はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

国際DeFi連合、金融活動作業部会(FATF)にDeFi分野の規制原則を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「国際DeFi連合」が公開書簡

世界各地から350社を超える暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン企業が参加する複数の業界団体が、分散型金融(DeFi)の規制のあり方について、連名で金融活動作業部会(FATF)宛ての公開書簡を送ったことがわかった。

FATF:金融活動作業部会

FATF(Financial Action Task Force)は、資金洗浄対策やテロ資金対策の国際基準(FATF勧告)を策定し、その履行状況について相互審査を行う多国間の枠組みのこと。G7を含む37カ国・地域と2の国際機関がFATFに加盟しており、FATF勧告は、世界190以上の国・地域に適用される。1989年設立。

▶️仮想通貨用語集

いわゆる「国際(世界)DeFi連合」(Global DeFi Coalition)として連携する以下の6団体は、この新しい金融セクターにおける規制原則として6つ指針を提案した。この提案は、6月25日に発表されたFATFの仮想通貨ガイダンス適用に対する報告を受けたもので、連合は「バランスの取れた」アプローチを求めている。

  • ACCESS(シンガポール)
  • ビットコイン協会(Bitcoin Association:スイス)
  • ブロックチェーン協会(Blockchain Association:米国)
  • Blockchain for Europe(欧州)
  • CryptoUK(英国)
  • INATBA(International Association for Trusted Blockchain Applications、ベルギー拠点)

関連:FATFの仮想通貨ガイダンスはどれだけ遵守されているか──レビュー結果を公開

規制プロセスには業界のインプットが不可欠

「国際DeFi連合」6団体からFATFへの書簡では、業界が規制に関する推奨事項を提案することで、当局が「潜在的な規制の不備」を回避できるようにサポートすることを目的としていると述べている。

規制の主なリスクは、早まった規制によりイノベーションが阻害され、独創的な新しいアイディアが生まれないことだと連合は指摘。昨年、「驚異的な成長」を遂げた一方で、まだ「革新と実験の初期段階にある」DeFiについて、規制当局が十分に理解し、適切に規制アプローチを調整することが極めて重要だと主張した。

そのため、規制当局と業界関係者がグローバルレベルで、また地域レベルで協議できるフォーラムの設立や、規制当局が業界のワーキンググループに参加し意見交換を行う機会を設けるよう提案した。

また、規制を設計する時点で、技術そのものに対してではなく、活動やその結果に対して規制を設けるように注意する必要があると強調した。例えば、紙には詩を書くことも、契約書を書くこともできるが、契約書は規制しても詩を規制すべきではないと述べ、「紙や(ソフトウェアの)コードではなく、活動主体や提供される活動を規制しよう」と提案した。

6つの提案

書簡では、DeFiのメリット(コスト削減、透明性の向上、システムリスクの軽減、金融包摂、プライバシー保護など)を説明し、中央集権的なシステムで起きる犯罪を防止するための規制を、DeFiに強いるべきではないと強調した。また、仲介者の存在しない分散型金融では、管理者の役割や責任に焦点を当てるのではなく、システムと違法行為の監視をサポートする技術的ソリューションの採用など、新たな規制の枠組みが必要となるとした。

以下が、FATFへの具体的な提案となっている。

1. 事業者に課せられる規制は、対応するビジネスモデルに関連する、より広い文脈の要素を考慮すべきである。
(例:顧客資金にアクセスしないデータ処理業者に、顧客資産の凍結など技術的に不可能なことを求めない。)

2. デジタル化(完全に自動化)されたプロセスに、アナログや手動ステップの導入を要求しない。
(対面での顧客確認を要求するなどがその一例)

3. 金融仲介業者が顧客確認で協力することを許可する。
(第三者による身元証明を有効とすることで、一つの取引に多くの業者が関わるDeFiで、同じKYCの義務を繰り返さなくて済むようにする。)

4.差別化されたリスクベースのアプローチを採用する。
(パブリック・ブロックチェーン上の取引リスクは、プライベートな取引よりもマネーロンダリングのリスクが低いことを認識し、それに見合った対策を適用する)

5. 基本的な規制原則のガイドラインは、Defi業界と共同で策定されるべきである。
(コード作成者を含む業界の専門家と協力して、急速に発展する分野の最新の情報を取得し、適切で柔軟な規制の対応を図ること)

6. 仮想通貨のグローバルな性質を考慮し、規制当局と業界の間で協力と連携を強化する。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/17 土曜日
13:55
クラーケン、ビットコイン市場の変化を指摘 2026年6つの注目テーマとは?
クラーケンが2026年の仮想通貨市場を展望するレポートを公開した。ビットコインの供給やボラティリティの変化を指摘し、6つの注目テーマも挙げた。
11:40
トランプ政権が仮想通貨法案への支持撤回を検討か、コインベースの譲歩求める=報道
仮想通貨記者エレノア・テレット氏は土曜日、ホワイトハウスがコインベースの譲歩なしに仮想通貨市場構造法案への支持を完全に撤回する可能性を検討していると報じた。トランプ大統領の不満が明らかに。
11:25
モネロが最高値更新も仮想通貨盗難事件に関係か、 EU規制強化は需要増に寄与
オンチェーン探偵ザックXBT氏は約3億ドル規模の仮想通貨盗難事件の犯人がモネロに資金を交換したことが価格急騰の要因と指摘。各国の税務報告義務化でプライバシー需要の高まりも一因に。
10:15
「ビットコイン価格反発も弱気相場は継続か」クリプトクアント分析
クリプトクアントは最新レポートで仮想通貨ビットコイン価格の最近の反発は弱気相場の範疇だと分析した。各指標から2022年のベア相場パターン再現の可能性を解説している。
09:55
ヴィタリック、2026年をイーサリアムの自己主権回復の年と宣言
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は17日、2026年をブロックチェーンの自己主権と非中央集権性を取り戻す年と表明した。
08:25
JPモルガン、2026年ビットコインマイニング業界改善を指摘
JPモルガンは2026年1月の報告書で、米国上場のビットコインマイニング企業14社が2週間で130億ドルの時価総額を増加させたと発表している。
07:50
ブラックロックの顧客、15日に計735億円分のBTCとETHを購入
ブラックロックの顧客は15日、現物ETFを通して約499億円分の仮想通貨ビットコインと約236億円分のイーサリアムを購入した。機関投資家らの資金流入が増え始めているとの見方がある。
07:25
米上院司法委員会が仮想通貨市場構造法案のDeFi条項に懸念表明、審議に影響か
米上院司法委員会の議員らが仮想通貨市場構造法案に含まれるブロックチェーン規制確実性法への懸念を表明し、事前協議の欠如と州・地方当局への影響を指摘。
07:02
韓国の1000万人超の利用者に影響か Googleプレイストア、未登録海外仮想通貨取引所アプリを禁止予定
韓国のグーグルプレイストアは1月28日から未登録海外仮想通貨取引所アプリの配信と更新を禁止する。バイナンスやバイビットなど主要海外取引所が対象となり、韓国の1000万人超の利用者に影響を与える見込みだ。
06:30
カナン、ナスダックから上場廃止警告 株価基準違反で
仮想通貨マイニング機器大手のカナンがナスダックから株価基準違反の通知を受けた。株価が30営業日連続で1ドル未満となったため、7月13日までに基準を満たす必要がある。
06:15
米司法省、ベネズエラ人を約10億ドルのマネロン容疑で起訴 仮想通貨などの使用で
米司法省がベネズエラ国籍の容疑者を約10億ドル規模のマネーロンダリング共謀容疑で刑事告発した。仮想通貨ウォレットや銀行口座を使用して不正資金を米国内外で洗浄していたとされている。
05:55
量子脅威を理由に投資推奨からビットコイン除外、投資銀行ジェフリーズ
投資銀行ジェフリーズがモデルポートフォリオからビットコイン10%配分を削除した。量子コンピュータの進展がビットコインの安全性を損なう可能性を懸念し、金への配分に置き換えている。
05:40
米司法省、サムライウォレット押収ビットコインを戦略準備金として保管
ホワイトハウスのデジタル資産顧問は、サムライウォレット開発者から押収されたビットコインが売却されていないことを米司法省が確認したと発表した。押収資産は戦略ビットコイン準備金の一部として保管されると確認。
01/16 金曜日
19:44
7月開催「WebX 2026」と2月初開催「MoneyX」の新情報を公開|WebX 2026 Visionary Night
CoinPostは「WebX Visionary Night 2026」でアジア最大級Web3カンファレンス「WebX 2026」の7月13-14日開催を発表。併せてステーブルコイン特化の「MoneyX 2026」を2月27日に初開催。平将明前デジタル大臣がAI×Web3の重要性に言及した。
19:30
次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」発表第一弾
次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」が2月27日にザ・プリンス パークタワー東京で開催。ステーブルコインを軸に通貨の進化を議論する。Japan Fintech Week認定イベント。事前登録者数は1,000名突破。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧