の運用利回り、個人・機関投資家の重要収入源に:JPモルガン

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

期待されるステーキングの収益性

米金融大手JPモルガンのアナリストは、よりエネルギー効率の高いブロックチェーンの普及が進むと、暗号資産(仮想通貨)のステーキングから発生する利益は、個人投資家だけではなく、機関投資家にとっても新たな収入源となるだろうと主張している。

ステーキング

ステーキングとは、一定量の仮想通貨を所定の期間、ネットワークに預け入れることで報酬が得られる仕組み。

▶️仮想通貨用語集

米フォーブス誌の報道によると、JPモルガンは新たなレポートの中で、イーサリアム(ETH)がプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行すると、PoSコンセンサス・メカニズムの採用が他のブロックチェーンでも推進される可能性が高いと指摘。

現在、仮想通貨のステーキングは年間で90億ドル(約1兆円)相当の収益を生み出しているが、イーサリアム2.0移行完了後、業界全体での収益総額は200億ドル(約2.2兆円)、2025年までには400億ドル(約4.5兆円)にまで急拡大すると予想している。

関連:仮想通貨ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

現行のイーサリアム・メインネット(PoW)は、2022年までにイーサリアム2.0に統合され、PoSへと完全に切り替わる予定。

レポートでは、米大手取引所コインベースの場合、2020年に1,040万ドル(約11.6億円)だったステーキングによる収益は、2022年には2億ドル(約223億円)となると推定した。

米コインベースは、イーサリアム2.0のステーキング代行サービスを今年4月から開始している。

関連:米コインベース、イーサリアム2.0のステーキングに対応開始

ステーキングの利回り

ステーキング関連データサイト「Staking Rewards」は現在、218の仮想通貨銘柄と1万7507のステーキング・プロバイダーを追跡しているが、その平均報酬率は14.95%に上ると発表している。

JPモルガンは、現在の「ゼロ金利環境」では、利回りが投資のインセンティブになっており、ステーキングで得られる高い利回りによって「ドルや米国債、マネーマーケットファンドなどの他の資産クラスへの投資と比較した場合の、仮想通貨保有の機会費用を軽減できる」と説明している。

安定した収益を手にするには

継続してステーキング報酬を受け取れるか否かは、仮想通貨市場のボラティリティに依存するところが大きい。利回りが高くとも、ステークした資産自体の価値が下落すると、実質的に得られる収益も縮小する。仮想通貨市場が成熟し、ボラティリティが低下することで、ステーキングから安定した収入を得ることが可能になる。

そのため、JPモルガンのアナリストは、仮想通貨のボラティリティの低下がステーキング市場の拡大を後押しする重要な要因となるだろうと指摘した。

また、ステーキングに対する懸念事項として、アナリストは、トークンの新規発行によるインフレの可能性をあげた。仮想通貨の価値を維持するためには、新規にトークンを発行する際のプロトコルに、インフレ抑制の仕組みが実装されていることが重要だと注意を促した。

堅調なETH2.0ステーキング

CryptoQuantのデータによると、6月25日時点でのETH2.0へのステーキング額は591万6192ETHと堅調に推移している。

出典:CryptoQuant

また新規に預け入れたアカウント数(32ETH以上)も、6月25日までの直近2ヶ月間で、6911から3万4,910と約5倍となり、飛躍的な伸びを見せているようだ。

出典:CryptoQuant

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/01 木曜日
14:00
ビットコイン最高値更新・ETF100本超誕生へ ビットワイズ「26年10大予測」
米ビットワイズが2026年仮想通貨市場の10大予測を発表。ビットコインの史上最高値更新、米国でETF100本超の上場、アイビーリーグ大学基金の投資参入などを予測。機関投資家の需要加速と規制改善で強気相場再来か。
12:00
2026年特に注目する「Web3関連トレンド」は?有識者9人が予想
業界有識者が2026年の仮想通貨市場を予測。RWAトークン化、AI×ブロックチェーン、金商法移行、予測市場など注目トレンドを解説。申告分離課税導入で変わる日本市場と投資家へのアドバイスも紹介。
10:15
ビットコイン年始相場、トレジャリー企業の動向が焦点に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコイン市場は昨年10月11日のフラッシュクラッシュ以降、継続的な下落基調が続いている。大口買い手であるトレジャリー企業の動向は2026年前半の相場を占う上で大きな分かれ目となる可能性がある。
10:00
2026年にビットコインは最高値更新か 仮想通貨の重要な投資テーマは?=グレースケール予測
グレースケールが2026年のビットコイン最高値更新を予測。さらに、AI・DeFi・ステーブルコインなど仮想通貨市場の重要な投資テーマとなる項目も挙げた。
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧