はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

過去最大のディフィカルティ調整でビットコイン底入れサインとなるか、今後の相場の方向感は bitbank寄稿:仮想通貨週次市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の相場の動きは

今週のビットコイン(BTC)市場は、35,000〜36,000ドル台で上値を重くする展開が続く。また中国でのマイニング規制を引き金に、歴史的な難易度調整も行われた。


目次
  1. 各市場の騰落率
  2. bitbank寄稿

各指標の騰落率一覧

7/2(金)終値時点の週間騰落率は、以下のようになった。

CoinPostで作成

月初来騰落率

CoinPostで作成

年初来騰落率

CoinPostで作成

(今週の騰落率は、先週の終値、今週の終値を用いて計算。月初来、年初来についても前の月、年の終値で計算)

(仮想通貨の価格は取引所コインベースを参照、各銘柄の価格はTradingviewを参照)

6/26〜7/2のBTCチャート

CoinPostで作成

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週のビットコイン対円相場は、7月2日正午時点で上に往って来いとなっており、短期では350万円台後半で今一つ方向感に欠ける展開が続いている。

週前半のビットコインは、CMEでの取引開始と同時にポジションを入れ直す動きがあったか、上昇し390万円にタッチした。その後は週末に大幅低下したハッシュレートの復調や、イーサリアムのイーサ(ETH)を中心にアルトコイン相場上昇の恩恵を受け続伸。週央にかけてはドイツ証券取引所の暗合資産(仮想通貨)ブローカー買収や米住宅価格指数の記録的上昇を受けて400万円を奪回した。

一方、週後半からの相場は上値の重い展開に一変。30日からはアルト相場の反落やドル買いの流れを切っ掛けに390万円を割り込み、米国の雇用に関する指標(ADP雇用レポート、新規失業保険申請件数)の改善や、本邦政府が、ビットコインが外国為替に該当しないという見解を示したことが相場の重石となり、足元では、2日午後9時30分発表の米雇用統計を警戒してか売りが先行し370万円割れを試している。

第1図:BTC対円チャート(1時間足)出所:bitbank.ccより作成

ビットコインは今週末、念願の採掘難易度(ディフィカルティ)調整が入る予定となっており、BTC.comによると、本稿執筆時点で-26.44%と過去最大のディフィカルティ下方調整となる見通しだ。

5月からの中国国内マイニング禁止によるハッシュレートおよびブロック生成時間への影響は多大なものとなっており、ハッシュレートは4月の最高値から一時70%近く低下し、ブロック生成時間は1日の689301ブロックで2時間19分と11年ぶりの長さとなり、ネットワークの不安定さが懸念されていた。

今回のディフィカルティ大幅下方調整を通過すれば、ハッシュレートの底打ちに加えブロック生成時間の正常化も期待され、ビットコインのネットワークのファンダメンタルズにあたる指標は改善が見込まれる。2018年11月の「ハッシュ闘争」や2020年3月のコロナショックの際もそうだが、ハッシュレートが大幅に低下し相場も追随した後は、ハッシュレートの底打ちと復調が相場の底入れサインともなっていた。

今週は、雇用統計の先行指標ともなるADP雇用レポートが市場の予想を上回る結果となったことで、足元のビットコインは弱含んでいるが、2日の雇用統計を通過し、無事にディフィカルティ調整もこなせば、相場の方向感にも変化が出てくるか。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:bitbank_markets公式サイト

前回レポート:ビットコインはアク抜け感不足、来週はCPIサプライズの再来に注意

関連:ビットコインの高騰理由を解説、加速する資金流入に「3つの要因」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/11 月曜日
14:54
ビットコイン現物ETF、6週連続の純流入 先週は約975億円の資金流入
ビットコイン現物ETFに先週約975億円の純流入、6週連続のプラス。IBITが流入をけん引し、累積純流入額は593億ドル超に。
14:14
スイ、今年中に秘匿取引を導入へ プライバシー決済と大規模決済に対応
Mysten LabsのアビオドゥンCPOが、Suiブロックチェーンで2026年中に秘匿取引機能を導入すると表明。プライバシー決済と大規模決済への対応を目指す。
13:30
ブラックロック、トークン化MMF関連商品2件をSECに申請
ブラックロックがステーブルコイン保有者向けのオンチェーン対応MMF関連商品2件をSECに申請した。両ファンドは、ステーブルコインで資産を保有する投資家が、規制準拠型の安全資産で利回りを獲得できるように設計されている。
13:02
ストラテジーのセイラー会長、ビットコイン売却可能性について詳細語る
ストラテジーのセイラー会長が仮想通貨ビットコイン売却の可能性と戦略的意図を解説した。損益分岐点や、純購入者の立場を維持する意欲も示している。
10:56
12年以上休眠の古参ホルダー、500BTCを移動 含み益は約88倍に=Lookonchain
12年以上休眠していたビットコインの古参ホルダーのウォレットが500BTCを移動。取得時の約88倍となる約4,062万ドル相当で、含み益は約4,017万ドルに達する。
10:23
カントン・ネットワーク、470億円規模の資金調達を計画=報道
金融機関向けブロックチェーン「カントン・ネットワーク」運営会社が、a16zクリプト主導で約470億円の資金調達を目指している。大手企業から注目を集める中での動きだ。
08:43
モルガン・スタンレーのビットコインETF、運用開始1カ月で約304億円を純流入 日次流出はゼロ
モルガン・スタンレーのビットコインETF「MSBT」が運用開始1カ月で約304億円を純流入。日次流出ゼロという記録を達成し、機関投資家の強い需要を示した。
08:13
韓国の仮想通貨保有額、1年余りで半減 株式市場好調が資金吸収
韓国の仮想通貨保有額が1年余りで半減。株式市場への資金流出に加え、AML規制強化や2027年の22%課税方針が市場の重しとなっている。
05/10 日曜日
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETHのグラムステルダム集中作業やソラナとグーグルのAI決済発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|ビットコインの量子脅威対策や5年以内100万ドル到達の強気予測に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策、VanEckのマシュー・シーゲル氏によるビットコイン価格の強気予測、ホワイトハウスによるクラリティー法案の成立目標設定に関する記事が関心を集めた。
05/09 土曜日
13:15
トランプ・メディア1〜3月期決算、仮想通貨下落などで大幅損失 キャッシュフローは黒字維持
トランプ・メディアが2026年1~3月期決算を発表。仮想通貨などの含み損が響き大幅な純損失を計上。一方、金融資産は前年比3倍に拡大し営業キャッシュフローは黒字だ。
11:00
ジーキャッシュ、量子コンピュータ耐性ロードマップを公表 クロスチェーン流入も好調
プライバシー仮想通貨ジーキャッシュの開発企業CEOは、量子回復性ウォレットを1か月以内に展開し、18か月以内に完全なポスト量子化を目指すと表明した。
10:20
米上院銀行委員会、クラリティー法案を5月14日にマークアップ予定
米上院銀行・住宅・都市問題委員会が5月14日の正式会合で注目の「クラリティー法」のマークアップを実施する予定だ。利回り条項は妥協済みだが、トランプ一族の仮想通貨利益をめぐる倫理条項が新たな焦点に浮上した。
08:10
コインベース、サービス障害発生後に取引再開
仮想通貨取引所コインベースは、サービス障害が発生したと発表。その後、主要な問題は完全に解決したと説明しており、停止していた取引サービスを再開している。
07:55
アプトス、機関取引・AIエージェント向け基盤に78億円超を投入
アプトス財団とアプトス・ラボが8日、機関投資家向け取引と自律AIエージェントの2分野に特化した5000万ドル超のエコシステム投資を公表。自社プロダクト、研究、プロトコル基盤、戦略ファンドに資金を配分する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧